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パリ仕込みお料理ノート (石井好子) [ ア行 (書籍)]

アマゾンにリンクしています。パリ仕込みお料理ノート (文春文庫)

パリ仕込みお料理ノート (文春文庫)

  • 作者: 石井 好子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2016/04/08
  • メディア: 文庫
文春文庫:2016年4月10日 新装版第1刷:(¥630)

1970年3月に刊行された「ふたりのこいびと_シャンソンと料理」を改題し、1983年に刊行した文庫の新装版。
だから、書いてある内容は古い。
最新家電が電子レンジ。
スープを作るのにミキサーとか使わないで、裏ごしやつぶし器を使う。つぶし器・・・。
そして出て来る食べ物がどれも美味しそうである。
前半は、「台所ずいひつ」と言うくくりで、食べ物に関するエッセイ。
後半は「シャンソン・ド・パリ」で、1951年にパリに留学した時に知り合った憧れのシャンソン歌手の話や、その後に作者が関わった外国人との思い出などが書かれている。
どちらも面白い。
食べ物では、サラダ・デ・フルュイとかスープとかオルドーブルとか出て来るけどフランス料理ばっかりでも無く、豆腐料理やちゃんこ鍋、おせち料理なども出て来る。
フランスの前はアメリカにも留学していたし、アメリカやイギリスの料理の話もある。ソ連ラーメン旅行は、本人は行ってないがラーメンを食べたくなる日本人が面白い。
北九州関連の食べ物も出て来て、親しみ深い。

作者は1922年生まれ。シャンソンに憧れ、1952年、パリで(本文によると)運良くシャンソン歌手としてデビュー。
何度となく聴いたシャンソンのレコード。
その歌い手と直に会えて、仲良くなり、色々なエピソードを持つ。
特にダミアと言う歌手の話はしみじみした。
フ・シャンタン(歌う狂人)とコクトーに評されたと言うシャルル・トルネは厭な奴だ。
ジョセフィン・ベーカーとの物語は、彼女について、たまたま先にWikipediaで読んだ事があったので、こういう人だったのかと驚き感動した。Wikipediaに、ここに書いてある事も載ったら良いのに。

いつかこれに載っている料理を作ってみたくなるのかなぁ。
タグ:石井好子
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