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2011年2月20日、移転して来ました。
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ソロモンの偽証 3 第Ⅱ部 決意(上) (宮部みゆき) [ マ行 (書籍)]

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ソロモンの偽証〔3〕(第2部) (新潮文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/09/27
  • メディア: 文庫
新潮文庫:平成26年10月1日発行:(¥750)

1990年12月24日深夜、城東第三中学校二年A組の柏木卓也は屋上から落ち、死亡した。
1991年7月20日。城東第三中学の三年生達は「卒業制作」の話し合いの為に体育館に集まった。二年生のクラス毎に分かれ、卒業制作で作る「文集」のテーマを決めようとしている。
柏木と浅井松子が死亡し、三宅樹里は不登校状態、担任だった森内恵美子教諭は退職した元A組では、クラス委員の藤野涼子の提案に騒然となる。
担任の代わりに付き添っていた二年当時の学年主任だった高木教諭は逆上し、やってはいけない事をやってしまい、藤野の母親が学校に来る羽目になる。
そして倉田まり子、野田健一、向坂行夫の四人で、真相調査に乗り出す。
親友・古野章子には断られた。
頭のきれる元副委員長・井上康夫も交渉決裂。
終業式の後、教室で戦力不足を実感しているところに、三年D組担任でバスケット部顧問の北尾先生が勝木恵子を連れて来た。
学校中に知られた不良少女で、大出俊次の元彼女。勝木は、北尾先生に交換条件を出され、それで藤野に協力する事になった。でも彼女はまだシュンジを好きな様子だ。今度の事件を「調べる資格」を誰かに与えられるのは、シュンジ一人だけだと言う。
勝木恵子に連れられ、藤野涼子と倉田まり子は、大出俊次に会いに行く。
野田健一と向坂行夫が来ると大出はまともに話してくれなくなるとの事で彼等は欠席。代わりに倉田は用心棒として、同学年の山崎晋吾を呼ぶ。中学三年生ながら初段の空手家だ。
彼の家は代々空手道場で、祖父が大師範、父親が師範、兄が師範代を務める。一途に空手道に邁進し、学校生活は「付き合っている」程度で親しい友達が居る様子も無い。ただ男子生徒には一目置かれ、女子生徒の一部には熱狂的ファンが居ると言う存在だ。あだ名はターミネーター。
そして、大出との話し合いの中で藤野は、真実を明らかにする為に、大出を被告人とした三年生だけの裁判をすると決意する。
三年生の生徒全員(三宅樹里除く)に裁判の事を葉書で知らせ、参加者を募った。
日程は、準備期間が8月1~14日、開廷8月15日、審理は五日間で、判決言い渡しが8月20日。
7月28日には、藤野涼子は北尾先生と校長室へ行き、岡野校長代理に承認を貰った。北尾先生は辞表預けた。
7月31日登校日、葉書で告げていた募集の日に、三年A組に集まってくれたのは二十人ほどだった。
向坂行夫、野田健一、倉田まり子、勝木恵子は既に陪審員に決定している。
バスケット部エースの武田和利、運動部の花形でモテ男、はOB会に言われて陪審員になりに来た。
高木先生が顧問の将棋部では、高木先生に脅されたのが逆効果で、主将・小山田修が陪審員に参加。
二年D組だった蒲田教子と溝口弥生も、陪審員になってくれた。弥生は二年の時不登校の時期があり、柏木の事が人ごとと思えないと言う。
浅井松子を思う音楽部の山埜かなめ、陪審員。
井上康夫は判事になってくれた。
藤野涼子は弁護士予定だったが、大出俊次の父親の暴力が息子に及び、検事になった。
二年C組のクラス委員だった佐々木吾郎が藤野の助手に立候補し、彼を慕う萩尾一美もそれに従った。
懸案の弁護士には、三年D組の久野が連れて来た東都大学附属中学三年の神原和彦が立候補した。柏木卓也の塾での友人と言う。そして野田健一が、陪審員を離れ、彼の助手に決まった。

まだ裁判は始まらない。
彼等の長いようで短い、調査期間が始まった。
タグ:宮部みゆき
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