ダブルファッジ・ブラウニーが震えている （ジョアン・フルーク／上條ひろみ訳）

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ダブルファッジ・ブラウニーが震えている (ヴィレッジブックス)

• 作者: ジョアン・フルーク
• 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
• 発売日: 2017/11/30
• メディア: 文庫

DOUBLE FUDGE BROWNIE MURDER by JOANNE FLUKE translation by Hiromi Kamijo：
ヴィレッジブックス：2017年11月30日初版第1刷発行：（￥980）

お菓子探偵シリーズ第18弾。
九月。（前巻は八月）
裁判は迫っているけど母ドロレスとドクのサプライズ結婚式が先にあった。
ラスベガスで、ドクどんだけお金持ちなのってくらい豪華な日々を過ごす母とドクと娘達。
そしてベストマン（花婿の付き添い）は、ロス・バートンだった。シリーズ第八弾「チェリー・チーズケーキが演じている」に出て来た、大学時代の友人。電話付き合いはしてたみたい。
更にハンサムになったらしい彼にハンナはメロメロで・・・うっとなった。
今までのハンナと違って気持ち悪い態度だった。
巻末で、彼と結婚する宣言したし、次巻はどうなっているのか心配だ。
ひとえにノーマンの幸せを祈るよ。
あ、殺人事件は、九月の第三週、彼女の裁判担当判事コルファックスが殺される。
犯人は最後の方であっさり出て来てすぐ逮捕された。
そっちはメインじゃないみたい(苦笑)。愛猫モシェの泥棒と同じレベル。
ストーリーと関係無く気になったのが、クロックポットと言うアイテム。スロークッカーとも言われるもので、ポークチョップを調理する時に出て来たんだけど、冷蔵庫に（三個も！）入れてる描写がある。
冷蔵庫に入れる必要があるの？謎だ。

＜ネタバレ登場人物メモ＞
ハンナ・スウェンセン…主人公。ミネソタ州レイク・エデンの大人気のコーヒー・ショップ兼ベーカリーの「クッキー・ジャー」のオーナー。父親似で落ち着かない赤毛の持ち主。トレイシーを先生にしてスマホを買った。
モシェ…ハンナの愛猫。カドルズ大好き。泥棒事件を起こした。

ノーマン・ローズ…歯科医。以前からハンナに求婚している二人の内の一人。
カドルズ…ノーマンの猫。モシェと大の仲良し。
マイク・キングストン…ウィネトカ郡保安官事務所刑事長。以前からハンナに求婚しているもう一人。ハンサムで情熱的でちょっと浮気性。ノーマンの親友。

アンドリア・トッド…ハンナの上の妹。金髪美人。不動産会社に勤務。
ビル・トッド…アンドリアの夫。ウィネトカ郡保安官。マイクの上司。
トレイシー…アンドリアとビルの長女。小学校一年生。六歳。肩までの金髪。ハンナの携帯をブラキオサウルスと称した。
ベサニー…アンドリアとビルの次女。二歳。愛称ベシー。

ミシェル・スウェンセン…ハンナの下の妹。大学生。きれいな茶色の髪の美人。シェリーと呼ばれるのは大嫌いだが（学校の亀と同じになってしまうと）、ロニーに呼ばれるのはOK。母の結婚式があったからか、まだハンナの家に居る。
ロニー・マーフィー…ミシェルのボーイフレンド。保安官助手。

ドロレス・スウェンセン…ハンナ達三姉妹の母。アンティークショップ「グラニーズ・アティック」のオーナー。高校時代はたくさんの異性と交遊していたらしい。もうすぐ60歳だのにモテモテ。輝く黒髪とほっそりした体型と完璧な化粧で美しい。病院補助業務を行う女性グループ「レインボー・レディーズ」のリーダー。ドクの結婚式サプライズに大喜び。
キャリー・ローズ…ノーマンの母。グラニーズ・アティックの共同経営者。アール・フレンズバーグと再婚した。
ルアーン…グラニーズ・アティックのアシスタント。
ドクター・ナイト…レイク・エデン記念病院の医師。ドロレスの事をロリと呼ぶ。本名はマードックを縮めてドク。ドロレスと結婚する。

リサ・ハーマン・ビースマン…「クッキー・ジャー」の共同経営者。ハンナの親友。身長152cmくらい。閉所恐怖症。愛犬サミー。
ハーブ・ビースマン…リサの夫。レイク・エデンのただ一人の交通取締官。直属の上司は町長。ラブラドールとジャックラッセルテリアのハーフの子犬ディロンを警察犬にしようと訓練中。手品が得意のアメイジング・ハーブ。
ジャック・ハーマン…リサの父。アルツハイマー病患者。マージにプロポーズした。
マージ・ビースマン…ハーブの母。息子が結婚した時、家を彼らに譲り、自分はジャックの家で彼の世話をする事にした気の良い人。

サリー＆ディック・ラーフリン…レイク・エデン・インのオーナー夫婦。
バーティ・ストラウブ…美容室カットン・カールのオーナー。ドロレスとキャリーが創設したエデン・ゴシップ・ホットライン(笑)の三番手。
ハウイー・レヴァイン…敏腕弁護士。妻キティ。良い人。
クレア・ロジャーズ・ニュードスン…高級ブティック、ボー・モンド・ファッションのオーナー。ドクからの贈り物として、スウェンセン三姉妹に結婚式用の衣装一式を選んでくれていた。ハンナはサファイアブルー、ミシェルのはもう少し薄いブルーで、アンドリアのはアイスブルーの衣装だった。

ロス・バートン…ドクの花婿付添人（ベストマン）として再登場。ハンナの大学時代の友人。映画プロデューサー。大学時代からハンナが好きだったと告白。ハンナをカップケーキと呼ぶ。レイク・エデンのKCOWテレビの面接を受けた。オリジナル番組のプロデューサーになって、レイク・エデンに移住するつもり。

ジェフリー・コルファックス…スターンズ郡の判事。ハンナとハウイーを召喚して隣室で待たせている間に殺された。70歳過ぎ。
デイヴ・ジョハンセン…フレミング判事の事務官だがフレミングが居ない間コルファックスの事務官をしている。ハンナに協力してくれる良い人。
シーラ・ドートワイラー…コルファックスの前妻。父親の多額の遺産を持っていて働いていない。コルファックスから毎月離婚扶養料の小切手を貰っているが、ただの嫌がらせ。アナンデールの湖畔に住む。
セス・ドートワイラー…シーラとコルファックスの息子。ミュージシャン。リキッド・スティールと言うバンドに所属。実はロースクール、ウィリアム・ミッチェル法科大学院に通っていて、バンドは学費稼ぎ。他のメンバーも同様。
ノーラ…コルファックスの妻。コルファックスより十歳下くらい。結婚した時50歳を超えていた。
マーガレット・ジョージ…コルファックスの愛人。実はリージェンシー・ロマンスの会のメンバーでペギーと呼ばれている。エルク・リバーに住む。コルファックスと別れた後で妊娠が判った。
サラ・ジョージ…マーガレットとコルファックスの娘。コミュニティカレッジの准教授。

クレイトン・ワージントン…州知事。競技テニスの選手だった。
エリック・ワージントン…州議会の上院議員。アスリート。妻は長距離ランナー。コルファックス判事と親しかった。実は息子の件でコルファックスと繋がっていて、秘密がバレる事を畏れて殺した。
クレイ…エリックの末息子。高校までロスの親友だった。ミネソタ州マンケイトの州立大学で経済学の教授をしている。
レイモンド…クレイの兄。ワシントン州立大学のフットボールチーム「クーガーズ」のクォーターバックだった。その後フロリダ州ゲインズヴィルのフットボールチーム「ゲイターズ」のコーチをしている。シニアプロムの夜、湖畔の道を飲酒運転していて事故を起こしガールフレンドは溺死した。

キース・ブランソン…前巻で、ハンナがはねて死んだ男。マンシントン・ストリートの街娼を束ねるポン引き。悪い奴。

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