2011年2月20日、移転して来ました。
リンク切れ多数あり。修正は一生終わらないかも・・・
頑張る日本の文房具 (「シリーズ知・静・遊・具」編集部編) [雑誌]
頑張る日本の文房具 ジャパニーズ定番ステーショナリーの実力:
ロコモーションパブリッシング:2006年6月10日第1刷発行:(¥1600)
日本の文房具メーカーから、16のメーカーをピックアップし、注目アイテムや定番モデルなどを紹介したムック。
取り上げられているメーカーは、ミドリ、トンボ鉛筆、マックス、パイロットコーポレーション、マルマン、カール事務器、コニシ、コクヨ、ぺんてる、オルファ、三菱鉛筆、リヒトラブ、サクラクレパス、ライフ、オート、日本能率協会マネジメントセンター。
文房具愛好者ならよく知っている・よく耳にするところばかり。
その他、サンスター文具の文具デザイナーさんへのインタビュー、「大阪名品文具紀行」として寺西化学工業(ギターペイント等)、シード(レーダー消しゴム等)、クツワ(マグネット筆入れ等)、カトウセイサクショカンパニー(日本でただ一人残ったセルロイドペン作りの会社)の紹介あり、「日本メーカーが作る日本人のための万年筆」としてプラチナ萬年筆、セーラー万年筆を紹介している。
最後に、文房具TVCMのコーナーもある。
懐かしい商品、知らない商品等々盛り沢山。カラー写真も豊富で楽しめた。
内容に即しつつ思い出話付きコメント
デザインを大切にするミドリ。オリジナルキャラクタのオジサンはつとに有名だよね。私はオジサンよりも動物がいっぱい載っているカレンダを選んだが。すごい目を引くA5スリムノートは、ここに載っていないデザインのを私も買った。(ここの下から二番目の。)
エンボッサーも学生の頃から愛用。公式サイトにはもう載ってない(大昔の物だから)木のマークがお気に入り。エンボッサーとは、こんなの→文房具評論家・土橋正さんの紹介記事。
トンボ鉛筆、ZOOMの万年筆が欲しい。重さが14gしか無いんだって。
マックスと言えばホッチキス。この本では、「神と針の間に起こっていること」と言う図解があって、ホッチキスの綴じ方、そしてフラットになる綴じ方の仕組みが解る!ちょっと感動する。
非常に愛用しているハイテックCコレトのパイロット。まだ三色ボディが出る前で、残念。
マルマンと言えばルーズリーフ。しかし、私がン十年以上会社で使ってきた、A5バインダには、A4コピー用紙を半分に折ったのを使っている。切り貼りする事が多いからだけど、ルーズリーフを買うと言う発想が無かった(苦笑)。
でも注文書に カール事務器のグリッサーパンチ。これを(元)我社に導入したのは私。カルテに綴る為、たくさんの用紙に30穴を開ける必要があり、ネットでずっと調べた結果、このパンチを見つけたのだ。まず職場で使ってみてとても良かったので、他部署に紹介し、多分全館で何十台って買ったと思う。カール事務器はもっと病院に売り込んだら良いんじゃないの(笑)? 本当に有り難かったグリッサーパンチ。
アロンアルファやボンドは知ってるけど、コニシと言うメーカーとは知らなかった。この本では接着の原理が解るし、どんな材質だと接着剤はどれが良いかの早見表が付いてて面白い。発泡スチロール同士を背着するのに勧められてるのが「ウルトラSU発砲用ハイスティック」なのが、ちと恐い(笑)。
コクヨの頁では、巨大工場見学レポートがあります。イラスト付きボルト保管用引き出しが良いな。
ぺんてるのところで紹介されているサインペンは当然知ってるけど、プラマンは全然興味無くて知らなかった。ここに紹介されている海外用のピンクが店頭にあったら、きっと買ってたと思うんだけど。
オルファカッターのオルファは、元は岡田工業と言う名前だったんだ。しかし、カッターは苦手だ、オルファは安全で有り難いと思うけど、ずっとは見てられない。
三菱鉛筆の頁を見ていて疑問が一つ。ドイツでは小さい頃から万年筆を使っていて、滅多に鉛筆は使わないと、この前某TV番組で言っていた。しかしドイツにはステッドラーやファーバーカステルと言う高貴(?)な鉛筆メーカーがあるよね。あれらは、どこで誰が使ってるんだろう。
それと、BOXYは三菱鉛筆のブランドだったんだ。知らなかった~。BOXYのシャーペン、緑色で10番を愛用してたよ~。
リヒトラブ。ここのクリヤホルダ、ラヴ♪すごい綺麗。パンチレスファイルも綺麗。ペーパーファスナーを見ると、好きなだけ使えた小学校を思い出す。
サクラクレパスと言えば社名の画材。でもよく使ったのはクーピーペンシルじゃ無いかな。何かの折りに激しく使った、ピグマが全然載っていないのが寂しい。何十種類もあるボールサインの紹介で手一杯になってる。ボールサインラグジェとかスフレとか、アクアリップ、ムーンライト、ティアラ、キララ、フチドール等々のシリーズそれぞれに5~12色も色があるんだからねぇ。店頭だと、なんだかやたら色が多いくらいにしか思えなかったけど、こうやって比べられると、違いが解ってくる。とっても綺麗だし。
ライフは、紙。学生時分お気に入りだったA4方眼紙と原稿用紙はライフだった。紙の手触りが違った。書いた文字や絵が普段よりマシに見えた。
この本に紹介されているライフのチットブック、面白そう。また日記の製本行程がカラーで載せられていて、興味深い。
オートのニードルポイントは、確かほぼ日手帳のおまけで付いてきた事があったと思う。それはとても書き易かった。その後、水性やゲルに好みが行ってしまったので、ニードルポイントは追っていなかった。
ボールペンの仕組みをおさらいするとして、100倍サイズのモデルが登場している。これ読むと、ボールペンって凄いなっ、あんな小さな所で凄い事やってるんだなと思う。
最後は能率手帳Bindex。使った事無いけど、手帳好きとして興味深く読めた。
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