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2011年2月20日、移転して来ました。
リンク切れ多数あり。修正は一生終わらないかも・・・

四次元温泉日記 (宮田珠己) [ マ行 (書籍)]

アマゾンにリンクしています。四次元温泉日記

四次元温泉日記

  • 作者: 宮田 珠己
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2011/12
  • メディア: 単行本
筑摩書房:2011年12月5日 初版第一刷発行:(¥1500)

温泉どころかお風呂嫌いな作者の温泉紀行。
段々温泉が好きになっていく様子が面白い。
若い者は温泉とかハマらないだろうと作者はおっしゃっているが、わしは女子高生~大学生の間に、友人としょっちゅう温泉旅行してたよ(笑)。別府、湯布院、地獄、雲仙、小浜とかの(福岡からの)近場ばっかりだったけど。
最初からの目的として、迷路的温泉宿を楽しむと言うのがあって、各章の始めに温泉宿の見取り図(イメージ図と書かれてある)が載っている。それがどんどん綺麗に描かれていくのも面白い。複雑なあまり定規を使うしか無くなったのか。
各々の温泉のエピソードもぬるくて楽しい。否定的と言うか悲観的と言うか作者の立ち位置も微妙だ(笑)。
あと旅の殆どは連れが居て、おおむね男三人旅である。
会社員だった頃の上司・紋さん。年齢は二、三歳違い。会社を辞めて銀座に料理屋を開いたが病気療養の為に閉店。今は旅行しまくっている。
もう一人は会社員時代に知り合ったコピーライターの篠さん。紋さんとはそれ程付き合いがあったワケではなかったのに、篠さん繋がりで再会し、温泉好きな二人に連れられて温泉旅行をする羽目になったようだ。
三人旅と言っても、宿だけ一緒で後は各自自由と言う殆ど一人旅のような感じ。それも面白かった。
この三人の紀行物をもっと読みたいなー。

< タイトルリスト >
序章 なぜこの私が温泉に行くはめになったか
第1章 三朝温泉K旅館
第2章 伊勢A旅館と湯の峰温泉
第3章 奥那須K温泉
第4章 四万温泉S館
第5章 花巻南温泉峡
第6章 秋田H温泉とねぶた見物
第7章 微温湯温泉と東鳴子温泉T旅館
第8章 瀬見温泉K楼
第9章 伊豆長岡温泉N荘
第10章 湯河原U屋旅館
第11章 別府鉄輪温泉Y荘
第12章 九州湯めぐり行
第13章 地獄谷温泉と渋温泉K屋
第14章 下呂温泉Y館
タグ:宮田珠己
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