SSブログ
※御注意※
2011年2月20日、移転して来ました。
リンク切れ多数あり。修正は一生終わらないかも・・・

炎のなかの絵 (ジョン・コリア/村上啓夫訳) [ カ行 (書籍)]

アマゾンにリンクしています。炎のなかの絵 (異色作家短篇集 6)

炎のなかの絵 (異色作家短篇集 6)

  • 作者: ジョン・コリア
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1974/09
  • メディア: 単行本
異色作家短編集6 炎のなかの絵
:早川書房:1974年9月30日 改訂第一版発行:1991年3月15日 改訂第四版発行:(¥2000)

サンリオSF文庫総解説に載っていたジョン・コリア氏の著作が読みたくて、図書館で借りられた本がこれ。
サンリオSF文庫のは無かった。
この本には、20編の短編が収録されている。

「夢判断」
精神病医に、夢判断をしてもらう青年チャールズ・ロティファー。
 繰り返される悪夢なのか。星新一さんを思い出す。

「記念日の贈り物」
イェンセン氏は妻マイラの金遣いが我慢ならなくなり、とうとうある計画を思いつく。
 メロディ村の少年は賢明だった。場数を踏んでいるのだろう(苦笑)。

「ささやかな記念品」
エリック・ガスケルが出会った老人は、困った由来のある品を蒐集していた。
 そうなると思った。妻は浮気するもの、なのか。

「ある湖の出来事」
ビーズリィ氏は転がり込んだ遺産で、自然科学の驚異誌で憧れていた世界を旅する事にした。
 ビーズリィ夫人は全く存在を信じてなかった。
でも私もついていくだろう。一人になったら悲しい。

「旧友」
禁欲的な暮らしを続けてきたデュプレ夫妻。
 妻とロベールは吸血鬼?
アンジェの女に関わることわざって何だろう?
妻はもう戻って来ないのか。

「マドモアゼル・キキ」
マルセイユの西にある小さな漁港に、マドモアゼル・キキと言う猫が居た。
 なんて頭の良い猫!
そしてパピヨンは駄目過ぎた。

「スプリング熱」
たまたま腹話術を見た貧乏な彫刻家ユースタスは自分でも出来ると思ってしまった。
 人形と結婚するって事?
ピュグマリオンみたいな事になったら良いね。

「クリスマスに帰る」
著名なカーペンター博士を支えてきたハーマイアニ夫人。
 最低の夫!!
可哀相なハーマイアニ。きちんとし過ぎていたせい?でも博士に非があるからこそ、そうなったのだろう。

「ロマンスはすたれない」
ウォトキンズ氏とゴスポート氏は、三月の真夜中に帰宅し悪魔のイタズラを経験した。
 予想通りの事が起きたが結果はあっけなかった。もっと悪意があるかと思った。
そしてピジャマが気になる。パジャマの事なんだろうな・・・。

「鋼鉄の猫」
セールスマンのウォルター・デーヴィスは、ジョージと言う鼠を助手にしていた。
 ハートピック氏、ひどい・・・。
ジョージ・シンプソンくんとボーイさんが可哀相。

「カード占い」
マイラ・ウィルキンズは、トランプを使うヴォスカル法(システム)を習い、客リューと結婚した。
 そういう事だったのか!
運命のいたずらというのは恐ろしい。
そしてヴォスカル法すごい。習いたい・・・かな?
未来そこまで知りたくないか?

「雨の土曜日」
プリンシー氏の娘ミリセントがおぞましい事をしでかした。
 プリンシーの悪魔と来たら!
なんておぞましい一家。ミリセントが一番酷いけど。
しかしいくらなんでもバレるやろこれ。

「保険のかけすぎ」
アリスとアーウィンは、幸福な若夫婦だった。愛に満ちていた。
 幸せそうな夫婦だと思ったのに、やはり食欲には勝てぬのか。
それとも何かマズい物が混ぜられていた?

「ああ・・・大学」
ロンドンの郊外に住む男は一人息子ジャックを大学にはやらなかった。
 息子を大学にやらず、代わりに放蕩させてるも同然では。
父親は無学なのか。分からん。

「死の天使」
三熊荘でつましい暮らしをするスクリヴナー夫妻。夫ヘンリーは妻エラと茶色い卵の事で喧嘩してしまった。
 出て来た茸アマニタファロイデス(死の天使)を調べたら、和名タマゴテングタケと言う実在する毒茸だった。
卵で喧嘩したから、これを選んだのか。

「ガヴィン・オーリアリ」
18歳の子守女ロージー・オーリアリを住処にするハンサムな蚤ガヴィン・オーリアリ。
 幸せなノミ。
ノミの成功ってトムとジェリーで見たような話だ。
人に支配される蚤生って言うのが面白い。

「霧の世界」
バーの女給が気に入ったわたしは、彼女をくどいた。だが翌日会った彼女はわたしの事を覚えていなかった。ネリーとベラは双子だった。
 結婚簡単過ぎる。
最初、不貞行為と言うのを見落として、気が狂ったかと思った。
二人とも浮気したのだねネリーとベラ。しかし自業自得なような。

「死者の悪口を言うな」
ドクター・ランキンは、地下室の壁塗りをしていた。
 アイリーン生きているとは思ったがこの流れ漫画になりそう。
バッドとバック、余計な事言ったなー。

「炎のなかの絵」
長めの短編。作家チャールズ・リジムは、金持ちニコラス・マハランドの依頼で、映画の原作を書く事になった。
主役はイギリス人美女ベリンダ・ウインドハヴァー。 
 なんなのニックは悪魔なの?耳と爪が最初から気になっているみたいだし、ジョーは気付かないけど。
面白い話だが、ベリンダの今後がちょっと気になる。
あとキャッツ・ピジャマが素晴らしい人ってどういう事?

「少女」
片田舎に引っ越してきたレンヴィルさんと、夫婦、そして少女パトリシアの会話。
 えっ?これで終わりなの?!
良いの?こんなんで。
どうなるのパティ?!
会話区切りが無いので読みにくかった。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0