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2011年2月20日、移転して来ました。
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初ものがたり<完本> (宮部みゆき) [ マ行 (書籍)]

アマゾンにリンクしています。<完本>初ものがたり (PHP文芸文庫)

<完本>初ものがたり (PHP文芸文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2013/07/17
  • メディア: 文庫
PHP文芸文庫:2013年7月30日 第1版第1刷:(¥762)

本所深川一帯を預かり、「回向院の旦那」と呼ばれる岡っ引きの茂七。手下の糸吉、権三とともに江戸の下町の事件を解決していく。
彼が屋台で食べる食べ物が美味しそう。
深川富岡橋のたもとに出ているその屋台は、謎多き屋台で、そこも続けて読むとより面白い。
ただの稲荷寿司屋なのに、丑三つ頃まで営業し、それなのに翌日は昼前からもう店を出している
その上、地回りやくざを束ねる梶屋の勝蔵が、その屋台に一切手出ししないのだ。
本所深川の地図が載っていて、どこら辺で起きたかと言うのも分かり良かった。

「お勢殺し」
新年一月16日前後は藪入り、奉公人達が一日暇を貰い、家族の元に帰ったり日頃行けない遊興場所に行って羽を伸ばす日。
女の土左衛門が上がった。担ぎの醤油売りのお勢だとすぐに判明した。父親の猪助と二人暮らしだったが、今は小石川の養生所に入っている。お勢は最近、醤油を仕入れていた問屋の手代・音次郎と懇ろになったらしい。
 犯人と手口はすぐ分かった。女をもてあそぶのは仕方ないとして、金を奪おうと言うのは最低。
すいとんとかぶ汁美味しそう。

「白魚の目」
二月の末、大雪が降った日、奉行所の本所深川方の旦那がたが、このところ増えてきた身寄りの無い子供達の行く末を気にして、大川からこっちの主立った岡っ引きを呼び集め、裕福な商人などから寄付を集めて、子供達のお救い小屋を作ると言う考えを説明した。
そんな時、事件が起こった。とあるお稲荷さんに住み着いていた子供達が五人、お供え物で毒殺されたのだ。
 犯人は、まあそう言う事もあるのかな。
新キャラか?加納新之介23、4歳。若い同心。
白魚蒲鉾って本当にあったんだろうか。

「鰹千両」
五月、鰹の時期。棒手振りの魚屋・角次郎が茂七に相談に来た。日本橋の呉服屋・伊勢屋が、彼の鰹を千両で買うと言ってきたそうなのだ。そこには大きな裏があった。
 双子って噂にはならなかったのかな。
鰹おろして何人前だろう。

「汰郎柿次郎柿」
秋。船宿で男が殺された。犯人はすぐ捕まった。
それより気になるのが拝み屋の坊主・日道。

「凍る月」
師走。河内屋の台所から荒巻鮭が盗まれた。当主・松太郎は丁稚上がりの娘婿で何だか頼りない。台所にいたおさとは行方不明。
御舟蔵裏の雑穀問屋三好屋の息子、10歳の長助こと日道は、おさとが死んだと言うが。
 盗まれた新巻はどうなったのかが気になる。

「遺恨の桜」
桜が咲き始めた春。日道は刺客に襲われた。神田皆川町の伊勢屋で女中奉公をしているお夏は、日道に許嫁を探して貰った事があり、日道を襲った相手に心当たりがあるそうな。
 日道やっぱり少しは見えてるの。
親方の正体がすごそう。火付盗賊改・・・って、すごいのかな。

「糸吉の恋」
菜の花の季節。糸吉は、満開の菜の花畑で出会った娘に恋をした。
 切ないというか。錯乱しちゃうのかー。菜の花あんなに綺麗なのに。

「寿の毒」
静かな正月を過ごし、もう七草の日。熊井町の料理屋・堀仙で客が一人死んだ。
 検視役を務める古参の同心・成毛良衛と言う人が格好いい。
最後が良かった。笑えた。屋台の親父はどんだけ請求したのか。
安川医師は毒と分量を間違えたりするのだろうか。

「鬼は外」
節分。旧暦で、まだ年の内である。小間物屋松井屋の娘お金は、父親がやっていた蝋燭屋を継いだ。小間物屋は兄・喜八郎が継いだが、夏に亡くなってしまった。喜八郎の妻は娘を連れて実家へ帰ってしまった。
お金は、双子だったので養子に出された喜八郎の弟で自分の兄・寿八郎を呼び戻す事にした。ところがやってきた寿八郎は偽物だ。茂七に、それを確かめて欲しいと言う。
 お金が馬鹿過ぎて、後の事は薄れてしまう。久一とおるいが今後はどうなるのか気になるけど、相手がお金だしなぁ。
タグ:宮部みゆき
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