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儚い羊たちの祝宴 (米澤穂信) [ ヤ~他 (書籍)]

アマゾンにリンクしています儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

  • 作者: 米澤 穂信
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2011/06/26
  • メディア: 文庫
新潮文庫:平成23年7月1日発行:(¥476)

身内に不幸がありまして、北の館の罪人、山荘秘聞、玉野五十鈴の誉れ、儚い羊たちの晩餐、以上五編収録。
それぞれは別の物語だが、「バベルの会」と言う大学の読書会が共通して出て来る。
 身内に不幸がありまして
地方の大家・丹山(たんざん)家の娘・吹子(ふきこ)。彼女に仕える身寄りの無い娘・村里夕日(むらさと・ゆうひ)の手記がメイン。廃嫡された兄の代わりに跡取りとなる吹子。
 北の館の罪人
六綱家の旦那様が外に作った子・内名あまり。彼女は母が亡き後、六綱家を頼り、北の館の主の世話をして暮らす事となった。現当主・光次の兄・早太郎である。あまりは彼に次々と買い物を言いつかる。それも何に使うのか判らない物ばかりだった。
 山荘秘聞
高地の奥の奥、辰野家の別荘「飛鶏館」でたった一人働く屋島守子(やしま・もりこ)。しかし一年経っても誰一人お客様を迎える事は無かった。そしてある冬の日、遭難者を見つけた。
 玉野五十鈴の誉れ
小栗家のたった一人の娘・純香と彼女に仕える玉野五十鈴のお話。母は祖母の言いなりで、誰も祖母に逆らえない。祖母に逆らわないように生きて来た純香だったが、父の親族のせいで大変な事が起きる。
 儚い羊たちの晩餐
バベルの会に除名された大寺鞠絵の日記。
彼女の家に新しくやってきた料理人は、厨娘の夏と言った。彼女はアミルスタン羊さえ調理出来るのだ。

玉野五十鈴の誉れが一番好きかな・・・一応救われた感じがするから。
屋島守子はずっとそうやって生活していくのだろうか。ラスト、あまりに意外だった。
タグ:米澤穂信
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