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ぼくらはみんな生きている (坪倉優介) [ タ行 (書籍)]

アマゾンにリンクしていますぼくらはみんな生きている―18歳ですべての記憶を失くした青年の手記 (幻冬舎文庫)

ぼくらはみんな生きている―18歳ですべての記憶を失くした青年の手記 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 坪倉 優介
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2003/06
  • メディア: 文庫
ぼくらはみんな生きている 18歳ですべての記憶を亡くした青年の手記
幻冬舎文庫:平成15年6月15日初版:¥495

副題通り、18歳の時に事故に遭い、奇跡的に目覚めた時には記憶喪失になっていた青年が、新しい自分として生き、独り立ち出来るようになるまでの日記のような記録。ノンフィクション。

89年6月からの第一章「ここはどこ?ぼくはだれ?」から、89年9月~の第二章「これから何がはじまるのだろう」、90年4月から第三章「むかしのぼくを探しにいこう」、91年4月~第四章「仲間はずれにならないために」、92年4月~第五章「あの事故のことはもう口に出さない」、そして94年4月からの第六章「ぼくらはみんな生きている」は01年5月まで。

日付は無いが、何も判らない状態(食べ物も何も判らなかった)から就職して独立するまでの変化が、タイトルを見ていっても理解出来る。最初の頃は、御飯粒に驚き、大好きだった刺身も忘れている事に、母親の落胆の声がする。
そう、これは、母の愛の記録でもある。18年間慈しみ育てて来た息子を取り戻すのでは無く、新しい息子として育てて行ったのだ。
各章毎に、「母の記憶」と言う頁があって、最も近しい傍から見た、彼人の葛藤や苦難、喜びが綴られている。
先生が叱ってくれたり、ずっと助けてくれる友人が居たり、師匠が見守ってくれたり、これを読むと、人間は悪い奴ばかりじゃないなーと嬉しくなる。
タグ:坪倉優介
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