保安官にとびきりの朝食を （ローラ・チャイルズ/東野さやか・訳）

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保安官にとびきりの朝食を (コージーブックス)

• 作者: ローラ チャイルズ
• 出版社/メーカー: 原書房
• 発売日: 2015/03/10
• メディア: 文庫

卵料理のカフェ5　保安官にとびきりの朝食を　Eggs ub a Casjet by Laura Childs：
コージーブックス：原書房：2015年3月20日　初版第1刷発行：（￥940）

卵料理のカフェシリーズ第五作。
田舎町キンドレッドでメモリアル墓地の解説150年記念式典が明日に迫り、準備の為にスザンヌとトニが奥まった区画に足を踏み入れたところ、死体を発見してしまった。
それは嫌われ者の元刑務所長レスター・ドラモンドで、殺人の跡があった。
その直前に、慌てて去って行くミッシーの車を見たトニが、うっかりそれを保安官の前で言ったばかりに、ミッシーは被疑者とされてしまう。
スザンヌはミッシーを信じたいけど、彼女はすぐ逃げ出すし、怪しい。でも以前も疑われ、囚われる恐怖が強いのも仕方ない。
話の進行と関係無いところで、カックルベリー・クラブの食材が地元の物だけを使ってものすごく気を遣っている事について、サムがスザンヌに、キンドレッド住民はその事に気付いているのかと聞く。
それに対してスザンヌが、指を一本口の前に立て、微笑みながら、「シーッ、内緒にしてて」って言うのが気に入った。スザンヌ、キュート！
新世紀の少女探偵と、ナンシー・ドルーの名前が出て来るのも面白かった。本国でも人気なんだな～。
今回は、だいぶ終わりの方になっても犯人が分からず、ドキドキした。
まさかサムが恐ろしい事になっていようとは。そして犯人意外だった。
スザンヌはサムと結婚するのかなぁ♪

＜　登場人物他メモ　＞
スザンヌ・デイツ：主人公。カックルベリー・クラブの経営者。40代後半。シルバーブロンド髪に矢車草のような青い瞳。一年前未亡人になり、最近サムと恋人同士になった。
トニ：カックルベリー・クラブの共同経営者。給仕担当。40代半ば。小柄でグラマー、赤みがかったブロンドの縮れ毛。ウエスタンウェア好き。
ペトラ：カックルベリー・クラブの共同経営者。調理担当。大柄おっとり。スカンジナヴィア系の顔に茶色の瞳。

サム・ヘイズレット：スザンヌの亡夫の同僚医師で、スザンヌの恋人。40代前半。茶色の髪に青い瞳。
ジュニア・ギャレット：トニの夫。結婚して三年だが、二年半以上別居状態。不良少年がそのまま大人になったタイプ。真面目に働いた事も無い。

ロイ・ドゥーギー：保安官。ぽっちゃり顔に灰色の髪、濃い灰色の目。腹回りも大きい。カックルベリー・クラブで色んな物を飲み食いするがお金を払った事は無い。今回、犯人の車にはねられて、殺されかけた。

ミッシー・ラングストン：スザンヌの友人。カーメンのブティック「アルケミー」の従業員。ジェサップの女性シェルター「ハーモニーハウス」でボランティアを始めた。
カーメン・コープランド：なんだかフルネーム覚えてる。隣町ジェサップ在住の作家。彼女のヒストリカルロマンスはニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリストの常連。一年前、キンドレッドにブティック「アルケミー」を開き、流行の最先端ファッションを流行らせようとしている。スザンヌと馬が合わない。

レスター・ドラモンド：刑務所長だったが辞めさせられた。墓地で殺されていた。ミッシーに何度も言い寄っていたせいで、ミッシーが疑われる。ハード・ボディ・ジムに通っていたが、筋力増強剤を買ってより鍛えた風に見せていた。
ディアナ・ドラモンド：レスターの元妻。二週間くらい前から彼の家に同居していた。カーメンと仲が良くて当然スザンヌと相性が悪いようだ。

ブーツ・ワグナー：ハード・ボディ・ジムのオーナー。60歳。健康そのもの、筋骨隆々、たくましく、ごま塩の頭を丸刈りにしている。
カーラ・ライカー：ジムで、いくつもクラスを受け持っている。小柄で黒髪をつんつん立てている。茶色の瞳。ジェサップのミドルスクールで体育を教えている。実はこっそり、ドラモンドに運動能力向上薬を売っていた。おそらく、その取引で何らかの諍いがあったのだろう・・・。

ジェイク・ガンツ：時々カックルベリー・クラブの客。アウトサイダー・アーティストで、スザンヌが気に入る絵を描いて持ってきてくれる。湾岸戦争を経験した退役軍人で心に傷を抱えている。スザンヌが最後に困っているところに運良く現れて、親切に助けてくれた。

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