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告白 (湊かなえ) [ マ行 (書籍)]

アマゾンにリンクしています。告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

  • 作者: 湊 かなえ
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2010/04/08
  • メディア: 文庫

双葉文庫:2010年4月11日 第1刷発行:2010年6月15日 第12刷発行:(¥619)

一度借りて読み切れず、再度借りて最初から読み直した。
彼女の恨みは激しく、結末は当然だろうと思った。
家庭環境ゆえの甘えを彼女は許さない。
子供が許され過ぎていると思う。
子供が壊れていく過程は、如何にも幼稚で小気味よかった。
馬鹿な母親達と馬鹿な子供達の物語だった。

< 登場人物メモ >
 森口悠子 : S中学校一年B組担任。以前はM中学校に居た。
 愛美 : 森口の一人娘。四歳。学校のプールで溺死。わたうさちゃんと言うキャラクタがお気に入り。
 渡辺修哉(A) : 盗難防止びっくり財布を発明。電圧を三倍増した装置の実験台に愛美を選んだ。
 下村直樹(B) : 両親と年の離れた姉二人。テニス部をすぐ辞め塾も長続きせず。愛美を殺した。
 寺田良輝 : 新任教師。二年B組担任。自称ウェルテル。
 竹中さん : 学校のプールの裏手に住んでいる。シルバー人材センター経由で愛美を保育園が終わって主人公の仕事が終わるまで預かってくれていた。ムクと言う黒い大きな犬を飼っている。
 桜宮正義(さくらのみや・まさよし) : M中学校。子供の頃ぐれて高校は退学になり、世界を放浪した挙げ句立ち直り、中学教師となる。「熱血先生」「世直しやんちゃ先生」とテレビなどで有名になっている。

< タイトルリスト >
第一章 聖職者
第二章 殉教者
第三章 慈愛者
第四章 求道者
第五章 信奉者
第六書 伝道者
タグ:湊かなえ
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ソロモンの偽証 6 第Ⅲ部 法廷(下) (宮部みゆき) [ マ行 (書籍)]

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ソロモンの偽証: 第III部 法廷 下巻 (新潮文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/10/28
  • メディア: 文庫
新潮文庫:平成26年11月1日発行:(¥840)

物語は、ハードカバーの第三部で結末まで既に読んでいるのだが、この文庫版にしか載ってない、書き下ろし「負の方程式」を読みたくてリクエストしていた。
文庫版が図書館に入ってすぐに。で、ようやく順番が回ってきたと言うわけだ。長かったなぁ(苦笑)。
 「負の方程式」は、ソロモンの偽証の20年後、別の「偽証」事件を描いている。
主人公は杉村三郎、探偵だ。
学校法人精華学院で、生徒と教師の対立事件が起き、生徒の保護者が杉村に依頼した。
そして、その事件を調べる過程で、弁護士・藤野涼子と知り合う。
相変わらずお堅い感じの涼子が懐かしかった。彼女は、人を救った。救える仕事をしていた。
で、最後でビックリした。ええっ?!そんな未来なの!
もっと聞きたいくらいだった。
タグ:宮部みゆき
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やっぱり宮部みゆきの怪談が大好き! (責任編集・宮部みゆき) [ マ行 (書籍)]

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宮部みゆき責任編集 やっぱり宮部みゆきの怪談が大好き (別冊歴史読本53)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 新人物往来社
  • 発売日: 2011/07/14
  • メディア: 雑誌
別冊歴史読本53号 第36巻第3号:新人物往来社
:2011年7月14日印刷 2011年8月14日発行:(¥1200)

歴史読本創刊55周年記念本。
宮部みゆきさん一押しの怪談名作が二本載っていたり、宮部みゆきさん自身の名作(書き下ろしでは無い)も載っている上に、大江戸ホラースポット紀行、「百物語」とはなにか(志村有弘執筆)、悪霊・怨霊となった人びと(田中聡執筆)、等々読み応え抜群。
日本三大怪談のルーツを探る(大橋崇行、飯倉義之、今井秀和執筆)、三遊亭圓朝と怪談落語ブーム(野乃川あいこ執筆)も面白かった。
タグ:宮部みゆき
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スットコランド日記 深煎り (宮田珠己) [ マ行 (書籍)]

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スットコランド日記 深煎り

  • 作者: 宮田 珠己
  • 出版社/メーカー: 本の雑誌社
  • 発売日: 2010/08/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
本の雑誌社:2010年8月5日 初版第一刷発行:(¥1700)

スットコランド日記の続編。
引っ越すとおっしゃってたのに、結局、近くの中古一軒家を購入されて、スットコランド続投(笑)。
4月5日に書かれている出来事は、日本人は低評価になる~と思ったが、まあそれも良いだろう。
バルチスタンの列車恐い。
6月26日の電気自動車についてのアイデアはすごく良いと思った。実現して欲しい(笑)。
271頁、「やぐされて」と言うのが気になった。やさぐれて?なのかなとも思ったが、そういう方言があるのかもしれない。検索したら矢口真里出て来るけど(笑)。
読みたい本が幾つも出て来たので、じっくり対処したい。
タグ:宮田珠己
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ドリームバスター 4 (宮部みゆき) [ マ行 (書籍)]

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ドリームバスター 4  時間鉱山 前篇 (トクマ・ノベルズEdge)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2010/07/16
  • メディア: 新書
トクマ・ノベルズEdge:2010年7月31日 初刷:(¥857)

時間鉱山 前篇。
今回は長編だ。
シェンの友人でザッツハウゼンに移動したD・Bマッキーが不思議な場で行方不明になった。
一緒に行って帰還したらしいD・Bレイモンは、明らかにその不思議な場の影響下にあった。
天才科学者でロッジの顧問研究員ドレクスラー博士(見た目子供・中身も子供?)によると、そこは時間鉱山、時間の源泉のそばで、湧き出した時間が結晶化している場所らしい。
時間の概念が分からない(苦笑)。
マッキーを探しに行ったシェンとマエストロは、時間鉱山で三人の日本人(の意識)に会う。
ヒロムは11歳の少年で、どうやら交通事故で瀕死になっているらしい。
28歳同士のキエとユキオは、各々の事情から自殺を決意し、心中した模様。
三人が暮らす集落は、生活感はあるのに誰も居ない不気味な所だった。
三人とも長くここに居るようだが、飢えも渇きも感じないそうだ。
そしてみんなで、時間鉱山の鉱山へ向かった。
不思議な話だ。
時間鉱山って何なんだ。マッキーは見つかるのか。シェンも無事でいられるのか心配。
タグ:宮部みゆき
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ドリームバスター 3 (宮部みゆき) [ マ行 (書籍)]

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ドリームバスター 3 (トクマ・ノベルズEdge)

  • 作者: 宮部みゆき
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2010/01/21
  • メディア: 新書
トクマ・ノベルズEdge:2009年7月31日 初刷:(¥857)

星の切れっ端しStardust、赤いドレスの女Woman in Red、モズミの決算Mozumi's adjustment、以上三編収録。
「星の切れっ端し」
新米D・Bスピナーが、妹ジュナに宛てた手紙で始まる。
D・Bの資格取得試験に何度も落ちて、ロッジのドクター・シンクラの面接を受ける。
”ホース・ラディッシュ”の賭場でシェンが知り合ったグリズリは、30歳くらいの顔に大きな傷のあるガタイのいい男で、連邦交通補整局の調査官だった。彼に見せてもらった捜索願の中に、シェンはリップを見つけ出す。ジンジ・モリスン。ところが年齢が問題だった。
スピナーはロッジ本部の職員ノーマンと親しくなってた。
相棒が引退した提督がスピナーを雇い、マエストロ&シェンのチームと組んでミッションへ向かう。
D・P(ドリーミングパーソン)タカシは、半球パズルになった脱走死刑囚モズミ・ロスに守られていた。
スピナーはモズミを処分する事が許せず、逃亡してしまう。彼の行き先は”抵抗者(フリッカー)”?
章の最後はやはりジュナ宛ての手紙。書いたのは彼女の友達。でもこの手紙は出されなかったのかもしれない。

「赤いドレスの女」には本物のシェンやマエストロは出て来ない。
メインは村野理恵子。前巻「目撃者(Eyewitness)」のあのグラグラしてた子だ。
マエストロがくれた”錨(アンカー)”リストバンドのせいで、人の心の声が聞こえてくる。
その上、幽霊まで見るようになって、気持ちのへたれ易い彼女は大弱りだ。
でも竹内道子と知り合いになれた。これは良い方向かも。彼女の分析で幽霊に別な角度を与える事が出来たのだ。

「モズミの決算」はタイトル通り、「星の切れっ端し」に出て来たタカシとモズミの件が一応落着する。
その前に、シェンが40度の熱を出し、パーカーの姪カーリーンを助けたりする。
母が死んでパーカーを頼ってミクバに来たら、そのパーカーは居なかったと言うオチ。
田舎娘で方言丸出し(自分の事をおらって言う)で犬を可愛がる素朴な子。
行く所が無くなって、マエストロ達のところへ転がり込む。
で彼女の御陰で新しい足をgetって感じ。犬が恐くないのは凄いな。
 スピナーはどうなってしまったんだろう。フリッカーは何をしたんだろう。
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四次元温泉日記 (宮田珠己) [ マ行 (書籍)]

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四次元温泉日記

  • 作者: 宮田 珠己
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2011/12
  • メディア: 単行本
筑摩書房:2011年12月5日 初版第一刷発行:(¥1500)

温泉どころかお風呂嫌いな作者の温泉紀行。
段々温泉が好きになっていく様子が面白い。
若い者は温泉とかハマらないだろうと作者はおっしゃっているが、わしは女子高生~大学生の間に、友人としょっちゅう温泉旅行してたよ(笑)。別府、湯布院、地獄、雲仙、小浜とかの(福岡からの)近場ばっかりだったけど。
最初からの目的として、迷路的温泉宿を楽しむと言うのがあって、各章の始めに温泉宿の見取り図(イメージ図と書かれてある)が載っている。それがどんどん綺麗に描かれていくのも面白い。複雑なあまり定規を使うしか無くなったのか。
各々の温泉のエピソードもぬるくて楽しい。否定的と言うか悲観的と言うか作者の立ち位置も微妙だ(笑)。
あと旅の殆どは連れが居て、おおむね男三人旅である。
会社員だった頃の上司・紋さん。年齢は二、三歳違い。会社を辞めて銀座に料理屋を開いたが病気療養の為に閉店。今は旅行しまくっている。
もう一人は会社員時代に知り合ったコピーライターの篠さん。紋さんとはそれ程付き合いがあったワケではなかったのに、篠さん繋がりで再会し、温泉好きな二人に連れられて温泉旅行をする羽目になったようだ。
三人旅と言っても、宿だけ一緒で後は各自自由と言う殆ど一人旅のような感じ。それも面白かった。
この三人の紀行物をもっと読みたいなー。

< タイトルリスト >
序章 なぜこの私が温泉に行くはめになったか
第1章 三朝温泉K旅館
第2章 伊勢A旅館と湯の峰温泉
第3章 奥那須K温泉
第4章 四万温泉S館
第5章 花巻南温泉峡
第6章 秋田H温泉とねぶた見物
第7章 微温湯温泉と東鳴子温泉T旅館
第8章 瀬見温泉K楼
第9章 伊豆長岡温泉N荘
第10章 湯河原U屋旅館
第11章 別府鉄輪温泉Y荘
第12章 九州湯めぐり行
第13章 地獄谷温泉と渋温泉K屋
第14章 下呂温泉Y館
タグ:宮田珠己
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スットコランド日記 (宮田珠己) [ マ行 (書籍)]

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スットコランド日記 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 宮田 珠己
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2013/12/05
  • メディア: 文庫
幻冬舎文庫:平成25年12月5日 初版発行:(¥762)

「へ~スコットランド日記か~」と日記好きは手に取り、ぱらぱらっと見て「住んでる所がスコットランドみたいだから、そう言ってるので、舞台は日本なのね~」と思って借りた。
まさか「スットコ」だったとは!
本文読んでも、すぐには気付かなかった!
これは例の「文字が入れ替わっても脳が補完しちゃう」現象のせいだ。
そのせいで、この後スコットランドがすっとこランドに見間違えるようになってしまった。
それはさておき、これは日記なのであらすじとかは無く、特段書く事も無い。
メインテーマはお金が無いだけど、がつがつされてるワケじゃないし。
さらっとした普通の読み易い日記。続きがハードカバーであるらしい。
タグ:宮田珠己
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ソロモンの偽証 第Ⅲ部 法廷 (宮部みゆき) [ マ行 (書籍)]

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ソロモンの偽証 第III部 法廷

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2012/10/11
  • メディア: 単行本
新潮社:2012年10月10日 発行:(¥1800)

1990年12月24日深夜、城東第三中学校二年A組の柏木卓也は屋上から落ち、死亡した。
1991年8月17日審理三日目、三宅樹里が証人として登場した。

結末が気になって仕方が無いので、ハードカバーの方も予約して借りた。
こちらは冊数が多いので、もう手元に届いて、でもやっと最後まで読めた。
神原和彦と柏木卓也の関係は重要だろうと思っていたが、ここまでとは思わなかった。
遺書が出て来たと言うのも意外だ。神原がいなければそうとは知れなかった。
柏木卓也は本当にどんな少年だったのだろう。
無事に成長していたら、どんな青年になっただろう。あるいは絶対なれなかったのか。
彼に全く同情は出来ないが、そんな事を思ってしまう。
神原和彦が、こんなに思いやりのある子に育てたのは養父母の御陰であるし、柏木卓也がそう育てなかったのは、やっぱり両親のせいなのか。
子供は親(育てる人)の鏡、大部分、と思う。
タグ:宮部みゆき
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ソロモンの偽証 5 第Ⅲ部 法廷(上) (宮部みゆき) [ マ行 (書籍)]

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ソロモンの偽証: 第III部 法廷 上巻 (新潮文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/10/28
  • メディア: 文庫
新潮文庫:平成26年11月1日発行:(¥790)

1990年12月24日深夜、城東第三中学校二年A組の柏木卓也は屋上から落ち、死亡した。
1991年8月15日、いよいよ学校内裁判が始まる日。
城東警察署少年課の佐々木礼子刑事が傍聴席に着くと、HBSの茂木悦男が判事の真正面に座っていた。マスコミお断りなのに、城東三中のPTA会長・石川に取り入って、傍聴席に潜り込んだのだ。岡野校長代理の許可まで貰っている。
弁護人・神原和彦と野田健一の後ろから、きっちり被告人・大出俊次も登場し、木槌を持った判事・井上康夫が「開廷します」と宣言し審理は始まった。
最初の証人は社会の楠山恭一先生。遺体発見の時の話。
津崎元校長も証人になった。
三年B組の土橋雪子は、一年の時に柏木くんと同じクラスでずっと隣の席だった。彼女からは柏木くんの普段の姿が知れた。
佐々木礼子や茂木悦男も証言台に立った。
そして8月17日審理三日目、三宅樹里が証人として登場した。
彼女の証言はあまりに完璧で、組み立てられた物語のように感じられた。途中にあった違和感は、証言の後補足されて納得出来た。
納得してはいけないのだが。彼女は大出俊次が柏木を殺したと言っている。
でも一巻から読んでいる身としては、それが嘘だと分かっている・・・筈なのだ。
真実を知るもう一人、浅井松子はもうこの世にいない。
裁判は嘘の証言で固まってしまうのか。それとも「嘘ではなかった」のか。
何か見落としていたのか。
動揺する。続きが結果が早く知りたい。

<裁判の日程>
8月1~14日 準備調査期間
8月15日 開廷 審理は五日間
8月20日 で判決言い渡し

<人員配置>
判事 井上康夫
廷吏 山崎晋吾
検事 藤野涼子
検索事務官(良子の助手) 佐々木吾郎、萩尾一美
弁護人 神原和彦
その助手 野田健一
陪審員 向坂行夫、倉田まり子、勝木恵子、
    武田和利(バスケ部)、小山田修(将棋部)、山埜かなめ(音楽部)
    蒲田教子、溝口弥生(不登校歴あり)、原田仁志(内申書に有利だから?)
タグ:宮部みゆき
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ドリームバスター 2 (宮部みゆき) [ マ行 (書籍)]

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ドリームバスター2 (トクマ・ノベルズEdge)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2009/07/16
  • メディア: 新書
トクマ・ノベルズEdge:2009年7月31日 初刷:(¥857)

D・Bたちの”穴(ピット)”、目撃者(Eyewitness)、二編収録。
「D.Bたちの”穴”」は、ドリームバスターで読んだので、実質は一編しか新しくなかったけど。
前、借りたのはハードカバーだったけど、今回はノベルズがあると気付いたので借りてみたら、「D.Bたちの”穴”」はこっちにも入っていたと言うわけ。
知らじゃった。うろ覚えだったし、良いけど。
「目撃者(Eyewitness)」のD・P(ドリーミングパーソン)は、村野理恵子。20歳の新米OL。
八ヶ月前に殺人事件を目撃してしまい、犯人を面通しで指摘した。
捕まったのは柿本均と言う男で、村野の目撃証言以外の物的証拠は見当たらなかった。
裁判で証言し、柿本は懲役十年を求刑された。
しかし彼は無罪を主張し、村野の気持ちもグラグラ揺れている。
彼女の夢にダイブしていたのはスタン・ワッツ。
彼も二十年前に殺人事件の目撃者となり、彼女と同じように証言台にも立った。
そして村野を励ましていた。
悪い人なのか良い人なのか分からなくなる。
村野のようにグラグラしたくなる。
可哀相な最期だったけど、彼はスッキリしたのだろうか。
柿本は、今後どうするのだろうか。
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ソロモンの偽証 4 第Ⅱ部 決意(下) (宮部みゆき) [ マ行 (書籍)]

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ソロモンの偽証: 第II部 決意 下巻 (新潮文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/09/27
  • メディア: 文庫
新潮文庫:平成26年10月1日発行:(¥750)

1990年12月24日深夜、城東第三中学校二年A組の柏木卓也は屋上から落ち、死亡した。
1991年8月5日、弁護人・神原和彦と野田健一は、野田の家で、当時主事だった岩崎義弘に電話した。
事件の調査は進む。
弁護人チームでは、野田健一が神原和彦への疑惑を心に封じ込めながら、大出俊次と深く関わっていく。
藤野涼子の検事チームも色々調査を進めていくが、野田と神原が主人公のように思えた。
森内先生の告発状の疑惑が晴らされたり、あのテレビ局の男を参加させようとしたり、びっくりするような展開がある。
そして裁判はいよいよ次巻、なのか?
ものすごく疑惑満載(特に神原和彦の態度!)なので、早く最後まで読みたい!

<裁判の日程>
8月1~14日 準備調査期間
8月15日 開廷 審理は五日間
8月20日 で判決言い渡し

<人員配置>
判事 井上康夫
廷吏 山崎晋吾
検事 藤野涼子
検索事務官(良子の助手) 佐々木吾郎、萩尾一美
弁護人 神原和彦
その助手 野田健一
陪審員 向坂行夫、倉田まり子、勝木恵子、
    武田和利(バスケ部)、小山田修(将棋部)、山埜かなめ(音楽部)
    蒲田教子、溝口弥生(不登校歴あり)、原田仁志(内申書に有利だから?)
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ソロモンの偽証 3 第Ⅱ部 決意(上) (宮部みゆき) [ マ行 (書籍)]

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ソロモンの偽証〔3〕(第2部) (新潮文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/09/27
  • メディア: 文庫
新潮文庫:平成26年10月1日発行:(¥750)

1990年12月24日深夜、城東第三中学校二年A組の柏木卓也は屋上から落ち、死亡した。
1991年7月20日。城東第三中学の三年生達は「卒業制作」の話し合いの為に体育館に集まった。二年生のクラス毎に分かれ、卒業制作で作る「文集」のテーマを決めようとしている。
柏木と浅井松子が死亡し、三宅樹里は不登校状態、担任だった森内恵美子教諭は退職した元A組では、クラス委員の藤野涼子の提案に騒然となる。
担任の代わりに付き添っていた二年当時の学年主任だった高木教諭は逆上し、やってはいけない事をやってしまい、藤野の母親が学校に来る羽目になる。
そして倉田まり子、野田健一、向坂行夫の四人で、真相調査に乗り出す。
親友・古野章子には断られた。
頭のきれる元副委員長・井上康夫も交渉決裂。
終業式の後、教室で戦力不足を実感しているところに、三年D組担任でバスケット部顧問の北尾先生が勝木恵子を連れて来た。
学校中に知られた不良少女で、大出俊次の元彼女。勝木は、北尾先生に交換条件を出され、それで藤野に協力する事になった。でも彼女はまだシュンジを好きな様子だ。今度の事件を「調べる資格」を誰かに与えられるのは、シュンジ一人だけだと言う。
勝木恵子に連れられ、藤野涼子と倉田まり子は、大出俊次に会いに行く。
野田健一と向坂行夫が来ると大出はまともに話してくれなくなるとの事で彼等は欠席。代わりに倉田は用心棒として、同学年の山崎晋吾を呼ぶ。中学三年生ながら初段の空手家だ。
彼の家は代々空手道場で、祖父が大師範、父親が師範、兄が師範代を務める。一途に空手道に邁進し、学校生活は「付き合っている」程度で親しい友達が居る様子も無い。ただ男子生徒には一目置かれ、女子生徒の一部には熱狂的ファンが居ると言う存在だ。あだ名はターミネーター。
そして、大出との話し合いの中で藤野は、真実を明らかにする為に、大出を被告人とした三年生だけの裁判をすると決意する。
三年生の生徒全員(三宅樹里除く)に裁判の事を葉書で知らせ、参加者を募った。
日程は、準備期間が8月1~14日、開廷8月15日、審理は五日間で、判決言い渡しが8月20日。
7月28日には、藤野涼子は北尾先生と校長室へ行き、岡野校長代理に承認を貰った。北尾先生は辞表預けた。
7月31日登校日、葉書で告げていた募集の日に、三年A組に集まってくれたのは二十人ほどだった。
向坂行夫、野田健一、倉田まり子、勝木恵子は既に陪審員に決定している。
バスケット部エースの武田和利、運動部の花形でモテ男、はOB会に言われて陪審員になりに来た。
高木先生が顧問の将棋部では、高木先生に脅されたのが逆効果で、主将・小山田修が陪審員に参加。
二年D組だった蒲田教子と溝口弥生も、陪審員になってくれた。弥生は二年の時不登校の時期があり、柏木の事が人ごとと思えないと言う。
浅井松子を思う音楽部の山埜かなめ、陪審員。
井上康夫は判事になってくれた。
藤野涼子は弁護士予定だったが、大出俊次の父親の暴力が息子に及び、検事になった。
二年C組のクラス委員だった佐々木吾郎が藤野の助手に立候補し、彼を慕う萩尾一美もそれに従った。
懸案の弁護士には、三年D組の久野が連れて来た東都大学附属中学三年の神原和彦が立候補した。柏木卓也の塾での友人と言う。そして野田健一が、陪審員を離れ、彼の助手に決まった。

まだ裁判は始まらない。
彼等の長いようで短い、調査期間が始まった。
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あかんべえ 下 (宮部みゆき) [ マ行 (書籍)]

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あかんべえ〈下〉 (新潮文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/12/22
  • メディア: 文庫
新潮文庫:平成19年1月1日発行:(¥514)

ふね屋のお化けさん達、あかんべえをする少女・お梅、美男の若侍・玄之介、色っぽい姐さん・おみつ、おどろ髪の侍、按摩で治療してくれるじいさん・笑い坊、彼等をふね屋に縛り付けていたのは、三十年前にここにあった寺の住職だった。
差配の孫兵衛に取り憑いた興願寺の住職は、とうとう孫兵衛の魂を追い出してしまったが、お梅を振り払えなかった。
お化けさん達は次の世界に旅立った。
孫兵衛は、三途の川でおりんが会ったおじいさんだった。
お化けは、同じような境遇・同じような思いを抱えた者にだけ見えるらしい。
七兵衛の妻おさきおばちゃんは、島次に取り憑いたその兄の姿が見えた。
ヒネ勝はお梅が見えた。
おりんの父・太一郎に横恋慕するおつたには、おみつが見えた。
不思議な現象だ。
ふね屋は今後大丈夫だったのか気になる。
勝次郎は庖丁人になったのかな。
もしかしておりんと仲良くなれたかな。
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ソロモンの偽証 第I部 事件 (宮部みゆき) [ マ行 (書籍)]

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ソロモンの偽証 第I部 事件

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2012/08/23
  • メディア: 単行本
新潮社:2012年8月25日 発行:(¥1800)

1990年12月24日深夜、城東第三中学校二年A組の柏木卓也は屋上から落ち、死亡した。
両親は自殺を疑わず、警察も自殺と発表。
ところが二年D組の大出俊次らが犯人だとする告発状が届き、それがマスコミの手に渡った事で、事件はどんどん進展していく。
告発状の一通は学校に、もう一通は担任・森内恵美子に出された。
そして三通目は同じクラスの藤野涼子に届き、父親で警視庁捜査一課刑事の藤野剛が手にする事となる。
つまり彼女の父親が警察だと目論んで送られた。すなわち、同級生が送った物と思われた。
文武両道で学級委員、大人びた彼女はメインに活躍する。
 遺体の第一発見者もクラスメートで野田健一。
彼は母・幸恵が精神的に病弱で、父・健夫ともども彼女に振り回される生活に疲れていた。
彼の友人・向坂行夫の幼馴染み・倉田まり子は藤野涼子の友人で、四人で行動する事もあった。
 犯人と名指しされた大出俊次は、札付きの不良で色々問題を起こしているが、バブル景気で金を持つ父・大出勝がもみ消していた。
大出俊次とつるむのは井口充、横田祐太郎。
 亡くなった柏木卓也の家庭にも暗い所があった。卓也は小さい頃から病弱で父・則之、母・功子は彼を一生懸命育てる為に、長男・宏之に目が行かず、宏之は弟を羨みながら祖父母の家で育った。そして弟が亡くなっても状況は変わらなかった。
 たまたま告発状を手に入れた、テレビ「ニュースアドベンチャー」の記者・茂木悦男は、その手練手管で、厭らしく、自分の想像する事件を報道する。
 実は告発状を送ったのは、二年A組の三宅樹里だった。彼女は酷いニキビ顔で、それをどうにかしようとして更に悪化させ、それが原因で大出俊次達にいじめられていた。
彼女は友人・浅井松子を巻き込んだ。
浅井松子はおっとりとして、優しい子だった。大出俊次達のいじめにも負けなかった。
だが彼女は哀しい運命の犠牲者となる。

たくさんの人々が、だいたいは中学生が、彼らなりの事情を背負いながら、事件に翻弄される。
事件に関わる警察官達も例外では無い。
この後一体どうなるのか、続きが早く読みたい。

文庫版は上下に分かれている。
ソロモンの偽証: 第I部 事件 上巻 (新潮文庫)

ソロモンの偽証: 第I部 事件 上巻 (新潮文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/08/28
  • メディア: 文庫

ソロモンの偽証: 第I部 事件 下巻 (新潮文庫)

ソロモンの偽証: 第I部 事件 下巻 (新潮文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/08/28
  • メディア: 文庫


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レキシントンの幽霊 (村上春樹) [ マ行 (書籍)]

アマゾンにリンクしています。レキシントンの幽霊 (文春文庫)

レキシントンの幽霊 (文春文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1999/10
  • メディア: 文庫
文春文庫:1999年10月10日 第1刷:(¥419)

七編収録。
「レキシントンの幽霊」
マサチューセッツ州ケンブリッジに住んでいた頃、親しくなった建築家ケイシーの家の留守番をする事になった。
彼はそこで一夜の不思議な体験をするのだが、どうしてそれをケイシーに問わないのか不思議だ。

「緑色の獣」
夫が出掛けた後、突如現れた緑色の獣に求婚された。
とりあえず立って歩くモグラを想像したが、可哀相とは思えない。心の中を覗くなんて。

「沈黙」
学生時代ボクシングをやっていた大沢さんの、たった一度人を殴った思い出。
大沢さんの経験した事を後悔しているのでは無いかと疑う。青木は今どうしているのか。犯人は青木?

「氷男」
氷男と出会った私は、みんなの反対を押し切って彼と結婚した。
南極に行かなければ良かったのに。彼の本質は南極?彼女は徹頭徹尾考え無しだったと言う事か。さなくば氷男と結婚などしていないだろうし。

「トニー滝谷」
れっきとした日本人夫婦の子として生まれながら、トニーと名付けられた彼。父・滝谷省三郎はジャズ・トロンボーン吹きで、太平洋戦争の始まる四年ばかり前に、楽器一つを持って中国へ渡った。終戦後帰国し、昭和22年に結婚。翌年にトニーが生まれ、三日後にトニーの母は死んだ。トニーの名付け親は、省三郎の友人であるアメリカ軍の少佐だった。
と長い父の話は前置きだったのだろうか。しかしトニーの人生を考えなくてはならないだろうか。服の細部以外はどうでも良い印象。

「七番目の男」
その夜、最後の話をする事になった男は、10歳の時の海の思い出から話し出した。
ホラーと言うか百物語っぽい出だし。だが良い感じで終わる。Kは良い子。

「めくらやなぎと、眠る女」
耳が悪い14歳の従弟の通院に付き添う。僕は25歳。診察が終わるのを待つ間に思い出す、友人とその彼女のエピソード。
読んで良かったと思った。これは1983年に発表された「めくらやなぎと眠る女」に手を入れたものだそうで、半分くらいに短くなり筋もちょっと変わってしまったらしい。元のも読みたいが見つかるかな。
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あかんべえ 上 (宮部みゆき) [ マ行 (書籍)]

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あかんべえ〈上〉 (新潮文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/12/22
  • メディア: 文庫
新潮文庫:平成19年1月1日発行:(¥514)

本所・相生町の高田屋は七兵衛が包丁の腕一本で興し、大きくしてきた賄い屋だ。賄い屋とはいわば弁当屋の事だ。江戸の役人や武家屋敷などに弁当をおさめる稼業である。
捨て子として育ち、穀潰しになりかけた所、13歳の時に天ぷら屋のおやじに捕まり、彼に名前を付けて貰い、いわば育て直して貰った七兵衛は、30年以上かかってようやく自分の店を持った。
結婚したのも40歳後半で、出戻りのおさきと言う女だった。
夫婦は子供を持つ代わりに、店を繁盛させ、若い庖丁人を育てる事に熱意を注いだ。
七兵衛が育てた身寄りの無い子供や、ぐれた子供の中で、太一郎と言う子はやがて高田屋の庖丁人となった。
太一郎は23歳で、高田屋の下働きをする二歳下の多恵と結婚した。
二人はすぐに長男を授かったが二歳の時に麻疹で死んだ。その二ヶ月後に次男が生まれたが、おむつが取れる前に死んでしまった。
そのショックにようやく二人が立ち直った頃、三人目の子供を授かった。
これが、おりんである。
七兵衛をおじいちゃんと呼び、すくすくと大きくなったおりんだが、12歳の春、彼女は高熱を出し死出の旅路についてしまった。
だがおりんはそこから戻り、なぜか「お化けさん」が見えるようになってしまった。
太一郎・多恵夫妻は、江戸・深川にふね屋と言う料理屋を出したばかり。
その最初の宴席で、突然抜き身の刀が暴れ回り、座敷は滅茶苦茶に。
誰も見えなかったが、おりんにはその犯人が分かった。
ふね屋のお化けさん達と仲良くなり、なれないのも居て、彼らがどうしてふね屋にいるのか、調べ始めるおりん。
妖しい事が起きたと言う悪評判を逆手に取って、次の白子屋と浅田屋のお化け比べの宴席で挽回しようとするも、またも騒動が起きてしまう。
手伝いに来た料理人・島次にも亡兄が憑いて恐ろしい事を企んでいるし。
ふね屋は本当にもう駄目かもしれん。
おりんちゃん頑張れ!
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初ものがたり<完本> (宮部みゆき) [ マ行 (書籍)]

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<完本>初ものがたり (PHP文芸文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2013/07/17
  • メディア: 文庫
PHP文芸文庫:2013年7月30日 第1版第1刷:(¥762)

本所深川一帯を預かり、「回向院の旦那」と呼ばれる岡っ引きの茂七。手下の糸吉、権三とともに江戸の下町の事件を解決していく。
彼が屋台で食べる食べ物が美味しそう。
深川富岡橋のたもとに出ているその屋台は、謎多き屋台で、そこも続けて読むとより面白い。
ただの稲荷寿司屋なのに、丑三つ頃まで営業し、それなのに翌日は昼前からもう店を出している
その上、地回りやくざを束ねる梶屋の勝蔵が、その屋台に一切手出ししないのだ。
本所深川の地図が載っていて、どこら辺で起きたかと言うのも分かり良かった。

「お勢殺し」
新年一月16日前後は藪入り、奉公人達が一日暇を貰い、家族の元に帰ったり日頃行けない遊興場所に行って羽を伸ばす日。
女の土左衛門が上がった。担ぎの醤油売りのお勢だとすぐに判明した。父親の猪助と二人暮らしだったが、今は小石川の養生所に入っている。お勢は最近、醤油を仕入れていた問屋の手代・音次郎と懇ろになったらしい。
 犯人と手口はすぐ分かった。女をもてあそぶのは仕方ないとして、金を奪おうと言うのは最低。
すいとんとかぶ汁美味しそう。

「白魚の目」
二月の末、大雪が降った日、奉行所の本所深川方の旦那がたが、このところ増えてきた身寄りの無い子供達の行く末を気にして、大川からこっちの主立った岡っ引きを呼び集め、裕福な商人などから寄付を集めて、子供達のお救い小屋を作ると言う考えを説明した。
そんな時、事件が起こった。とあるお稲荷さんに住み着いていた子供達が五人、お供え物で毒殺されたのだ。
 犯人は、まあそう言う事もあるのかな。
新キャラか?加納新之介23、4歳。若い同心。
白魚蒲鉾って本当にあったんだろうか。

「鰹千両」
五月、鰹の時期。棒手振りの魚屋・角次郎が茂七に相談に来た。日本橋の呉服屋・伊勢屋が、彼の鰹を千両で買うと言ってきたそうなのだ。そこには大きな裏があった。
 双子って噂にはならなかったのかな。
鰹おろして何人前だろう。

「汰郎柿次郎柿」
秋。船宿で男が殺された。犯人はすぐ捕まった。
それより気になるのが拝み屋の坊主・日道。

「凍る月」
師走。河内屋の台所から荒巻鮭が盗まれた。当主・松太郎は丁稚上がりの娘婿で何だか頼りない。台所にいたおさとは行方不明。
御舟蔵裏の雑穀問屋三好屋の息子、10歳の長助こと日道は、おさとが死んだと言うが。
 盗まれた新巻はどうなったのかが気になる。

「遺恨の桜」
桜が咲き始めた春。日道は刺客に襲われた。神田皆川町の伊勢屋で女中奉公をしているお夏は、日道に許嫁を探して貰った事があり、日道を襲った相手に心当たりがあるそうな。
 日道やっぱり少しは見えてるの。
親方の正体がすごそう。火付盗賊改・・・って、すごいのかな。

「糸吉の恋」
菜の花の季節。糸吉は、満開の菜の花畑で出会った娘に恋をした。
 切ないというか。錯乱しちゃうのかー。菜の花あんなに綺麗なのに。

「寿の毒」
静かな正月を過ごし、もう七草の日。熊井町の料理屋・堀仙で客が一人死んだ。
 検視役を務める古参の同心・成毛良衛と言う人が格好いい。
最後が良かった。笑えた。屋台の親父はどんだけ請求したのか。
安川医師は毒と分量を間違えたりするのだろうか。

「鬼は外」
節分。旧暦で、まだ年の内である。小間物屋松井屋の娘お金は、父親がやっていた蝋燭屋を継いだ。小間物屋は兄・喜八郎が継いだが、夏に亡くなってしまった。喜八郎の妻は娘を連れて実家へ帰ってしまった。
お金は、双子だったので養子に出された喜八郎の弟で自分の兄・寿八郎を呼び戻す事にした。ところがやってきた寿八郎は偽物だ。茂七に、それを確かめて欲しいと言う。
 お金が馬鹿過ぎて、後の事は薄れてしまう。久一とおるいが今後はどうなるのか気になるけど、相手がお金だしなぁ。
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堪忍箱 (宮部みゆき) [ マ行 (書籍)]

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堪忍箱 (新潮文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2001/10/30
  • メディア: 文庫
新潮文庫:平成13年11月1日発行:平成23年1月25日23刷:(¥476)

江戸物の短編集。八編収録。
「堪忍箱」
本所回向院裏、菓子問屋近江屋が火事で焼けた。当主の孫娘でもうすぐ14歳になるお駒は、祖父や母が命がけで守った堪忍箱を受け取った。
 ええっ自殺?

「かどわかし」
畳屋の箕吉は、お得意様である辰美屋の息子にかどわかしを頼まれた。
 箕吉が無事で良かった。恐いわ。

「敵持ち」
加助は、同じ長屋に住む小坂井又四郎と言う浪人に用心棒を頼む事にした。
 小坂井さんは頭が良くて優しい人だね。

「十六夜髑髏」
数えで15になるふきは、米屋・小原屋に奉公に上がった。小原屋では十六夜の晩の戒めがあった。
 ふきには全て分かったというのが凄い。

「お墓の下まで」
藤太郎とゆきは、差配人・市兵衛に育てられた兄妹だが、ゆきが18になった頃、自分らを捨てた母親が現れた。
 義姉おのぶの秘密、市兵衛の秘密もあって短いけど深い。

「謀りごと」
丸源長屋の差配人・黒兵衛が死んだ。
 名探偵が出て来そうなお膳立て。怪しい人がたくさん。黒兵衛が謎の男になりそうだった。

「てんびんばかり」
お吉とお美代は姉妹のように育ったが、突然、お美代に縁談が入り、二人は引き離された。
 人生と言うのはこういうものだ。子供はどうするのかな。

「砂村新田」
数えで12歳のお春。家が転がるように貧乏になってしまい、奉公に出た。そこでたまたま出会った男に名前を呼ばれた。母の知り合い・・・?
 死んでしまった人との約束。守れると良いね。
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あやし (宮部みゆき) [ マ行 (書籍)]

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あやし (角川文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2003/04/25
  • メディア: 文庫
角川文庫:平成15年4月25日 初版発行:(¥552)

江戸時代ものばかり借りている気がする。そんなに好きじゃないのに?
読んだ気がするのだが、いざ見てみると第一話以外は内容を覚えてなかった。読んでなかったのか。じゃあ第一話は・・・あやしである(苦笑)。
「梅の雨降る」
切ないお話。心が作りだした病に一生を棒に振った。
上総屋さんは優しいなー。
「安達家の鬼」
女中の一生と言うか。女性の一生は、こんなだったんだね。
お義母さまの母親が可哀相。
「女の首」
涙出た。太郎の母のカボチャへの思い。
太郎、幸せになってくれ。
「灰神楽」
不気味。
何かに取り憑かれて突然善吉をどうしたかったのか。なぜ?

< タイトルリスト >
居眠り心中
影牢
布団部屋
梅の雨降る
安達家の鬼
女の首
時雨鬼
灰神楽
蜆塚
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幻色江戸ごよみ (宮部みゆき) [ マ行 (書籍)]

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幻色江戸ごよみ (新潮文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1998/08/28
  • メディア: 文庫
新潮文庫:平成10年9月1日発行 平成14年1月25日17刷:(¥552)

一月から十二月、江戸の一年間に起きたらしい妖しい物語集。
「鬼子母火」
お母さん、子供たくさんいるのに大変。
「紅の玉」
可哀相すぎる。お美代も死んでしまうだろう。可哀相。
「春花秋燈」
厭らしい灯籠(笑)。
「器量のぞみ」
やっととりあえず救われる話きたー。お信良かったねぇ。
「庄助の夜着」
どうなったんだろう。
「まひごのしるべ」
迷子ってそんなに多かったんだ。
再会するのも大変だったんだなぁ。
「だるま猫」
文次はこの後どうなったの。目は・・・呪い?病気?
「小袖の手」
こういう妖怪いるよね。寂しい人に取り憑くのかな。
「首吊りご本尊」
切ないけど良い話。
「侘助の花」
良い話風にまとまったけど気色悪かった。
結局頭がおかしかったのか?
「紙吹雪」
サスペンスっぽい。
お母さんは待ってるよ。

< タイトルリスト >
第一話 鬼子母火
第二話 紅の玉
第三話 春花秋燈
第四話 器量のぞみ
第五話 庄助の夜着
第六話 まひごのしるべ
第七話 だるま猫
第八話 小袖の手
第九話 首吊りご本尊
第十話 神無月
第十一話 侘助の花
第十二話 紙吹雪
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成城のとんかつやさん―記憶の断片 (宮尾登美子) [ マ行 (書籍)]

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成城のとんかつやさん―記憶の断片 (新潮文庫)

  • 作者: 宮尾 登美子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2000/05
  • メディア: 文庫


宮尾登美子さんのエッセイ集。
タイトルから、食べ物話をまとめているのかなと思ったら、そうでもなかった。自律神経失調症の事や自分の作品について、また家族の事など色々だった。
面白かった。

色々な花をテーマに書かれた「花の十二ヶ月」は、よくある梅や菜の花ばかりでなく、茶の花とかクリスマスローズとかも出て来て興味深かった。
長唄「秋の色種(いろくさ)」って、なまめかしく七草を詠み込んでとあり、どんな歌詞かあとで検索してみよう。

若くして結婚・妊娠した作者が、初めて腹帯を絞めた思い出を書いた「安産腹帯ー十七歳のとき」では、帯祝いと帯親と言う風習が書かれている。子しあわせのよい人を探すそうで、子しあわせとは産んだ子がみんな丈夫に育った女性を指すとの事。初めて聞いたけど今でも行われる所はあるのだろうか。

「土佐自慢」で出て来たどろめ、のれそれとは稚魚の料理だそう。美味しいのかな。名前の由来はなんだろう。

物心ついた頃から自分の庭のように思っていた海について書いた「土佐浦戸湾」では、今はなきあれこれが面白い。舟で男が持参して使う小便筒って、すごい仕組みだ。そして女はないと言うのも、やっぱりか。

「「寒椿」散りて」では、自分の小説「寒椿」に出て来る女性達のモデルについて詳しく書いてある。
どうやら生家は芸者の斡旋業みたいな事をやっていたようだ。「寒椿」を読んでないので何とも。「寒椿」読んでみるべきかは。

「忘れ得ぬ人」は正田富美子さんの思い出。小説「伽羅の香」の主人公のモデルは、香道の師匠で、そのお弟子さんに正田富美子さんとご結婚前の美智子様がいらっしゃったそう。香の最高位である蘭奢待(東大寺の御物)を焚くと言う一大イベントに招待されたと言うのも凄い。蘭奢待の名は聞いた事あったが、その字に、東大寺が秘められていると初めて知った。
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今日もていねいに。 (松浦弥太郎) [ マ行 (書籍)]

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今日もていねいに。

  • 作者: 松浦 弥太郎
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2008/12/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
暮らしの中の工夫と発見ノート 今日もていねいに。:PHPエディターズ・グループ:PHP研究所
:2008年12月24日 第1版第1刷発行:2009年6月10日 第1版第12刷発行:(¥1300)

ちょっと為になる、暮らしのエッセイ集と言ったところか。
一番最初の、自分プロジェクトと言うのが、とても良いなぁと思った。日々の中で、どんなささやかな事でも良いから、出来たら良い事を自分プロジェクトとして、クリアしていく。
毎朝ハーブティーを飲む著者の、第一の自分プロジェクトは「おいしいハーブティーを淹れること」だそう。
また、29~30頁のエッセイのまとめとして、きれいなところを、もっときれいにすることは、ひとつの創造です。と言うのも、素的。
受け容れ難い提案もあるけれど、だいたいさらっと読めて納得出来るものが多かった。
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むしくいノート (ムシモアゼルギリコ) [ マ行 (書籍)]

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むしくいノート びっくり!たのしい!おいしい!昆虫食のせかい

  • 作者: ムシモアゼルギリコ
  • 出版社/メーカー: カンゼン
  • 発売日: 2013/11/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
びっくり!たのしい!おいしい!昆虫食のせかい むしくいノート
:株式会社カイゼン:2013年11月16日初版:(¥1500)

昆虫を食べるガイドブック。
蝉、バッタ、蟻などの食べ方や豆知識を3~4頁ずつ丁寧に解説してある。
ロゴや色合いや体裁までファンシーで、女子向きの本と見紛うばかりだが、豊富な写真がリアルな昆虫食である事を明らかにしてくれる。
そのファンシーさと内容のギャップが面白くて借りてみたが、読み進むにつれて辛い場面もちらほら。どうしてもGとタガメの頁を開く事は出来ず、たった今タガメの頁だけは読んだが、Gは無理。
あと気になる点が一つ。横書きなのに、手順のナンバリングが右からなので、読みにくい。すぐに諦めて1~3だったら3から(左から)読む事にしてしまった。
横書きの頁なら、左から並べて慾しい。
右から並べたいなら、縦書きにするべきだと思う。

< タイトルリスト >
はじめに
むしくいとは
[第1章] むしの食べかた
[第2章] むしごはんレシピ
[第3章] むしグルメガイド
[第4章] むしくい漫画/作・ロビン西
[第5章] 世界のむしニュース
[第6章] むしくいQ&A
あとがき
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妻に捧げた1778話 (眉村卓) [ マ行 (書籍)]

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妻に捧げた1778話 (新潮新書)

  • 作者: 眉村 卓
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2004/05
  • メディア: 新書
新潮新書:2004年5月20日発行:2004年8 月10日5刷:(¥680)

映画になった事で大変有名なお話だが、今頃読んでみた。
余命一年と宣告された奥様の為に、毎日一篇のお話を書き続けた作者。奥様は五年間の闘病生活を、この夫の愛に支えられて生き抜いた。
その1778篇から選ばれた19篇と、闘病生活や夫婦の歩みについてのエッセイでまとめられている。
面白かった。
タグ:眉村卓
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図説ハンガリーの歴史 (南塚信吾) [ マ行 (書籍)]

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図説 ハンガリーの歴史 (ふくろうの本/世界の歴史)

  • 作者: 南塚 信吾
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2012/03/20
  • メディア: 単行本
河出書房新社:2012年3月20日初版印刷:2012年3月30日初版発行:(¥1800)

ハンガリーの歴史をたくさんの図版とともに丁寧に教えてくれる。
しかし難しいね。あまり興味のない国は近代くらいになるともう訳分からんようになるわ。
1308年、ナポリのアンジュー家のカロベルトが国王に即位とか、そういう所は面白かったけども。
ハンガリーの人の名前をまとめるのも面白かった。イシュトバーンとか普通に今でもいらっしゃるのだね。昔の王様の名前かと思った。
タグ:南塚信吾
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使いみちのない風景 (村上春樹・文/稲越功一・写真) [ マ行 (書籍)]

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使いみちのない風景 (中公文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1998/08
  • メディア: 文庫
中公文庫:1998年8月18日初版:2001年3月30日3版:(¥514)

使いみちのない風景、ギリシャの島の達人カフェ、猫との旅、以上三編収録。
半分が写真の詩集と言う印象。使い道のない風景と言う言い回しはステキ。
旅行好きの猫って居るんだろうか。
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ふしぎな図書館 (村上春樹 佐々木マキ) [ マ行 (書籍)]

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ふしぎな図書館 (講談社文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/01/16
  • メディア: 文庫
講談社文庫:2008年1月16日第1刷発行:(¥514)

佐々木マキさんの楽しい絵に彩られた不思議な話。
図書館の虜になった主人公と世話係の羊男。食事を持って来てくれる綺麗な女性。
うにのスープ、さわらのグリル、白アスパラガスのごまあえ等々食事がとっても美味しそう。
しかし脳みそを吸われるのは不気味だし、首は一つだけど地獄の犬のような犬が厭だ。
羊男はどうなったんだろう。図書館の地下にこんな爺が居るとは思うのも厭だ。
大人向きの童話って感じ。
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村上朝日堂はいかにして鍛えられたか (村上春樹) [ マ行 (書籍)]

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村上朝日堂はいかにして鍛えられたか (新潮文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1999/07/28
  • メディア: 文庫
新潮文庫:平成11年8月1日発行:(¥590)

いつもの週刊朝日連載のエッセイ集。今回は1995年11月から一年一か月連載された分だそう。
面白い本文の他、後付日記もあり二倍楽しめる感じ。
苦情の手紙・実例は、あまりにもきちんとした手紙で胸が痛くなる。
傷つかなくなることについて(s.128)その通りと言うか、深い。
タグ:村上春樹
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辺境・近境 (村上春樹) [ マ行 (書籍)]

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辺境・近境 (新潮文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2000/05/30
  • メディア: 文庫
新潮文庫:平成12年6月1日発行:平成14年9月30日5刷:(¥476)

作者の旅行記。行き先は世界中様々。内容もアメリカを横断したり讃岐にうどん食べに行ったりと色々。
どれも面白かったが、鉄の墓場にはしみじみした。
からす島の歴史で、陸軍がお礼に若山牧水の歌碑を建てたと言う話があった。島は終戦後に返還されたそうだけど、第一次大戦なのだろうか。
全体的に活き活きとしていない、退廃した、疲れているイメージ。

< タイトルリスト >
イースト・ハンプトン 作家たちの静かな聖地
無人島・からす島の秘密
メキシコ大旅行
讃岐・超ディープうどん紀行
ノモンハンの鉄の墓場
アメリカ大陸を横断しよう
神戸まで歩く
タグ:村上春樹
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