※御注意※
2011年2月20日、移転して来ました。
リンク切れ多数あり。修正は一生終わらないかも・・・
:THE HOLY THIEF by Ellis Peters:岡本浜江・訳
:光文社文庫:2006年1月20日初版1刷発行:(¥619)
1144年9月、恐るべき略奪者が死亡し、ラムゼー修道院が解放された。ウォルター大修道院長と修道士達は住まいと教会の修復に取りかかり、各地のベネディクト修道会員に援助を求めた。
シュルーズベリにやってきたのは副院長補佐へールインとチューティロ修道士。
浄財を集め、ほくほく顔だったがサリエンを呼び戻す事は叶わなかった。
その後、ウェールズで大雨が降った為にセヴァーン川が氾濫し、洪水のどさくさで、聖ウィニフレッドの聖骨箱が行方不明になってしまう。
数奇な運命を辿り、聖骨箱はレスター伯ロバートの元に匿われていた。
レスター伯ロバート、道中に関わったへールインのラムゼー修道院がそれぞれ、聖ウィニフレッドに選ばれたのだと聖骨箱の所有権を主張し、シュルーズベリにやってくる。
盗んだ犯人を明らかにする為、聖骨箱を移動させるのを手伝った羊飼いアルドヘルムが呼ばれるが、来る途中で殺されてしまう。
聖ウィニフレッドの聖骨箱の所在の為の福音書占いで、風が「兄弟が兄弟を死にわたし」と伝えられた。
聖ウィニフレッドは、ちょっと散歩したかったのかもしれないね。
彼女が示した聖書の文言は素晴らしい。感動した。
カドフェルシリーズもあと二冊しか無い~と思っていたら、解説にも似たような事が書かれてあって、しんみり。
<ネタバレ登場人物メモ>
ラドルファス:修道院長。
ロバート:副院長。彼に福音書で示された言葉は「汝らわれを選びしにあらず、われ汝らを選びし」
ジェローム:修道士。ロバート副院長の腰巾着。大変な事をしでかし、神経衰弱になってしまう。
へールイン:ラムゼー修道院の副院長補佐。彼に福音書で示された言葉は「われ汝らがいずこの者なるかを知らず、悪をなす者よ、みなわれを離れ去れ」
チューティロ:見習い修道士。へールインに付き添ってサリエンを訪ねた時、寝たきりのドナータの為に音楽を聴かせ気に入られた。洪水のどさくさに紛れ、聖骨箱を積み込んでラムぜー修道院に持ち帰ろうとした。
ロバート・ポーモント:レスター伯爵。面白がって聖骨箱争奪戦に参加したようだ。通称「背こぶのロバート」。彼に示された福音書の言葉は「あなたがわたしを捜しても見つからないでしょう。あなたはわたしのいる所に来ることはできない」
レミー:吟遊詩人。レスター伯爵に雇われる事となる。
ベネゼット:レミーの従者。洪水のどさくさに浄財を盗んだ悪い奴だった。
ダーアルニー:レミーに買われた歌い手。母は奴隷商人に売られグロスターの荘園主の妾となった。しかしダーアルニーは荘園主の子供では無い。チューティロが好き。
ドナータ・ブラウント:ロングナーの荘園主未亡人。
サリエン:ドナータの次男。
アルドヘルム:雨の中、聖骨箱を移動させるのを手伝った羊飼い。事実がバレるのを恐れた犯人に殺されてしまった。
ジェフロワ・ド・マンデヴィル:エセックス伯。フェンに一大泥棒王国を築いた。しかし暑さのあまり兜を脱いだときに弓矢に射られ、感染熱で9月16日に死亡。
スティーブン王:1096年頃生まれ。父はフランス貴族・ブロワ伯エティエンヌ2世。母は、英国王ウィリアム一世の娘アデラ。フランスでの名前はエティエンヌ。前王ヘンリー1世は母の弟(=叔父)で、モードは従妹。南部一帯と頭部の大半を支配している。
女帝モード:1102年生まれ。スティーブン王と王権を争う。前王ヘンリー一世の一人娘。幼くして神聖ローマ皇帝ハインリヒ五世と結婚した。死別後はアンジュー伯ジョフロアと再婚し、息子ヘンリー誕生。南西部に落ち着き、ディヴァイジズに堅固な宮廷を築いている。
ロバート:グロスター伯。モードの異母兄。前王ヘンリー一世の庶子。モードの味方。
ヘンリー・プランタジネット:1133年生まれ。モード女帝の息子。父ジョフロア伯に送り出され母の元へやって来た。
レイナルフ:チェスター伯。妻はロバートの娘。
ブライアン・フィッツカウント:モード女帝の愛人とも言われる戦士。ウォリンフォードの要塞を守る最東端の英雄。
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聖なる泥棒 (エリス・ピーターズ) [ ハ行 (書籍)]
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修道士カドフェル・シリーズ19 聖なる泥棒聖なる泥棒―修道士カドフェル・シリーズ〈19〉 (光文社文庫)
- 作者: エリス ピーターズ
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/01
- メディア: 文庫
:THE HOLY THIEF by Ellis Peters:岡本浜江・訳
:光文社文庫:2006年1月20日初版1刷発行:(¥619)
1144年9月、恐るべき略奪者が死亡し、ラムゼー修道院が解放された。ウォルター大修道院長と修道士達は住まいと教会の修復に取りかかり、各地のベネディクト修道会員に援助を求めた。
シュルーズベリにやってきたのは副院長補佐へールインとチューティロ修道士。
浄財を集め、ほくほく顔だったがサリエンを呼び戻す事は叶わなかった。
その後、ウェールズで大雨が降った為にセヴァーン川が氾濫し、洪水のどさくさで、聖ウィニフレッドの聖骨箱が行方不明になってしまう。
数奇な運命を辿り、聖骨箱はレスター伯ロバートの元に匿われていた。
レスター伯ロバート、道中に関わったへールインのラムゼー修道院がそれぞれ、聖ウィニフレッドに選ばれたのだと聖骨箱の所有権を主張し、シュルーズベリにやってくる。
盗んだ犯人を明らかにする為、聖骨箱を移動させるのを手伝った羊飼いアルドヘルムが呼ばれるが、来る途中で殺されてしまう。
聖ウィニフレッドの聖骨箱の所在の為の福音書占いで、風が「兄弟が兄弟を死にわたし」と伝えられた。
聖ウィニフレッドは、ちょっと散歩したかったのかもしれないね。
彼女が示した聖書の文言は素晴らしい。感動した。
カドフェルシリーズもあと二冊しか無い~と思っていたら、解説にも似たような事が書かれてあって、しんみり。
<ネタバレ登場人物メモ>
ラドルファス:修道院長。
ロバート:副院長。彼に福音書で示された言葉は「汝らわれを選びしにあらず、われ汝らを選びし」
ジェローム:修道士。ロバート副院長の腰巾着。大変な事をしでかし、神経衰弱になってしまう。
へールイン:ラムゼー修道院の副院長補佐。彼に福音書で示された言葉は「われ汝らがいずこの者なるかを知らず、悪をなす者よ、みなわれを離れ去れ」
チューティロ:見習い修道士。へールインに付き添ってサリエンを訪ねた時、寝たきりのドナータの為に音楽を聴かせ気に入られた。洪水のどさくさに紛れ、聖骨箱を積み込んでラムぜー修道院に持ち帰ろうとした。
ロバート・ポーモント:レスター伯爵。面白がって聖骨箱争奪戦に参加したようだ。通称「背こぶのロバート」。彼に示された福音書の言葉は「あなたがわたしを捜しても見つからないでしょう。あなたはわたしのいる所に来ることはできない」
レミー:吟遊詩人。レスター伯爵に雇われる事となる。
ベネゼット:レミーの従者。洪水のどさくさに浄財を盗んだ悪い奴だった。
ダーアルニー:レミーに買われた歌い手。母は奴隷商人に売られグロスターの荘園主の妾となった。しかしダーアルニーは荘園主の子供では無い。チューティロが好き。
ドナータ・ブラウント:ロングナーの荘園主未亡人。
サリエン:ドナータの次男。
アルドヘルム:雨の中、聖骨箱を移動させるのを手伝った羊飼い。事実がバレるのを恐れた犯人に殺されてしまった。
ジェフロワ・ド・マンデヴィル:エセックス伯。フェンに一大泥棒王国を築いた。しかし暑さのあまり兜を脱いだときに弓矢に射られ、感染熱で9月16日に死亡。
スティーブン王:1096年頃生まれ。父はフランス貴族・ブロワ伯エティエンヌ2世。母は、英国王ウィリアム一世の娘アデラ。フランスでの名前はエティエンヌ。前王ヘンリー1世は母の弟(=叔父)で、モードは従妹。南部一帯と頭部の大半を支配している。
女帝モード:1102年生まれ。スティーブン王と王権を争う。前王ヘンリー一世の一人娘。幼くして神聖ローマ皇帝ハインリヒ五世と結婚した。死別後はアンジュー伯ジョフロアと再婚し、息子ヘンリー誕生。南西部に落ち着き、ディヴァイジズに堅固な宮廷を築いている。
ロバート:グロスター伯。モードの異母兄。前王ヘンリー一世の庶子。モードの味方。
ヘンリー・プランタジネット:1133年生まれ。モード女帝の息子。父ジョフロア伯に送り出され母の元へやって来た。
レイナルフ:チェスター伯。妻はロバートの娘。
ブライアン・フィッツカウント:モード女帝の愛人とも言われる戦士。ウォリンフォードの要塞を守る最東端の英雄。
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