ごくらくちんみ （杉浦日向子）

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ごくらくちんみ

• 作者: 杉浦 日向子
• 出版社/メーカー: 新潮社
• 発売日: 2004/09/29
• メディア: 単行本

新潮社・2004年9月30日発行・￥1200

盛り沢山の珍味を一つ一つタイトルに据えた、超短編集。
最初から五つ挙げてみると、青ムロくさや、たたみいわし、とうふよう、さなぎ、またたび・・・美味しそうな珍味だ～。
全くの下戸なくせに、酒肴は大好き！な私としては、食べたい物がたくさん。
でもその珍味の紹介はあっさりしていて、お話は人間がメインです。
例えばぎんなんだと、どこかの飲み屋で、恋人を亡くした女が知人と話している。ぎんなんの影に、その哀しい思いが見え隠れする。
帯には「「江戸の達人」が贈る、酒と肴と男と女の「新・百物語」」と書いてあります。

どの話が好きってのは無いですが、ちびちびと楽しませていただきました。

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月刊サギサワ （鷺沢萠）

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月刊サギサワ (講談社文庫)

• 作者: 鷺沢 萠
• 出版社/メーカー: 講談社
• 発売日: 1997/10
• メディア: 文庫

講談社文庫・1997年10月15日第一刷発行・￥200（定価￥390）

作者が、月刊雑誌に連載した、July1992からFebruary1994までの日記エッセイ。
ずっと以前、古本屋で見つけ、日記好きとしていそいそと買ったが、そのままツンドクされていた物。
ようやく読めたが面白かった。日付は、「とある日　どよーんとした曇り」とか「とある日　天気は判らんがとにかく極寒」等明確にはされていないが、エッセイなので仕方なし。
好きなエピソードの一つが、October1992のコピーの話。400字詰めの原稿用紙が無くて、800字詰めの原稿用紙に書いた原稿を、拡大コピーしに行くと言う所。短くとも納得、笑える。

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