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レキシントンの幽霊 (村上春樹) [ マ行 (書籍)]

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レキシントンの幽霊 (文春文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1999/10
  • メディア: 文庫
文春文庫:1999年10月10日 第1刷:(¥419)

七編収録。
「レキシントンの幽霊」
マサチューセッツ州ケンブリッジに住んでいた頃、親しくなった建築家ケイシーの家の留守番をする事になった。
彼はそこで一夜の不思議な体験をするのだが、どうしてそれをケイシーに問わないのか不思議だ。

「緑色の獣」
夫が出掛けた後、突如現れた緑色の獣に求婚された。
とりあえず立って歩くモグラを想像したが、可哀相とは思えない。心の中を覗くなんて。

「沈黙」
学生時代ボクシングをやっていた大沢さんの、たった一度人を殴った思い出。
大沢さんの経験した事を後悔しているのでは無いかと疑う。青木は今どうしているのか。犯人は青木?

「氷男」
氷男と出会った私は、みんなの反対を押し切って彼と結婚した。
南極に行かなければ良かったのに。彼の本質は南極?彼女は徹頭徹尾考え無しだったと言う事か。さなくば氷男と結婚などしていないだろうし。

「トニー滝谷」
れっきとした日本人夫婦の子として生まれながら、トニーと名付けられた彼。父・滝谷省三郎はジャズ・トロンボーン吹きで、太平洋戦争の始まる四年ばかり前に、楽器一つを持って中国へ渡った。終戦後帰国し、昭和22年に結婚。翌年にトニーが生まれ、三日後にトニーの母は死んだ。トニーの名付け親は、省三郎の友人であるアメリカ軍の少佐だった。
と長い父の話は前置きだったのだろうか。しかしトニーの人生を考えなくてはならないだろうか。服の細部以外はどうでも良い印象。

「七番目の男」
その夜、最後の話をする事になった男は、10歳の時の海の思い出から話し出した。
ホラーと言うか百物語っぽい出だし。だが良い感じで終わる。Kは良い子。

「めくらやなぎと、眠る女」
耳が悪い14歳の従弟の通院に付き添う。僕は25歳。診察が終わるのを待つ間に思い出す、友人とその彼女のエピソード。
読んで良かったと思った。これは1983年に発表された「めくらやなぎと眠る女」に手を入れたものだそうで、半分くらいに短くなり筋もちょっと変わってしまったらしい。元のも読みたいが見つかるかな。
タグ:村上春樹
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