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村上海賊の娘 1 (原作・和田竜/漫画・吉田史朗) [ や~他 (マンガ)]

アマゾンにリンクしています。村上海賊の娘 1 (ビッグコミックス)

村上海賊の娘 1 (ビッグコミックス)

  • 作者: 吉田 史朗
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2016/01/29
  • メディア: コミック
レンタルコミック。

戦国時代。1576年、織田信長と対立して追い込まれた一向宗と本願寺門主・顕如は大坂本願寺に籠城していた。
雑賀孫市は、村上海賊に頼れと言う。
瀬戸内海を東西に分ける芸予諸島、その島々に城を築き独立した勢力を保つ村上海賊。
東西を行き来する荷船は、海賊を乗せれば手形となり安全に航海出来た。これが上乗り(うわのり)。
通行料である「帆別銭(ほべちせん)」を支払えば、通行許可の印である旗や免符(めんぷ)を貰えた。

本願寺は毛利家に十万石の兵糧を頼って来た。
安芸郡山城で当主・輝元は叔父・吉川元春、小早川隆景や家臣団と会議する。織田か本願寺か。
将軍は本願寺に味方しろと言ってきてる。上杉謙信にも加勢をして貰うと言う話だが、隆景は、謙信の長尾家は代々一向宗と争ってきて、現在も加賀一向一揆に手を焼いている、味方してくれるか難しいと考える。
だが家来は、謙信は先の将軍にも味方した男で、今回も大阪と和睦する事があるかもしれないと言う。
元春も、信長は天下を狙っている。いずれ信長は戦わねばならない相手だと語る。
毛利家警固衆・児玉就英も、小早川警固衆・乃美家が加勢してくれれば十万石を運ぶなど容易いと答える。
毛利家では水軍を警固衆と呼んだ。
しかし、年配の乃美宗勝は無理だと説明する。十万石を船に積む事は出来るかもしれないが、それを守る兵船が無ければたちまち奪われてしまうだろうと。
乃美宗勝も言う。村上海賊を頼れと。

1555年、三千の毛利元就軍と三万の陶晴賢軍の厳島合戦で、存亡の危機に陥っていた毛利家を助けたのが、22歳の村上武吉を筆頭とする村上海賊だった。この勝利を機に、毛利家は、安芸の小大名から山陰山陽十か国を率いる大大名になっていったのだ。
児玉就英と乃美宗勝は、能島へ向かう。その途上出会った景とその所業を、就英は醜いと思う。
景は、当時の日本では醜女の範疇だった。高い鼻、大きな瞳、長い首と手足、小顔。見慣れている美人とは似ても似つかぬ様相に、就英は受け入れられなかった模様。
村上海賊は、「因島村上」「能島(のしま)村上」「来島(くるしま)村上」の三家に別れており、まとめて「三島(さんとう)村上」とも呼ばれていた。
就英と宗勝は、能島村上当主・村上武吉、来島村上家重臣・村上吉継、因島村上当主・村上吉充に兵糧運びを願う。名乗らない児玉就英は若い。
村上武吉は、娘・景を児玉就英に嫁に迎えてくれたら味方すると答える。即答で断る就英。
因島村上と来島村上は毛利家の味方。
去就のハッキリしない武吉に、吉継は「鬼手を他家に渡す気か」と問う。聞いた事の無いその言葉を不審に思う元吉。

就英と宗勝は、安芸郡山城に対面結果を報告する。
「あのような醜女をもらえるものではござらん」と宣言する就英に、元春は「嫁を貰うに美醜を問うのか」と詰め寄る。元春は、世に名だたる醜女を嫁に貰い、武名知られた嫁女の父は、毛利家の先鋒として大活躍した。
なので就英は「美醜を問いません」と答えるしかなく、なんと嫁に貰う宣言までしてしまった。
ただし海戦に女子は忌避すべきもの、能島の姫がそれに反すればこの約束は反故にすると付け加える。汗を掻き掻き。

縁談を断られた景は、途中で助けた一向宗の爺に、泉州にいる南蛮の美人に似ていると言われ、南蛮美人を見慣れている泉州の者なら景を美しいと思う者も居る筈と聞き、泉州へ向かう。
船の中で景は、憧れの鶴姫の話をする。
三島神社の鶴姫は、三島水軍の将・越智安成と愛し合っていた。鶴姫は武勇に優れ、二人で船戦に出ては敵軍を追い払っていた。安成が討ち死にした時は、鶴姫が敵軍を討ち払い、その後安成を追って入水したと。
景は、鶴姫のように好いた男と船に乗り共に合戦したいと望んでいた。
そんな景が乗る船に、織田家家臣・太田兵馬が乗る、泉州海賊・真鍋家の船が近づいてきた。
景に切りつけて、あっと言う間に殺されてしまう太田。

猫臭い原田直政は、織田信長の重臣。本願寺攻略を任された。

< 登場人物メモ >
村上景(きょう)…村上武吉の娘。
村上景親…村上武吉次男。景の弟。
村上元吉…村上武吉嫡男。景の兄。

< タイトルリスト >
第1回 海賊の娘、名乗りをあげる。
第2回 本願寺より救援を乞う使者が到来し、毛利家に激震走る。
第3回 毛利よりの使者、海賊の娘に出会う。
第4回 海賊の王、毛利の使者と対面し、瀬戸内に緊張走る。
第5回 就英、縁談を断り、傷心の景姫は門徒たちと再び出会う。
第6回 吉継、海賊の秘事を気にかけ、景姫は何も知らぬまま泉州の地を目指す。
第7回 隆景、心中ひそかに苦悩し、海賊の娘は門徒の少年に夢を語る。
第8回 海賊の娘、織田侍と対峙する。
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