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2011年2月20日、移転して来ました。
リンク切れ多数あり。修正は一生終わらないかも・・・

ファッジ・カップケーキは怒っている (ジョアン・フルーク/上條ひろみ訳) [ ハ行 (書籍)]

アマゾンにリンクしていますファッジ・カップケーキは怒っている (ヴィレッジブックス)

ファッジ・カップケーキは怒っている (ヴィレッジブックス)

  • 作者: ジョアン フルーク
  • 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2005/06
  • メディア: 文庫
FUDGE CUPCAKE MURDER by JOANNE FLUKE translation by Hiromi Kamijo:
ヴィレッジブックス:ソニー・マガジンズ:2005年6 月20日初版第1刷発行:(¥860)

お菓子探偵シリーズ第五弾。
ハロウィン目前の10月半ば。義弟ビル・トッドが保安官選挙に出馬し、妊婦の妹アンドリアの為にもと、選挙ポスターを貼るなどの手伝いをするハンナ・スウェンセン。
ところが、対抗馬である現職のグラント保安官が殺されてしまう。
死亡推定時刻にアリバイが無かったビルは、保安官代行を勤めるマイク・キングストンに停職を命じられる。友人だと思っていたのに!とアンドリアは怒りまくり。アンドリアとビルは、ハンナのお相手にマイクを推していたんだけど。
ハンナの三角関係のもう一人、ノーマン・ローズは、審美歯科技術の講師団のリーダーになって、しばらくレイク・エデンを離れていた。
ビルの無実を示す為、犯人捜しを始める事になってしまうハンナ。
マイクは、保安官事務所の新人職員と良い感じになっていたりするし(前の職場での元同僚で大変親しい間柄らしい)、以前から話を受けていたレイク・エデン料理本の締め切りは急に速くなったりするし、愛猫モシャの御飯の事もあって、大忙しの上に大忙しなハンナ。
共同経営者で来月20歳のリサ・ハーマンがもし居なかったら、死んでるんじゃ無いかな。

 今回、結構早いうちに犯人の予想は付きました。理由とか全然思い至らなかったけどね。ま、それはいつもの事ですが。
ページが残り少な~くなった頃に、犯人の元へ行くので、やっぱりねって感じです。
でも、以前からシリーズに出て来てた人なので、ビックリもしました。なんでそんな事を・・・。残された家族の今後が心配です。シリーズ続巻に出て来てくれるかな。
 訳者あとがきに書いてあった、シリーズ第一作からずっと謎だった事が明らかになる、にしばらく悩んでしまいました。どの事をさしてるんだろうと思って。
これはきっと、あれですね。あの、ドロレスとキャリーのアシスタントの「事情」の事でしょう。解った時には「そうだったのか!」と思いましたもの。これからは、ネティと幸せに暮らしてくれると良いなと願っています。
 それと、いつもながらはっきりしない、ハンナとマイク、ノーマンの三角関係。どちらともべたべた抱き合ったりキスしてるのに、どちらとも付き合ってない状態(某ゲームを思い出す(笑))のハンナ。この関係は、シリーズ続く限り終わらないのか。それともどちらかとゴールインした時点でシリーズ終了なのか。
シリアル・キラーは、ごめん、私も全然理解出来なかったから、ノーマンに大拍手なんだけどね。ハンナには是非ノーマンを選んで貰いたいと、ずっと思ってます。

 あっ、今回、コーヒーに卵の殻を入れるに続く、気になるネタが出て来ました。
リサの母が、ザワークラウト入りチョコレートケーキを作っていたと言う話があって、その上、会話相手のベアトリスが、私も作ると答えているのだ。酢漬けのキャベツ入りケーキ!?
本当にあるのか、そして美味しいのか、確かめたくないケーキだ・・。

<見にくいネタバレ登場人物メモ>

 ハンナ・スウェンセン:主人公。クッキー・ジャーのオーナー。ジョーダン高校で大人のための料理教室の講師を始めた。今は、レイク・エデン料理本のレシピを試作している。

 エルザ:ハンナの祖母。お気に入りのことわざ「見た目というものはあてにならない」
 イングリッド:ハンナの祖母。感謝祭の劇で入植者(ピルグリム)を演じる一年生のハンナを見るためにワシントン小学校に来てくれた。

 ドロレス・スウェンセン:ハンナの母。彼女の「ハワイアン・ポットロースト」はお気に入りのレシピで、ハンナの料理本に載せるよう手書きで持って来たが、それには砂糖が四カップも必要だった。料理本に載せなければ、「今すぐ殺して後で埋める人リスト」に自分が入れられるとハンナ談S.18。親友キャリー・ローズとグラニーズ・アティックを経営。リージェンシー・ロマンス・クラブのメンバー。

 アンドリア・トッド:ハンナの妹。第二子の出産予定日は11月の第二週。七年生の時、ベッカー先生が授業中喋っている生徒に罰を与えていたので、唇を動かさずに喋る方法を覚えた(腹話術)s.55。ブロンドの長い髪、明るいグレーがかったブルーの瞳、小柄。S.71
 ビル・トッド:アンドリアの夫。ハンナの義弟。ダークブラウンの髪にブラウンの瞳、フットボールのクォーターバックだったので、がっしりとした体格S.71
 レジーナ・トッド:ビルの母。バナナブレッドのレシピを出した。

 リサ・ハーマン:11月で20歳。157cm。父の病気の為、奨学金を出すと言ってくれた大学を諦めた。クッキー・ジャーの共同経営者。こんなに何もかも出来て、よく気がつくティーンエイジャーは居ないと思う。
 ジャック・ハーマン:リサの父。アルツハイマー症。

 ハーブ・ビースマン:リサの婚約者。レイク・エデンの保安要員兼交通取締官。
 マージ・ビースマン:ハーブの母。未亡人。リサの父ジャックと高校時代デートした事がある。

 ノーマン・ローズ:審美歯科技術の講師団のリーダー。シアトルに出掛けていたが、グラント保安官の殺害を聞き、ハンナの手助けをする為に急いで戻って来た。
 キャリー・ローズ:ノーマンの母。ドロレスの親友。リージェンシー・ロマンス・クラブのメンバー。
 ビヴァリー・ソーンダイク:審美歯科技術の講師団の一人。二人は結婚する事になっていたが、「まだ若過ぎるからそういう約束をするのは早い」と指輪を返してきた。と、ドロレス情報s.16。そう言えば、ノーマンから彼女についての話は一切でなかったなぁ。

 マイク・キングストン:ウィネトカ郡保安官事務所の刑事部を任せるため、グラント保安官がミネアポリス市警から引き抜いた刑事。一年前、レイク・エデンに来た。ハンナの料理教室の隣で、護身術のクラスを受け持つ。
グラント保安官が殺された後、保安官代行を勤める。グラント保安官の死亡時刻のアリバイが無いと言う理由で、ビルを停職処分にした。

 ジム(ジェイムズ)・グラント保安官:クッキー・ジャーのお得意様の一人。ビルとマイクの上司で、ビルの対立候補。ジョーダン高校のダンプスター(大型ゴミ容器)の中で死んでいた。後頭部を殴られた。死亡推定時刻は20時から21時半。
マイク曰く「最初の六ヶ月は新入りに対して甘い。六ヶ月目の終わり頃から、新入りにつらく当たり始める。儀礼の事になると本当に嫌な奴になる。」「昇進を先延ばしにされる、有給休暇を認めない、こうるさい小言ばかりで長所を伸ばそうとしない」s.67
 ネティ・グラント:グラント保安官の妻。三年前、一人息子を亡くしてから引きこもり状態だったs.46。リージェンシー・ロマンス・クラブのメンバー。彼女の作るアップリケ付き壁掛けは地元ではかなり有名で、いくつかの手工芸雑誌で特集を組まれたし、ミネソタ州の共進会でいつも一等のブルーリボン賞を取っていた。去年には、セレブの家の内装用にと、人気室内装飾家が彼女の壁掛けを注文。セレブはその壁掛けを背に、お宅訪問ツアーと言う全国放送のTV番組に出演した。それ以来、ネティには注文が殺到していたS.101。
去年、ピンクのキリンで、フラシ天の熊が座っているように見える子供用の椅子を買って送った。
 ジェイミー(ジェイムズ):グラント夫妻の一人息子。交通事故で死去。アナーバーにあるミシガン大学に在学中だった。
 アイヴァン・ヒル:二時間遅れのカリフォルニアに住んでいる。ジェイミーが死んだ時に同乗していた男の子の父親。グラント保安官は、何度も、あんたの息子が飲酒運転をしていた証拠を見つけ出してやると言って悩ませていた。運転していたのはジェイミーだったのに。ジェイミーの血中アルコール濃度は法定基準値の三倍だったのにS.187。しかし、彼はグラント保安官が殺された日の前夜に心臓発作を起こし、バイパス手術を受け入院中だった。

 バーバラ・ドネリー:グラント保安官の秘書。何事も手加減しない。グラント保安官とビルが口論をしていたのを見た。欠勤している。
 クリスタ:バーバラの孫。ダニエルのダンススタジオで、特訓中。黒のレオタードに黒のタイツ、腕には黒い大きなコウモリの羽根をつけ、白鳥の湖暗黒バージョンを踊る。

 ロニー・マーフィー:保安官事務所の新入り。二週間の休暇中。彼が休暇を取る直前に書いた事件報告書を、グラント保安官は隠し持っていた。行方不明だったが、実は、ハンナの末妹ミシェルのところに居た。
 ショーナ・リー・クィン:保安官事務所の民間職員。一ヶ月前にレイク・エデンに来た。秘書の一人が退職した時に、グラント保安官が雇った。ピザ屋でマイクとデートしていた。かってミネアポリス市警でマイクの同僚だった。
 リック・マーフィー:護身術の講師をマイクから引き継いだ。ロニーの兄。保安官事務所の先輩でもある。
 ハリー・ウィルコックス:ビルがウィネトカ郡保安官事務所に入った年に在籍していた、ベテランの保安官助手。ビルの指導者で最初のパートナーでもあった。デュー・ドロップ・イン事件で、グラント保安官から、恩給付きで早期退職するか降格するかどちらか選べと言われた。実は、グラント保安官はその時の彼の手柄を自分のものにして、保安官選挙で圧倒的勝利を収めたのだ。アリゾナ在住。
 ロニ・ウォード:レイク・エデンのビキニ・コンテストで三年連続優勝している、ウィネトカ郡一の浮気娘。保安官事務所でステップ・エアロビクスを教えている。

 クレア・ロジャーズ:クッキー・ジャーの隣にあるボー・モンド・ファッションのオーナー。ルーテル教会の牧師ニュードスン師とつきあっている。クリスマス前の日曜日に婚約を発表する予定。去年ネティに、小さい女の子にあげるクリスマスプレゼントはどこで買えば良いか聞かれ、アノーカにあるピンクのキリンと言う店を教えた。
 バーティ・ストラウブ:美容院「カットン・カール」のオーナー。グラント保安官の墓地での儀式の間中、瞬きもせずに棺を見ていた。

 ルアーン・ハンクス:ドロレスとキャリーのアシスタント。いつもシロイワヤギのように足元がしっかりしているS.124と言うハンナの評価はいかがなものか。
ジョーダン高校の最終学年が始まる前の夏、母と一緒に保安官事務所を掃除しに行き、大学から帰省していたジェイミーと知り合った。ジェイミーが大学に戻る前の二週間は、殆ど毎晩デートした。彼が大学に戻ったあと妊娠が判り、手紙を送ったが、彼はそれを見る間も無く事故で死去S.145。
グラント保安官は、彼女をくずと呼び、ジェイミーを陥れて結婚するためにわざと妊娠したんだろうと言った。ルアーンの家に来て、ジェイミーの赤ちゃんがお腹に居る事をもし誰かに言ったら、彼女の人生を惨めなものにしてやると言ったそうS.146。
 スージー・ハンクス:ルアーンの娘。ネティが熊の椅子を送った子。

 ベアトリス・ケスター:夫テッドの母の遺品の中から、ファッジ・カップケーキのレシピを見つけ、ハンナの料理本に載せて貰う為持って来たS.20。
 テッド・ケスター:ベアトリスの夫。廃品工場を営む。新しいクラッシャーを購入。
 アルマ:テッドの亡母。毎年テッドの誕生日にファッジ・カップケーキを作ってくれた。しかし、その秘密の材料が判らず、ハンナが知恵を絞る。
 リーア・ケスター:ベアトリスの孫娘。

 パーヴィス:ジョーダン高校校長。
 パム・バクスター:ジョーダン高校の家庭科教師。
 ドクター・ボブ:動物病院の獣医。
 スー:動物病院の人?ビルのポスターを貼ってくれた。
 ディガー・ギブソン:レイク・エデンの葬儀屋。
 ローズ・マクダーモット:カフェの店主。ココナッツケーキで有名。
 ショーン&ドン:ハイウェイの外れにあるガソリンスタンドとコンビニエンスストアの複合店クイック・ストップのオーナー双子。グラント保安官が、リキュール入りのチョコレートを売るなと言って、棚の商品を全部押収した。
 カート・ハウ:レイク・エデン料理本の出版社の編集者。
 ジョン・ウォーカー:レイク・エデン・ネイバーフッド薬局の薬剤師。
 フローレンス・エヴァンズ:レッド・アウル食料品店オーナー。人手が足りない時にだけレジに立つ。レイク・エデンの最長会話記録保持者。
 バートラム&エリー・クーン:ピザ屋バータネリズのオーナー。二人のファーストネームをくっつけてイタリア風の店名にした。イタリア風なのかな。
 ダニエル・ワトスン:レッド・アウル・ダンススタジオオーナー。
 ロッド・メトカーフ:レイク・エデン・ジャーナルの編集長。
 エドナ・ファーガスン:ヘレン・バーセルのレシピ・ティーブレッドのグループリーダー。ジョーダン高校コック長。
 リンダ・グラディン:ティーブレッドのグループの計量係。
 ドナ・レンプケ:ティーブレッドのグループのかき混ぜ係。
 シャーロット・ロスコー:学校で秘書をしている。ヘレン・バーセルのレシピを確認する為に、携帯から電話した。
 ゲイル・ハンセン:ボグルクッキーのグループ。
 イルマ・ヨーク:ボグルクッキーのグループ。タイマーをセットした。
 ガス・ヨーク:セールスの電話に出るために家に居る。セールストークを全部聞いて相手を質問攻めにした後で結局興味が無いと言って電話セールスマンを困らせるのが愉しくて仕方がないと、イルマが言っていたS.77。

 ハウイー・リヴァイン:グラント保安官が死ぬ前の土曜日、ネティは、離婚相談をしに行った。

 ジェリー・マスケラー:グラント家の隣人。グラント保安官が亡くなった日、講習会に出るケイトを学校まで送った後、何人かの友人とボウリングに行った。
 ケイト・マスケラー:グラント家の隣人。グラント夫妻が口論していたのを見た。それを、クッキー・ジャーで、ベッキー・サマーズに話した。ケイトが見た事も無い程ネティは怒っていて「あの人達にここを貸すつもりだし、そうする権利がある。結婚する前にこの二世帯住宅を相続したのは自分だ」と、夫に言っていたと。グラント保安官は「その話はもう聞き飽きたし、お前もいいかげん諦めろ、私があいつらと同じ屋根の下にすむ事などあり得ない」と答えた。
 リッチー・マスケラー:ケイトの息子。十代。その日は、友人達と出かけていたと言っていたけど、それは真っ赤な嘘。
 シェリル・クームズ:娘のアンバーがリッチーとつきあっている。

 ベッキー・サマーズ:ボー・モンド・ファッションで、おいの結婚式に出る為のドレスを三着も購入。
 リディア・グラディン:吹雪のさなかにグラント保安官が車を溝から出すのを手伝ってくれた。

 コルタス神父:聖ユダ組合の集まりの出席者。聖ペテロ・カトリック教会の地階で行われたこの集まりには、ハンナがケイタリングした。
 ブリジット・マーフィー:聖ユダ組合の集会出席者。
 イメルダ・ギーザ:聖ユダ組合の集会出席者。コルタス神父と一緒に暮らす家政婦。コルタス神父の大好物バナナブレッドが得意。
 マーガリート&クララ・ホーレンベック:姉妹。教会のリネン類を管理している。

 チャック・ガンズ:競売人。ハンナに競売人に必要な三つの要素を教えてくれた。一つは数を覚えられる記憶力の良さ、もう一つは聞き取れる限りの早口で喋る事が出来る舌、最後に大勢の人の前で道化者を演じる事が出来る灰色熊のような勇気。ファーガスン家の農場で行われたオークションでは、頭から足の先まで黒一色で決め、黄色い幅広のネクタイを締めていた。自称、曇りの日の自前の太陽。

 ローナ・クーサック:月曜の夜、ファイヤーライト・キャンドル・パーティを開いた。
 ベティ・ジャクスン:マックスのいとこのアシスタントとして、コージー・カウ・デイリーの重役待遇になった。ハーベスト・ゴールドのメルセデスの新車を購入し、ビルの車にぶつけた。新しくつけたパラボラアンテナがすごくて、400以上もチャンネルがある。スポーツだけで25チャンネルあり、ベミッジのリンクでやるカーリングのチャンネルまである。

 ウィニー・ヘンダースン:四人の夫に先立たれ、それぞれの夫との間に二人ずつ子供をもうけ、孫とひ孫が合わせて三ダース近く。第二次世界大戦中に女子野球チームでプレイした事があり、今でも場外ホームランを打てるだろう。バナナブレッドを焼くグループ。
 ジェラルディン・ゲッツ:バナナブレッドの計量係。
 ロリー・クラマー:バナナブレッドのかき混ぜ係かな?
 パッツィ・ベリンジャー:バナナブレッドの材料係かな?
 ドナ・レンプケ:レモン・ポピーシード・ケーキのグループ。

 ウィンスロップ・ハリントン二世:ドロレスが水曜日の夜にワルツを踊った相手。ドロレス曰く、ケネス・ブラナーがもっと年を取った感じ。イギリス人で称号持ちらしい。
 アール・フレンズバーグ:キャリー・ローズとワルツを踊った相手。

 ルーシー・ダンライト:カレンの母。
 カレン:トレイシーのクラスメイト。とても良い子。誕生日に、農場に女の子全員を招いた。
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