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2011年2月20日、移転して来ました。
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カリブ海の秘密 (アガサ・クリスティー/永井淳訳) [ カ行 (書籍)]

A Caribbean Mystery:クリスティー文庫:早川書房:
2003年12月10日印刷・2003年12月15日発行:(¥640)

 前回読んだ「復讐の女神」は、これの続編。順番が逆になっちゃったけど、特に困る事も無くネタバレする事も無く面白く読めた。
 最後の恋愛関係に付いては、全然予想もしていなかったので、いつからそんな事に!?と、びっくりした。

 この作品と、「復讐の女神」と、もう一冊で三部作になる予定だったとか。クリスティーが亡くなられて読む事叶わなくなったが、どんな話だったんだろう。案とか残ってないのかな。残念だ。
アマゾンにリンクしていますカリブ海の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

カリブ海の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 作者: アガサ クリスティー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2003/12
  • メディア: 文庫
<目次>
1 パルグレイヴ少佐、懐古談を語る
2 ミス・マープル、品定めをする
3 ホテルでの死
4 ミス・マープル、診察を乞う
5 ミス・マープル、決断をくだす
6 夜の半ばに
7 浜辺の朝
8 エスター・ウォルターズとの会話
9 ミス・プレスコットその他
10 ジェームズタウンでの決定
11 ゴールデン・パームの夜
12 古い罪は長い影を落とす
13 ヴィクトリア・ジョンスン退場
14 取り調べ
15 取り調べ続行
16 ミス・マープル、援助を求める
17 ラフィール氏、活動を開始する
18 牧師のいぬ間に
19 こわれた靴の活用
20 深夜の恐慌
21 ジャクスン、化粧品の講釈をする
22 モリーに男が?
23 最後の日
24 復讐の女神
25 ミス・マープル、想像力を駆使する
エピローグ<ネタバレ登場人物メモ>
 パルグレイヴ少佐:ゴールデン・パーム・ホテルの宿泊客。14年間暮らしたケニアの話や、見聞きした殺人事件の話をしまくっている間に殺された。赤黒い顔、左目は義眼で、全体としてはひきがえるの剥製と酷い言われようである。

 ラフィール:ゴールデン・パーム・ホテルの宿泊客。イングランド北部でスーパーマーケットの大チェーン店を経営している、とてつもない大金持ち。もうすぐ80歳。ほとんど体の自由がきかない。
ミス・マープルと別れの時に言った言葉「Ave caesar,nos morituri te salutamus(皇帝万歳、まさに死せんとするわれら、陛下に敬礼す-死を目前にした剣闘士たちの言葉)」
 エスター・ウォルターズ:ラフィール氏の秘書。未亡人で就学中の娘が一人居る。髪は小麦色で感じの良い顔立ち。ティムにメロメロだった。
 アーサー・ジャクスン:ラフィール氏の従僕。マッサージ係。長身で若いハンサムな男。いつも、ラフィール氏の書類をこっそり盗み見していた。

 ジェレミー・プレスコット:ゴールデン・パーム・ホテルの宿泊客。聖堂参事会員(キャノン)。太った赤ら顔の、いたって愛想の良い人物。
 ジョーン・プレスコット:ゴールデン・パーム・ホテルの宿泊客。ジェレミーの妹。痩せ型の気難しい顔をした女性。

 グレゴリー・ダイスン:ゴールデン・パーム・ホテルの宿泊客。愛称グレッグ。白い蓬髪を逆立てた大男。蝶に関する本を書いている。前妻が腺病質で、冬の間、暖かい所で暮らす必要があって、西インド諸島に来るようになった。前妻は、四年前、西インド諸島のマルティニク島で亡くなった。
 ラッキー・ダイスン:ゴールデン・パーム・ホテルの宿泊客。グレッグの妻。金髪に染めている。ラッキーは本名では無く、夫の付けたあだ名らしい。グレッグの前妻の親戚(いとこ?)。前妻を薬殺したが、エドワードと浮気している。モリーと間違って殺されてしまった。

 エドワード・ヒリンドン:ゴールデン・パーム・ホテルの宿泊客。浅黒い痩せた男。大佐。ラッキーと恋に堕ち、しかし子供の為に離婚せずに来た。グレッグの前妻を殺した薬を、ラッキーに頼まれ、何の薬か知らないまま調達して来たばかりに、今ではラッキーに共犯者と脅されている。
 イーヴリン・ヒリンドン:ゴールデン・パーム・ホテルの宿泊客。エドワードの妻。日焼けした美人。夫婦で植物学者。毎年三ヶ月を西インド諸島で過ごし、島々を渡り歩いている。息子が二人居てパブリックスクールに行っている。夫とは冷めてしまった。

 グレアム:ゴールデン・パーム・ホテルの宿泊客。博士。65歳前後。西インド諸島で長らく開業医をしていたが、今は半ば引退の身。結構ホテルの宿泊客の診察をさせられているようだ。
 セニョーラ・デ・カスペアロ:ゴールデン・パーム・ホテルの宿泊客。辛辣な口調。

 ティム・ケンドル:ゴールデン・パーム・ホテルの経営者。痩せて浅黒い30代の男。
 モリー・ケンドル:ゴールデン・パーム・ホテルの経営者。20歳過ぎ。飾り気のないブロンドの女性。

 ヴィクトリア・ジョンスン:ゴールデン・パーム・ホテルのメイド。
 ジム・エリス:ヴィクトリアの内縁の夫。この島では、正式に結婚するカップルは殆ど無い。

 ウェストン:サン・トレノ警察犯罪捜査課警部。
 ロバートスン:西インド諸島人の警察医。
 ダヴェントリー:ジェームズタウン行政府の人間。35歳。グレアム医師の友人。

 レイモンド・ウェスト:ミス・マープルの甥。売れっ子の小説家。莫大な収入があり、前の冬、肺炎を患ったミス・マープルに転地療養の為、西インド諸島行きを勧め、費用を全部出し、セント・メアリ・ミードの彼女の家には、本を執筆中の友人を住まわせた。
 ジョーン:レイモンドの妻。
 ダイアナ・ホロックス:レイモンドの友人。トリニダードに行く用事があって、そこまでミス・マープルに付き添ってくれた(筈)。
 サンダースン夫妻:レイモンドの知人で、ゴールデン・パーム・ホテルの前の経営者。イギリスに帰国している。
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