※御注意※
2011年2月20日、移転して来ました。
リンク切れ多数あり。修正は一生終わらないかも・・・
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代価はバラ一輪 (エリス・ピーターズ) [ ハ行 (書籍)]
修道士カドフェル・シリーズ13 代価はバラ一輪
:THE ROSE RENT by Ellis Peters:大出健・訳
:光文社文庫:2005年1月20日初版1刷発行:(¥571)
1142年6月。カドフェルとヒューはいつものように語り合っていた。
話題に上がったのは、ジュディス・パールの代価の件。四年前、夫と身ごもっていた子を相次いで亡くした彼女は、夫と住んでいた門前通りの屋敷を教会に差し出した。そしてその代価として彼女が得られる物は、毎年6月22日、聖ウィニフレッドの移葬祭の日に、その屋敷で一番美しく咲いた白バラ一輪のみ。
しかし、その白バラを毎年届けていたブラザー・エルーリックが、もう耐えきれないと院長に訴え、放免された。
代わりに、その屋敷に間借りする青銅職人のニールが届ける事になったのだが、なぜかエルーリックが、その薔薇の木の傍で殺されていた。
その上、ジュディスは行方不明になってしまった。
次々に起こる殺人とか。犯人はすぐ予想が付いたけど、それよりもジュディスとニールの関係が気になって気になって。
殺人はほっといて、素的なラブロマンスとして読んでしまえるね(笑)。
<ネタバレ登場人物メモ>
ラドルファス:院長。
ヒュー・ベリンガー:執行長官。カドフェルの親友。
アライン・ベリンガー:ヒューの妻。
ジャイルズ:ヒューとアラインの第一子。カドフェルの名付け子。二歳。
アンセルム:修道士。カドフェルより10歳下。聖歌隊指揮者で図書室の管理もしている。ジュディスの家を譲り受けた時、カドフェルと共に、証文の副連署人となった。
エルーリック:修道士。20歳。三歳の時から修道院育ちの献身者(オブレイド)で、正式な修道士になってからはまだ日が浅い。聖母マリアの礼拝堂の祭壇係。代価の白バラを届ける役になった為に、ジュディスに恋し、その罪に戦き、役目から外して貰った。
ヴァイタリス:修道士。院長の命で、ニールに白バラ係を依頼しに行った記録や帳簿や法律条項に埋もれて生きて来た為、ヴェラム紙に描かれていない事柄には何の興味も抱かない。。
マグダレン:ゴドリックス・フォード大修道院の森にあるポールズワース女子修道院の修道女。「死を呼ぶ婚礼」のソーンベリのエイヴィス。老齢で寝たきりのマザー・マリアナの代わりに、修道院を取り仕切っている。
ジュディス・パール:服地屋ヴェスティア家のたった一人の女主人。25歳。ヴェスティア家はシュルーズベリで最も大きく、最も有名な服地屋。
イードレッド・パール:故人。ジュディスの夫。熱病で亡くなった。
アガサ・コリアー:ジュディスの母方の叔母
マイルズ・コリア-:アガサの息子。ジュディスの二歳年上の従兄。服地屋の雇い人達の頭で仕事の切り回し役。ジュディスが尼僧になりたいと言うのを止めながら、実はヴェスティア家の主人になろうと思い描いていた。薔薇の木を伐り倒して約束を果たせなくし、屋敷を取り戻そうと企んだが、エルーリックに邪魔され彼を殺害。バートレッドに自分の靴を与え、殺人罪をなすりつけようとし彼も殺害。更に森でジュディスを殺そうともした悪い奴。
バートレッド:織り職人頭。こっそりジュディスが囚われている場所を見つけ出したが、殺された。
アリソン:バートレッドの母。ヴェスティア家の料理を切り盛りしている。
ブランウェン:毛梳き職人。新しい羊毛を扱っていて手が湿疹だらけになった女性。
ゴッドフリー・フラー:縮絨職人。50歳。しみったれの老人。既に二人の妻と死別している。ヴェスティア家の羊毛の染めと織り上がった物の縮絨を請け負っている。
ウィリアム・ハインド:羊毛商人。この州の中西部の丘陵地帯で一番多くの羊を飼っている。最高級の羊毛はフランス北部やフランドルの毛織物の町に出荷し、二番目の品質の物をヴェスティア家へ売っていた。
ヴィヴィアン・ハインド:ウィリアム・ハインドの一人息子。父親の金を浪費する才能しかない。ジュディスの金目当てに、無理にでも結婚しようと彼女を攫った犯人。
ガンナー:ヴィヴィアンの従者。ヴィヴィアンの言いつけで乱暴にジュディスを攫った張本人。
ニール:青銅細工師。40歳くらい。ジュディスが差し出した門前通りの家を間借りしている。ジュディスが無くした愛用のベルトの留め金を、新しく作った。五年前に妻を亡くし、生まればかりだった一人娘を妹に預けている。毎週日曜に、娘に会いに行く。夜陰に紛れて尼僧院に向かうジュディスを認め、彼女を暴漢から救った。
セシリー:ニールの妹。プリーに住む。夫ジョンはモーティマー家の家令。二人の息子と一人の娘がいる。兄の娘を自分の事分け隔てなく育てている。
ロサルバ:ニールの娘。五歳。名前は白いバラと言う意味でファーザー・アダムが名付け親。
スティーブン王:1096年頃生まれ。父はフランス貴族・ブロワ伯エティエンヌ2世。母は、英国王ウィリアム一世の娘アデラ。フランスでの名前はエティエンヌ。ヘンリー1世は母の弟(=叔父)で、モードは従妹。
女帝モード:1102年生まれ。スティーブン王と王権を争う。前王ヘンリー一世の一人娘。幼くして神聖ローマ皇帝ハインリヒ五世と結婚した。死別後はアンジュー伯ジョフロアと再婚し、息子ヘンリー誕生。
ロバート:グロスター伯。モードの異母兄。前王ヘンリー一世の庶子。
レイナルフ:チェスター伯。妻はロバートの娘。
ブライアン・フィッツカウント:モード女帝の愛人とも言われる戦士。ウォリンフォードの要塞を守る最東端の英雄。
:THE ROSE RENT by Ellis Peters:大出健・訳
:光文社文庫:2005年1月20日初版1刷発行:(¥571)
1142年6月。カドフェルとヒューはいつものように語り合っていた。
話題に上がったのは、ジュディス・パールの代価の件。四年前、夫と身ごもっていた子を相次いで亡くした彼女は、夫と住んでいた門前通りの屋敷を教会に差し出した。そしてその代価として彼女が得られる物は、毎年6月22日、聖ウィニフレッドの移葬祭の日に、その屋敷で一番美しく咲いた白バラ一輪のみ。
しかし、その白バラを毎年届けていたブラザー・エルーリックが、もう耐えきれないと院長に訴え、放免された。
代わりに、その屋敷に間借りする青銅職人のニールが届ける事になったのだが、なぜかエルーリックが、その薔薇の木の傍で殺されていた。
その上、ジュディスは行方不明になってしまった。
次々に起こる殺人とか。犯人はすぐ予想が付いたけど、それよりもジュディスとニールの関係が気になって気になって。
殺人はほっといて、素的なラブロマンスとして読んでしまえるね(笑)。
<ネタバレ登場人物メモ>
ラドルファス:院長。
ヒュー・ベリンガー:執行長官。カドフェルの親友。
アライン・ベリンガー:ヒューの妻。
ジャイルズ:ヒューとアラインの第一子。カドフェルの名付け子。二歳。
アンセルム:修道士。カドフェルより10歳下。聖歌隊指揮者で図書室の管理もしている。ジュディスの家を譲り受けた時、カドフェルと共に、証文の副連署人となった。
エルーリック:修道士。20歳。三歳の時から修道院育ちの献身者(オブレイド)で、正式な修道士になってからはまだ日が浅い。聖母マリアの礼拝堂の祭壇係。代価の白バラを届ける役になった為に、ジュディスに恋し、その罪に戦き、役目から外して貰った。
ヴァイタリス:修道士。院長の命で、ニールに白バラ係を依頼しに行った記録や帳簿や法律条項に埋もれて生きて来た為、ヴェラム紙に描かれていない事柄には何の興味も抱かない。。
マグダレン:ゴドリックス・フォード大修道院の森にあるポールズワース女子修道院の修道女。「死を呼ぶ婚礼」のソーンベリのエイヴィス。老齢で寝たきりのマザー・マリアナの代わりに、修道院を取り仕切っている。
ジュディス・パール:服地屋ヴェスティア家のたった一人の女主人。25歳。ヴェスティア家はシュルーズベリで最も大きく、最も有名な服地屋。
イードレッド・パール:故人。ジュディスの夫。熱病で亡くなった。
アガサ・コリアー:ジュディスの母方の叔母
マイルズ・コリア-:アガサの息子。ジュディスの二歳年上の従兄。服地屋の雇い人達の頭で仕事の切り回し役。ジュディスが尼僧になりたいと言うのを止めながら、実はヴェスティア家の主人になろうと思い描いていた。薔薇の木を伐り倒して約束を果たせなくし、屋敷を取り戻そうと企んだが、エルーリックに邪魔され彼を殺害。バートレッドに自分の靴を与え、殺人罪をなすりつけようとし彼も殺害。更に森でジュディスを殺そうともした悪い奴。
バートレッド:織り職人頭。こっそりジュディスが囚われている場所を見つけ出したが、殺された。
アリソン:バートレッドの母。ヴェスティア家の料理を切り盛りしている。
ブランウェン:毛梳き職人。新しい羊毛を扱っていて手が湿疹だらけになった女性。
ゴッドフリー・フラー:縮絨職人。50歳。しみったれの老人。既に二人の妻と死別している。ヴェスティア家の羊毛の染めと織り上がった物の縮絨を請け負っている。
ウィリアム・ハインド:羊毛商人。この州の中西部の丘陵地帯で一番多くの羊を飼っている。最高級の羊毛はフランス北部やフランドルの毛織物の町に出荷し、二番目の品質の物をヴェスティア家へ売っていた。
ヴィヴィアン・ハインド:ウィリアム・ハインドの一人息子。父親の金を浪費する才能しかない。ジュディスの金目当てに、無理にでも結婚しようと彼女を攫った犯人。
ガンナー:ヴィヴィアンの従者。ヴィヴィアンの言いつけで乱暴にジュディスを攫った張本人。
ニール:青銅細工師。40歳くらい。ジュディスが差し出した門前通りの家を間借りしている。ジュディスが無くした愛用のベルトの留め金を、新しく作った。五年前に妻を亡くし、生まればかりだった一人娘を妹に預けている。毎週日曜に、娘に会いに行く。夜陰に紛れて尼僧院に向かうジュディスを認め、彼女を暴漢から救った。
セシリー:ニールの妹。プリーに住む。夫ジョンはモーティマー家の家令。二人の息子と一人の娘がいる。兄の娘を自分の事分け隔てなく育てている。
ロサルバ:ニールの娘。五歳。名前は白いバラと言う意味でファーザー・アダムが名付け親。
スティーブン王:1096年頃生まれ。父はフランス貴族・ブロワ伯エティエンヌ2世。母は、英国王ウィリアム一世の娘アデラ。フランスでの名前はエティエンヌ。ヘンリー1世は母の弟(=叔父)で、モードは従妹。
女帝モード:1102年生まれ。スティーブン王と王権を争う。前王ヘンリー一世の一人娘。幼くして神聖ローマ皇帝ハインリヒ五世と結婚した。死別後はアンジュー伯ジョフロアと再婚し、息子ヘンリー誕生。
ロバート:グロスター伯。モードの異母兄。前王ヘンリー一世の庶子。
レイナルフ:チェスター伯。妻はロバートの娘。
ブライアン・フィッツカウント:モード女帝の愛人とも言われる戦士。ウォリンフォードの要塞を守る最東端の英雄。
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