2011年2月20日、移転して来ました。
リンク切れ多数あり。修正は一生終わらないかも・・・
稀覯人(コレクター)の不思議 (二階堂黎人) [ ナ行 (書籍)]
カッパ・ノベルス ・2005年4月25日初版第1刷・¥876
「手塚治虫愛好会の会長が自宅の離れで殺され、貴重な手塚マンガの古書が盗まれた。しかも犯人は密室状態の部屋から消え失せてしまった!」
(太い)帯の紹介文より。
帯と言うよりも、丈が三分の二くらいのカバーのようなサイズ。その表紙側には、本文に出て来る手塚マンガの古書と謳われる面々が、ずらりと並んでいる写真を使ってある。
この本に出て来る人達ほどマニアでは無いけれど、手塚先生を呼び捨てには出来ず、「おさむ」と入れれば「治虫」と出るように登録してあるくらいには、手塚ファンなわしだ。
この本に飛びつかいでか、と言う訳で。
美青年探偵・水乃サトルと一緒に、失われた手塚マンガの謎を追ってみた。
とりあえず犯人は予感通りだった(笑)。推理じゃ無くて予感ね。
もう少し、犯人の動機を書いて慾しかった。
水乃サトルは格好良かった。あとがきに、他の作品があると書かれてあったので、ちょっと覗いてみようかなとも思う。水乃探偵どころか、二階堂作品初見だったし。
あと、奥付の光文社ノベルス編集部からの「お願い」に感動した。読み返したくらい。
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山口美也子:手塚治虫愛好会メンバー。高校三年生。通称ミャーコ。
終わりの方まで、この子の中心に話が進んでいく。
星城明人:手塚治虫愛好会の会長で、被害者。
高丘重之:副会長で、星城亡き後の新会長。
田中旭:メンバー。通称サクラ氏。古書にちょっとあくどいか。
北島小百合:メンバー。お嬢様。
浜田信江:メンバー。小百合と仲が良い。誰にも内緒で星城と交際していた。
三浦良介:愛好会の初代会長。ミャーコの亡姉の夫。繊細で神経質な収集家。
現在は、群馬県水上温泉のホテルに勤務中。
春山明美:三浦良介の同僚。
下条:大阪の天望屋書店の社長。扇子でぱたぱた仰いでそう。
大河内:非常に評判が悪い古書収集家。ガメツヤと言う渾名だった。
一年前に謎の失踪している。
十姉妹大作:警視庁捜査一課警部補。優しい。
大熊二郎:警視庁捜査一課巡査部長。横柄。
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