※御注意※
2011年2月20日、移転して来ました。
リンク切れ多数あり。修正は一生終わらないかも・・・
2011年2月20日、移転して来ました。
リンク切れ多数あり。修正は一生終わらないかも・・・
裁判長!ここは懲役4年でどうすか (北尾トロ) [ カ行 (書籍)]
文春文庫:2006年9月15日第6刷:2006年7月10日第1刷:¥629
作者は、オンライン古本屋「杉並北尾堂」店主で、定期購読している月刊誌ダヴィンチでも連載をお持ちの方だ。
しかし、タイトルと帯の文字だけしか見て居らず、作者がその人だと気付いたのは読み始めてからだった(苦笑)。
本作は、月刊「裏モノJAPAN」に連載された「人生劇場」と言う裁判傍聴記をまとめたものだ。傍聴人としての第一歩のおろおろした姿から描かれており、全然傍聴なんてした事の無い人(私だ)も、それがどんなものか解り易く、また作者が洗練されていない(失礼か)やり方で傍聴のキャリアを積んでいく為、その実態と言うものがよく判る。
裁判が判ってくると、判決の基準みたいなモノが出来てきて、(本作タイトルのように)心の中で、目の前の被告人に求刑しちゃったりとか。
傍聴マニアと呼ばれる人達との交流も面白い。週刊誌の記者が「売って下さい」と言ってくるような資料を作っている人とか。凄い。
ただ傍聴しただけで無く、裁判の周辺も色々と判ってくる良い本だった。7月に第1刷で、9月に第6刷って、面白いからでしょう。納得。
2006-10-25 21:00
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0