2011年2月20日、移転して来ました。
リンク切れ多数あり。修正は一生終わらないかも・・・
米米倉庫 VOL.2 [ カ行 (書籍)]
管理人:カールスモーキー石井
TOKYO FM出版:2006年12月12日初版第1刷発行:¥952
第一弾・活動再開記念本に続いてのこれは、米米CLUB活動続行記念本!なのだ!!
やったー!!わーい!!・・・って、今頃読むとは、ちょと時期外れだったかも(苦笑)。活動続行は、とっくに大喜びしたからね~。
一番最初に、大阪での再会感激祭マエノマツリ編の、巻末にアトノマツリ編のカラー写真が合わせて47頁も載っている。石井さんのかっこいい事!そしてJ.O.のアットーテキさ!
大好きな米米倉庫日報もあるある。8月1日~9月27日(ツアー初日前日)分である。石井さん&メンバーがとっても忙しかったのが知れる。楽しそうではあるけれど、九年のブランクを踏みつぶしながら素晴らしいステージを作り上げていく為の努力は、並大抵のモノでは無かったのだ。
他に、石井さんのメンバーへのインタビュー、喫煙所でカールスモーキー石井さんとSUE CREAM SUEの脱力トーク、そして不思議なカールと竜ちゃんの世間話のコーナーもあり。
楽しいなー。いっそ隔月刊くらいで出してくれたら良いのに(^^)。
少女小説から世界が見える (川端有子) [ カ行 (書籍)]
少女小説から世界が見える ペリーヌはなぜ英語が話せたか
河出書房新社:2006年4月20日初版印刷:2006年4月30日初版発行:¥1600
第1章 若草物語、第2章 家なき娘、第3章 小公女、第4章 赤毛のアン、第5章 あしながおじさん、終章 エンド・オブ・イノセンス、以上六章とはじめに、おわりに、索引あり。
各章の最初に、作者の経歴など詳しい紹介がある。
副題に惹かれて購入。一応どの作品も、少女の頃に胸躍らせて読んだ物ばかりだ(「赤毛のアン」は苦手だったが)。若草物語など、何度読んだか判らない、小学生時分のバイブルだった。
今この本を読み終わって、再びあれらを読み直そうとは思えない。今まで気付いていなかった、背景について詳しく説明されているからだ。ちょっと暗い気持ちにもなる。
しかし読んで悪かったとも思っていない。時間をおいて、再び読み直したいと考えている。
この本を読み中だった為、つい昨日、TSUTAYAでペリーヌ物語12&13巻を借りて来てしまった。何度目だろう(苦笑)。
アニメ小公女の最終巻とペリーヌ物語のこの二巻、そして小公子の最終巻だけを繰り返し借りる習性があるわし。エンディングと言うかクライマックスだけ見たいのね。
お隣の小父さんが感動する所とか、つい驢馬の名前を言っちゃう所とか、セドリックの友達の兄が、奥さんの名前を呼ぶ所とかね♪
しずるさんと底無し密室たち (上遠野浩平) [ カ行 (書籍)]
しずるさんと底無し密室たち
The Bottomless Closed-Rooms In The Limited World
:富士見ミステリー文庫:平成16年12月15日初版発行:¥540
しずるさんと吸血植物、しずるさんと七倍の呪い、しずるさんと影法師、しずるさんと凍結鳥人、以上四編と幕間に「はりねずみチクタ、船にのる」収録。
結局、七倍の呪い以外はどれも何がどう密室なのか、よく解らなかった。しずるさんが謎の病気なのと、よーちゃんがスゴいお家の人らしいと言うのは判った。
病名を聞いたのなら、ネットで調べたら幾らでも情報はあるだろうにと思ったが。
あと、チクタの捜す時計職人さんの帽子についても判った。
七倍の呪いに出て来るセブンフォールド・カースと言うカードゲームは、あんまり面白くなさそう。二人がやっているのが、オリジナルのハウス・オブ・メディチクラフトだからだろうか。でも話は今巻では一番好きかも。昔読んだ「時の娘」と言うお話を思い出す。入院している刑事(だったかな)が、大昔の事件の謎を解くと言う話で、キーワード似ているよね。
カラー口絵のしずるさん、とっても美人さんだ。このシリーズは実は、イラストが目当てで買っているのかも。椋本夏夜さんのイラスト、大好き。
しずるさんと底無し密室たち The Bottomless Closed-Rooms In The Limited World
- 作者: 上遠野 浩平
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2004/12/09
- メディア: 文庫
<メモ>
しずるさんと無言の姫君たち (上遠野浩平) [ カ行 (書籍)]
富士見ミステリー文庫:2006年月日初版第1刷発行:¥540
しずるさんと白雪姫、しずるさんと人魚姫、しずるさんと眠り姫、しずるさんと赫夜姫、以上四編と幕間に「はりねずみチクタ、空をとぶ」収録。
第一章に出て来た雨宮と言う立場の偉そうな女性が綺麗です。椋本夏夜さんのイラスト、相変わらず美しい。しずるさん最高。
しかしやっぱり、しずるさんの病状についてははっきりせず、しずるさんとよーちゃんの関係も不思議な感じのまま。どこまでこの状態で引っ張るのだろう。・・・何十巻も先だったり?(汗)
内容で言えば、下半身が無いから「人魚姫」とはあまり思えない。背の低い人形を思い出したりはするだろうけど。よーちゃんが当てちゃったのは、凄いなと。しずるさんの影響もあるのかな。
個人的に、赫夜姫と言う当て字もどうだろうと思う。字面的に三文字に揃えたかったのかと考えてる。
しずるさんと無言の姫君たち―The Silent Princess In The Unprincipled Tales
- 作者: 上遠野 浩平
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2006/12
- メディア: 文庫
米米倉庫 VOL.1 [ カ行 (書籍)]
管理人:カールスモーキー石井
TOKYO FM出版:2006年8月30日初版第1刷発行:¥952
間違えて二冊も買ってしまった本(苦笑)。
米米CLUB活動再開記念本と称し、管理人カールスモーキー石井さんが、従業員(メンバー)紹介したり、日報書いたり、喫煙所でBONさんや石井竜也さん(あれ?)とダベったりしている。
従業員紹介では、解散時と現在の、それぞれの好きな食べ物・悩み・趣味・家族構成が見られる。家族増えてるのは普通だけど、減っちゃったり内訳が全然違っちゃってたりする人が居るのがちょと気になる(笑)。
米米倉庫日報は、日記好きには嬉しいー!3月1日から7月31日まで小さい写真付きで載っていて、米米の再会・再開状況がじわじわと判る。これ、もっと読みたいー!石井さんもっと書いてー♪
喫煙所での石井さんとBONさんの会話も楽しい。石井さんてば、そんな事を・・(笑)てな感じの内輪話をこっそり立ち聞きしてる感じ。
VOL.2も無事出たようだし、次の活躍はどうなってるのかな。もっとやっちゃって下さい!!と、読んでると、米米に逢いたくなる本。
Sweet Goddess 2 (叶恭子) [ カ行 (書籍)]
Sweet Goddess II 叶美香写真集
バウハウス:2006年11月15日発行:¥4000
「美の女神」叶美香さんの写真集。帯の通りゴージャスなエロス満載。
あっ言っておきますが、これぺんぎんのですから(笑)。
正面を見ているショットが全然無いのが残念といえば残念。目を伏せたり、目線をちょっとズラした瞬間が、エロチックなのでしょう。
お気に入りは、真ん中辺りの頁にある、白いガウン姿。白ストッキングに黒いハイヒール、そして真っ白なおしりを包む白いレースのパンティが、ロリータぽくて好きです。
あと終わりの方にある、見開きバストショットの乳首の美しさは感動ものでした。
ピンクのハイヒールのみ身につけ、薔薇の花束を持ち、窓辺に立つ美香さんは、本当に美しいです。
裁判長!ここは懲役4年でどうすか (北尾トロ) [ カ行 (書籍)]
文春文庫:2006年9月15日第6刷:2006年7月10日第1刷:¥629
作者は、オンライン古本屋「杉並北尾堂」店主で、定期購読している月刊誌ダヴィンチでも連載をお持ちの方だ。
しかし、タイトルと帯の文字だけしか見て居らず、作者がその人だと気付いたのは読み始めてからだった(苦笑)。
本作は、月刊「裏モノJAPAN」に連載された「人生劇場」と言う裁判傍聴記をまとめたものだ。傍聴人としての第一歩のおろおろした姿から描かれており、全然傍聴なんてした事の無い人(私だ)も、それがどんなものか解り易く、また作者が洗練されていない(失礼か)やり方で傍聴のキャリアを積んでいく為、その実態と言うものがよく判る。
裁判が判ってくると、判決の基準みたいなモノが出来てきて、(本作タイトルのように)心の中で、目の前の被告人に求刑しちゃったりとか。
傍聴マニアと呼ばれる人達との交流も面白い。週刊誌の記者が「売って下さい」と言ってくるような資料を作っている人とか。凄い。
ただ傍聴しただけで無く、裁判の周辺も色々と判ってくる良い本だった。7月に第1刷で、9月に第6刷って、面白いからでしょう。納得。
全米 (米米CLUB) [ カ行 (書籍)]
柴犬ゴンのへなちょこ日記 (影山直美) [ カ行 (書籍)]
米の器 上 (米米CLUB) [ カ行 (書籍)]
邪魅の雫 (京極夏彦) [ カ行 (書籍)]
講談社ノベルス:2006年9月26日第1刷発行:¥1600
目を離せず息もつけず(出来る限り)、一日で読み果せました。
読み終わった時は朝4時!「鴉」氏が出て来た辺りから、布団の上で、手に持った本が顔に落ちて来ると言う危ないシーンが何度か(笑)。確か、三回か四回くらいで、睡魔を追い払えたと思います。
で、「大磯・平塚地域限定特装版 」って何ー?(笑) 地域限定・・・。
重版分からの発送になりますので初回特典は付きません。
ってなければ、注文してたかもー!
スローな旅にしてくれ(蔵前仁一) [ カ行 (書籍)]
幻冬舎文庫:平成15年2月15日初版:¥495
世界を旅する作者の、色々な体験のコラムをまとめたもの。全40編。
1編が短いので、すぐ読めるし途中で止めやすい。
特に第3章の「がんばれ旅行者たち」が面白かった。「コメットさん」は怖かったけど!!
しずるさんと偏屈な死者たち (上遠野浩平) [ カ行 (書籍)]
富士見ミステリー文庫:平成15年6月15日初版:100円(¥540)
表紙の絵に惹かれて(椋本夏夜さん)ちょっと読んでみたら、これはわしの好きな「安楽椅子探偵物」じゃないですかー♪
古本屋で一話読んじゃって、帰って全部読み通しました。
しずるさん、謎が多いけどステキですー。よーちゃんも、名前不明だし正体不明で同じく謎めいてます。なんだか、西尾維新さんのいーちゃんを思い出します(ちゅか、ヒトクイマジカルを現在進行形で読んでます)。
もう一冊出ているようなので、探して読まなきゃ!
第1章 しずるさんと唐傘小僧
第2章 しずるさんと宇宙怪物
第3章 しずるさんと幽霊犬
第4章 しずるさんと吊られた男
以上四編と、合間に短編だが続き物の「はりねずみチクタのぼうけん」を収載。
実は、このチクタの事が一番気にかかっていたり。
草彅剛 ソウル純愛物語 (金子健) [ カ行 (書籍)]
アールズ出版:2004年9月7日初版第1刷:¥1100
ギャーーとうとう読んじゃいました!!
ええ、つよファンとしては押さえとかなきゃでしょ!
でもつよファンじゃ無い人には、まーったく面白くないのではと思われました!
わしも大昔に買って、読もうか読むまいか悩み、ずっと封印して来た本だったのですが、好い加減片付けねば(笑)と、ようやく開いた訳です。
読み易い文章だったし、内容も大変興味深かったので(つよファンだが知らない事多し)、あっと言う間に読み終えてしまいました。
とにかく、つよファン以外は面白くないと思います。つよファンでも(恥ずかしくて)読み出すまで勇気が要るかも(笑)。
あと、タイトルの純愛物語はおそらく、「ソウルへの愛」を指しているのでは無いでしょうか。
火曜クラブ (アガサ・クリスティー) [ カ行 (書籍)]
大好きなミス・マープルが活躍する13編を収録した短編集。
ある時、ミス・ジェーン・マープルの家に集まった人々の中で、女流画家ジョイス・ランブリエールが言い出した。ここに集まった六人で、毎週一度、謎解きをしようと。それが、火曜クラブの始まりだった。
他の四人は、作家のレイモンド・ウェスト(ミス・マープルの甥)、スコットランド・ヤードの警視総監だったサー・ヘンリー・クリザリング、老牧師ペンダー博士、弁護士ペサリック。
各人が出す謎はどれも全然様子が違うもので、そして誰も判らないと思われていたが・・・。
ミス・マープルがとってもステキ。
収録作品は、「火曜クラブ」「アスタルテの祠」「金塊事件」「舗道の血痕」「動機対機会」「聖ペテロの指のあと」「青いゼラニウム」「二人の老嬢」「四人の容疑者」「クリスマスの悲劇」「毒草」「バンガロー事件」「溺死」以上。
「青いゼラニウム」以降は、火曜クラブから一年後の話で、サー・ヘンリー・クリザリングが、旧友のバントリー大佐の家で、火曜クラブの話を少しした所から始まる。
マリア様がみてる 特別でないただの一日 (今野緒雪) [ カ行 (書籍)]
コバルト文庫:2004年12月15日第2刷(2004年10月10日第1刷):¥419
社内旅行 in 東京で読了一冊目。
とうとうリリアンの学園祭開催です!
山百合会の演目は、「とりかへばや物語」、主役は当然祐巳、そしてお手伝いの祐麒。
でも祥子様の考えは、通常の更に上を行く物でしたー♪なかなかやるなっ、と思いましたです、はい。
そっくりさんが入れ替わるお話の例として、由乃は「王子と乞食」、志摩子は「ふたりのロッテ」、そして乃梨子は「11月のギムナジウム」を挙げていました。乃梨子、通だね(笑)。
劇は大成功、でも最後に祥子は祐巳に凄く重い課題を出したのでした・・。
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<登場人物メモ>
マリア様がみてる チャオ ソレッラ! (今野緒雪) [ カ行 (書籍)]
コバルト文庫:2004年4月10日第1刷:¥419
待ちに待った楽しいイベント、修学旅行の巻です。
行き先は、さすがはリリアン、イタリアへ。7泊9日で巡るのです。
それでは、どうせだから日程をご紹介しましょう。
最初に降り立つのはミラノはマルペンサ空港。そこから、三クラスずつ、ローマから廻るルートとヴェネツィアから廻るルートの二グループに分かれます。祐巳達Aグループは、ローマから廻る方です。
ローマのフィウミチーノ空港、別名レオナルド・ダ・ヴィンチ空港に着いたAグループ(松、藤、桜組)は、ローマ市内のホテルへ向かいました。祐巳と由乃は231号室です。早速、初日からヤバそうな出来事が起きますが、無事クリア。これも後から良い思い出になるのでしょう。
二日目はヴァチカン市国で美術館とサン・ピエトロ大寺院を見学します。昼食の後サンタンジェロ城見学。その後、クラス毎の自由行動です。祐巳達松組は、ローマの休日をテーマに、スペイン広場とトレヴィの泉へ。桜組はボルゲーゼ公園散策。
三日目は、朝からクラス毎の自由行動日で、松組はサンタ・マリア・マッジョーレ教会、コロッセオ、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の真実の口へ。
四日目はフィレンツェに移動。サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から徒歩でホテルへ。ドゥオモを見学。
五日目、サン・マルコ美術館とピサ見学。
六日目は、グループで自由行動の日。祐巳たちは、午前中ウフィツィ美術館へ行ったあと、午後からはポンテ・ヴェッキオなどでショッピング。
七日目、ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅からサン・マルコ広場を経由して、ホテルへ。荷物を預けたら、サン・マルコ大聖堂見学とゴンドラ乗りを楽しみました。
こんな盛り沢山な日程の中で、色々な出来事が起こります。
突然現れたあの人!からのステキな「贈り物」とか、姿見せぬあの人の、影、影、影~♪とか。
祐巳の楽しそうな様子につられて、ついつい最後まで一気に読み通してしまいました。
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<登場人物メモ>
マリア様がみてる バラエティギフト (今野緒雪) [ カ行 (書籍)]
コバルト文庫:2004年4月25日第5刷(2004年1月10日第1刷):¥419
「降誕祭の奇跡」「ショコラとポートレート」「羊が一匹さく越えて」「毒入りリンゴ」の四編を「バラエティギフト」I~Vが繋ぐ構成になっている。
特に、羊が~の白ポンチョの話が面白かった。こういうその世界独自の話は興味深い。
それにしても、江利子は由乃が好きなんだろうか疑問だなぁ。
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<登場人物メモ>
「降誕祭の奇跡」
鹿取真紀:ひかりの担任。
黒須ひかり:リリアン高等部二年菊組。令のクラスメイト。小学六年生の時に知り合ったキョウコと再会する為にリリアン中等部に入学した。中等部二年の時は、祥子とクラスメイト。
三田今日子:ひかりの同級生。華道部。
安倍美嘉:鹿取真紀の、高等部時代のクラスメイト。クラスで一番小さくて守ってあげたくなるタイプの子。
渥美先生:奥さんの名前は早紀。娘はミカ。高等部の社会科の先生。
「ショコラとポートレート」
敦子、美幸:笙子のクラスメイト。瞳子のグループ。これは瞳子が中等部時代の話。
内藤笙子:小さい頃子供モデルをやっていて、カメラが苦手になった。
内藤克美:笙子の姉。高等部三年菊組。ロサ・フェティダ江利子のクラスメイトで、テストは常に学年のトップ5に入る。
「羊が一匹さく越えて」
四谷先生:化学担当。カマキリのような中年の先生。
他は、祐巳、志摩子、乃梨子といつものメンバー。
「毒入りリンゴ」
鳥井江利子、佐藤聖、聖のクラスメイトの加東。あと、話だけ山辺さん。
ヨーロッパものしり紀行《城と中世都市編》 (紅山雪夫) [ カ行 (書籍)]
マリア様がみてる レディ、GO! (今野緒雪) [ カ行 (書籍)]
コバルト文庫:2003年12月5日第2刷(2003年11月10日第1刷):¥438
今巻は一大イベント、体育祭です。
前巻・花寺の学園祭の翌日から、話は始まります。祐巳の二年松組では、各競技の出場選手を募っていますが、祐巳は可南子の事が気がかりで上の空。当然、痛いしっぺ返しが待っています(笑)。
その上、松組=緑チームの祐巳は、椿組=赤チームの可南子と、ある賭をしてしまうのです。
ハラハラドキドキ。
由乃は由乃で、いつの間にか現れた江利子と、再来月の剣道の試合の日まで、と言う期限付きの大変な「約束」をしてしまってるし。
本番では、競技風景も楽しかったし、フォークダンスのシーンもとっても面白かったです。可南子、瞳子、由乃、それぞれの思惑が。そして、祥子を見送る祐巳は少しはスールとしても二年生としても落ち着いて来たのだと思わせ、少なからず感動しました。
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<登場人物メモ>
小笠原融:祥子の父。
軽部逸絵:二年松組。陸上部員。由乃と意地を張り合って色別リレーに出場。
マリア様がみてる 涼風さつさつ (今野緒雪) [ カ行 (書籍)]
コバルト文庫:2003年12月10日第4刷(2003年7月10日第1刷):¥476
今回は、花寺高校の学園祭がメインのお話で、薔薇様方の舞台は、なんと櫓の上。
祐巳は、ストーカーに狙われたり、暴漢に掠われたりと大変な目に遭うが、最後は涙が出る程感動的なハッピーエンド。なんて幸せな祐巳ちゃん、と思ってしまいます。
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<登場人物メモ>
薬師寺昌光(あきみつ):花寺高校三年。日光。朋光と双子。
薬師寺朋光:花寺三年。月光。昌光と双子。二人して前生徒会役員で顧問。
高田鉄(まがね):花寺二年。趣味は身体作り。好物は鶏のササミとプロテイン。生徒会副会長。
小林正念(まさむね):花寺二年。得意教科は数学。苦手は数学以外。生徒会会計。
有栖川金太郎:花寺二年。愛称アリス。生徒会書記。
細川可南子:リリアン高等部一年椿組。身長179cm。祥子曰く「髪の異様に長い」後輩。
ヨーロッパものしり紀行《建築・美術工芸編》 (紅山雪夫) [ カ行 (書籍)]
新潮文庫:平成17年5月24日4刷(平成15年8月1日発行):¥400
シリーズ第三弾。と言うか、この巻の「はじめに」を読んだら、「全三冊に分けた」と書いてあるので、これはシリーズの最終巻らしい。それなら、カバーにもそう書いて慾しいものだ。
それはともかく、この巻ではヨーロッパの建築物について簡潔に解るようになっている。
特に、ロマネスク式、ゴシック式、バロック式の所の説明は、今までどれがどうなんだか疑問だったのが、よーく理解出来た。
名前の由来も判って面白い。ゴシックとは、何となく荘厳で美しいモノを現す単語のように思って来たが、名付けられた当時は野蛮人のモノのような意味が込められていたとは。
美術工芸の章でも、有名な陶器が、磁器に憧れたヨーロッパの人々が、磁器を目指して生み出した産物であったりと、興味深い話が盛り沢山。面白かった。
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ヨーロッパものしり紀行《神話・キリスト教編》 (紅山雪夫) [ カ行 (書籍)]
ヨーロッパものしり紀行(くらしとグルメ編) (紅山雪夫) [ カ行 (書籍)]
新潮文庫:平成17年5月20日6刷(平成15年5月1日発行):¥400
このヨーロッパものしり紀行のシリーズは全部で四冊あって、その中の二番目らしい。読み終わってから目次を見たら、IIIとIVだったので。
この本が取り上げているのは、氷河、プラタナス、マロニエ、オリーブなどのヨーロッパを思い起こさせる自然のモノから、インド・ヨーロッパ語族の話、ロマ人、香水、琥珀等、細かい事物まで取り上げて、簡潔にまとめてある。
読みやすく、為になって面白かった。うんちくネタにも良いし(笑)。
一番興味深かったエピソードは、ドイツでは温泉に行くのに保険がきくって所。ついみんなに言って回ってしまった(苦笑)。
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マリア様がみてる 真夏の一ページ (今野緒雪) [ カ行 (書籍)]
コバルト文庫:2003年11月10日第5刷(2003年4月10日第1刷):¥438
三編収録。
「略してOK大作戦(仮)」は、花寺との学園祭応援を控え、祐巳が祥子の「男嫌い」を克服しようと一計を案じるお話。山百合会幹部(祥子除く)の努力が面白い。
花寺の生徒会に参加している祐麒もガンガン出て来て嬉しい(笑)。
「おじいさんと一緒」は、白薔薇姉妹のお話。でも主役は実は山口真美かも。そして実はオチが理解困難だった。志村タクヤは大学四年生なんだよね?甲之進はどうなの?結局は嘘があるんだよね?・・ちょっと納得出来てない所が・・
デダシの、志摩子と父の会話が楽しかったー♪
「黄薔薇(星)絵日記」は、令の日記がメインの短編。たーくさんの出来事を積み重ねてきた令と由乃の、ラブラブな日常って感じ。
ぜんっぜん話はズレるけど、昨日一昨日の24時間テレビで、三つ編みお下げの桂を被って出て来た中居くんは、由乃だった。「由乃だー!」って叫びつつ見てしまった(笑)。
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表紙中央は志摩子?志摩子に見えない・・
マリア様がみてる 子羊たちの休暇 (今野緒雪) [ カ行 (書籍)]
コバルト文庫:2004年1月25日第10刷(2003年1月10日第1刷):¥438
山百合会メンバーズの、夏休みの過ごし方。
黄薔薇姉妹はとても意外な過ごし方を、そして納得の結末(笑)。
白薔薇姉妹も、彼女達らしい楽しみ方をして。
そして、祐巳ちゃん歓喜の夏休み一大イベントは、祥子の別荘へご招待!!
幸せな夏休みで、読んでいて幸せだった。
加えて、今回祐巳ちゃんの年子で同学年の弟、祐麒が非常にかっこよかった。こんな優しくて思いやりがあって決断力もある弟なら、居ても良いな~と思った。
次の、彼人の活躍が楽しみだ。
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