砂の下の夢~空の下の緑~ 1 （TONO）

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砂の下の夢~空の下の緑~ 1 (プリンセスコミックス)

• 作者: TONO
• 出版社/メーカー: 秋田書店
• 発売日: 2014/09/16
• メディア: コミック

PRINCESS COMICS：平成26年9月25日　初版発行：￥429

砂漠に緑のオアシスを作る謎の一族、ジャグロ族。
あのシリーズが帰ってきた！
嬉しい～！！
ジャグロ族のチャリティとフェイスもそのまま出て来てくれて良かった。
明るい緑の瞳に赤毛のチャリティと砂漠の空よりも濃い青い瞳に黒髪のフェイス。恋人同士だけどジャグロ族の風習で性別を明らかにしていない。でも内容的にそれは全然気にならない。両性具有とか無性でも良い感じ。

王様のオアシスでは、鳥飼いの下働きのジスがチャリティとフェイスに同行する。王様は毎年プレゼントの鳥を逃がしてしまうお妃様に哀しくなってる。二人はどうして一緒に居られなかったのだろう。切ない。ジスがどういう縁の者か判らないけれど、間違えないで欲しいと思った。
奴隷たちのオアシスにはフェイス一人と同行する事になるザザ。このオアシスはジャグロ族が作ったわけでは無いが、彼らはそれを供養する。ザザはフェイスが気になっていて面白い。
フェイスが最後にすごく明るいのも面白かった。
記憶のオアシスは、辿り着いた者の大切な人の記憶だけを失わせてしまう。婚約者ギースに忘れられてしまったペルダは、フェイス達に同行。オアシスはペルダの記憶も奪おうとする。その哀しい所業・・・。
オアシスも元は人間だった。オアシスになっても心を痛めてしまうのか。
南7番目のオアシスには、駱駝を失い取り残された夫婦と娘オペラが居た。確かに、駱駝が居なくなったらオアシスから先へは進めないよね。
とても切ないのに、星や花やラピスラズリや、綺麗な物でいっぱいの素的なお話だった。
ガラスのオアシスは、オアシスの周りに硝子の破片がばらまかれ、訪れた人が怪我しそうになる。それを撒いた犯人である両親が行方不明になり、おじ一家に育てられたリコは、その破片を集めるように言われ、冷たく扱われていた。
オアシスの鳥は人の化身だったのか。見た目アレだけどそれなりに可愛い(笑)。

相変わらず、素的なファンタジー。
たった一つ気になる事は、裏表紙に一つだけ「シャグロ族」って書いてある事かなー。

＜　タイトルリスト　＞
第1話　王様のオアシス
第2話　奴隷たちのオアシス
第3話　記憶のオアシス
第4話　南7番目のオアシス
第5話　ガラスのオアシス

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