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ミステリは万華鏡 (北村薫) [ カ行 (書籍)]

アマゾンにリンクしていますミステリは万華鏡 (集英社文庫)

ミステリは万華鏡 (集英社文庫)

  • 作者: 北村 薫
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2002/09/20
  • メディア: 文庫
集英社文庫:2002年9月25日第1刷:

全18章の、ミステリを題材にしたエッセイ集。色々なミステリを、読んでいる事を前提に引用し、話をふくらませてある。
しかし、実はどの本も読んだ事が無いわしでも、面白かった。
第2章「では、まずお茶を」の岩茶のエピソードから素晴らしいお茶が出て来る小説の引用、第3章「「瓶詰地獄」とその<対策>、そして-」では自分の読み違いの真相発表、第8章「名探偵たちとの遭遇」第9章「男の中の男」では、漫画家の喜国雅彦さんまで登場する。他にも、シャーロック・ホームズの偶然とか、面白くてすっと読める話がどんどん続く。この調子で、続刊を出して慾しいくらいだ。

また、目次や各章表紙に使われている挿絵が、とても可愛い。大野隆司さんと言う方の木版画だ。
解説は本文にも登場した山口雅也さんで、これも趣向が面白い。そして終わりには署名索引も付いている。楽しみが、広がっていく作品だ。
タグ:北村薫
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