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あかんべえ 上 (宮部みゆき) [ マ行 (書籍)]

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あかんべえ〈上〉 (新潮文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/12/22
  • メディア: 文庫
新潮文庫:平成19年1月1日発行:(¥514)

本所・相生町の高田屋は七兵衛が包丁の腕一本で興し、大きくしてきた賄い屋だ。賄い屋とはいわば弁当屋の事だ。江戸の役人や武家屋敷などに弁当をおさめる稼業である。
捨て子として育ち、穀潰しになりかけた所、13歳の時に天ぷら屋のおやじに捕まり、彼に名前を付けて貰い、いわば育て直して貰った七兵衛は、30年以上かかってようやく自分の店を持った。
結婚したのも40歳後半で、出戻りのおさきと言う女だった。
夫婦は子供を持つ代わりに、店を繁盛させ、若い庖丁人を育てる事に熱意を注いだ。
七兵衛が育てた身寄りの無い子供や、ぐれた子供の中で、太一郎と言う子はやがて高田屋の庖丁人となった。
太一郎は23歳で、高田屋の下働きをする二歳下の多恵と結婚した。
二人はすぐに長男を授かったが二歳の時に麻疹で死んだ。その二ヶ月後に次男が生まれたが、おむつが取れる前に死んでしまった。
そのショックにようやく二人が立ち直った頃、三人目の子供を授かった。
これが、おりんである。
七兵衛をおじいちゃんと呼び、すくすくと大きくなったおりんだが、12歳の春、彼女は高熱を出し死出の旅路についてしまった。
だがおりんはそこから戻り、なぜか「お化けさん」が見えるようになってしまった。
太一郎・多恵夫妻は、江戸・深川にふね屋と言う料理屋を出したばかり。
その最初の宴席で、突然抜き身の刀が暴れ回り、座敷は滅茶苦茶に。
誰も見えなかったが、おりんにはその犯人が分かった。
ふね屋のお化けさん達と仲良くなり、なれないのも居て、彼らがどうしてふね屋にいるのか、調べ始めるおりん。
妖しい事が起きたと言う悪評判を逆手に取って、次の白子屋と浅田屋のお化け比べの宴席で挽回しようとするも、またも騒動が起きてしまう。
手伝いに来た料理人・島次にも亡兄が憑いて恐ろしい事を企んでいるし。
ふね屋は本当にもう駄目かもしれん。
おりんちゃん頑張れ!
タグ:宮部みゆき
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