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裁判官の爆笑お言葉集 (長嶺超輝(ながみねまさき)) [ ナ行 (書籍)]

幻冬舎新書:2007年4月10日第2刷:2007年3月30日第1刷発行:¥720

裁判に立ち会わないと聞けない、裁判官達の「肉声」を集めた本。10章構成。各章の終わりに1頁コラム。
右頁に、裁判官の言葉1~4行と、どんな裁判の時に誰から発せられたものかが記載されている。読み易いし分かり易いが、その分ボリュームは思ったより無い。
あと、タイトルの「爆笑」は無くても良かったかも。笑えるのもあるけど、そればっかりじゃ無いし。他に良いタイトルが無かったのかな。
 取り上げられた言葉には、裁判官の心が滲み出ていて、作者によくぞ教えてくれたと言いたくなる。こうして本にして読まないと、そんな裁判があった事も知らない私達には知らない世界だからだ。
裁判官達は、国民の「良心」だと思った。
 また、コラム 「いかにも法律用語っぽい」マスメディア用語に取り上げられていた用語は、どれも確かに法律用語だと誤解していた言葉ばかり。特に、起訴事実に驚いた。書類送検はちょっと笑った。

<タイトルリスト>
第1章 死刑か無期か? -裁判長も迷ってる
 コラム 自分のこと「裁判所」って呼ぶんだよ
第2章 あんた、いいかげんにしなさいよ -あまりに呆れた被告人たち
 コラム 裁判官の一張羅
第3章 芸能人だって権力者だって -裁判官の前ではしおらしく
 コラム 「裁判官」と「判事」
第4章 被告人は無罪 -「有罪率99.9%」なんかに負けない
 コラム 陪席裁判官
第5章 反省文を出しなさい! -下手な言い訳はすぐバレる
 コラム 評議は「秘密」で「全員一致」
第6章 泣かせますね、裁判長 -法廷は人生道場
 コラム 司法権の独立
第7章 ときには愛だって語ります -法廷の愛憎劇
 コラム 検察官
第8章 責めて褒めて、褒めて落として -裁判官に学ぶ諭しのテク
 コラム 検察官が判決を決める国?
第9章 物言えぬ被害者を代弁 -認められ始めた「第3の当事者」
 コラム 弁護士
第10章 頼むから立ち直ってくれ -裁判官の切なる祈り
 コラム 「いかにも法律用語っぽい」マスメディア用語

アマゾンにリンクされています裁判官の爆笑お言葉集

裁判官の爆笑お言葉集

  • 作者: 長嶺 超輝
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: 新書


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コメント 2

りんごあめ

こんにちは。
最近の本は読者の気を引くためか"泣ける!"がついてたり、へんてこなタイトルだったりすること多いですよね。
あんまりなタイトルなために手を出すのをためらったり…というのは少数派なんでしょうか。
今回取り上げられてた本も、あこねこさんが紹介してくださらなかったら、タイトルで敬遠していた本かも…
でもとってもおもしろそうなので、私も書店で探してみまーす♪
by りんごあめ (2007-06-11 23:15) 

あこねこ

タイトルに変にあおり文句が入ってて、余計な感じがする時ってありますよねー。
これって作者が考えたのかなー、出版社の人かなーと思う時が。
さらっと読めて、面白かったですよ~。爆笑よりも、感動の方が近いかも。
by あこねこ (2007-06-15 22:52) 

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