アップルターンオーバーは忘れない （ジョアン・フルーク／上條ひろみ訳）

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アップルターンオーバーは忘れない (ヴィレッジブックス)

• 作者: ジョアン・フルーク
• 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
• 発売日: 2012/10/20
• メディア: 文庫

APPLE TURNOVER MURDER by JOANNE FLUKE translation by Hiromi Kamijo：
ヴィレッジブックス：2012年10月20日初版第1刷発行：（￥820）

お菓子探偵シリーズ第13弾。
六月初めの日曜日。キャリー・ローズとアール・フレンズバーグの結婚式が執り行われた。彼らを送っていったノーマンが、その後何故かハンナによそよそしくなる。
学生時代付き合っていたブラッドフォード・ラムジーはハンナの事を思い出すが、その後で彼は殺されてしまう。またも第一発見者になったハンナ。

シェリーの様子で、原因は何で犯人が誰かは予想が付いたが、そんなに怖い状態にならなくて良かった。ディロンは命の恩人だ。
相変わらずハンナのユーモアを判ってくれるノーマンと、男性的魅力溢れるマイクとどっちつかずのまま。
でもノーマンとマイクの態度がおかしくなってて、ハンナもそろそろはっきりさせるべきじゃないのとか思うけど。
二人もいつまでもハンナと仲良く三角関係にはなっていられないんじゃないか。

ウォールアイ・パイクは、検索してみると、ウォールアイと言う魚が居るので多分これの事じゃないかなと。
スズキ目スズキ亜目ペルカ科ザンダー属の1種の大型淡水魚。ウォールアイの名は、猫のように光を反射する大きな目から来ている。
でも、ただし、ウォールアイを名前に含む種は他にも多いので混同に注意する必要がある。ともあるので、微妙だが。

＜ネタバレ登場人物メモ＞
ハンナ・スウェンセン：主人公。ミネソタ州レイク・エデンの大人気のコーヒー・ショップ兼ベーカリーの「クッキー・ジャー」のオーナー。
モシェ：ハンナの愛猫。

ノーマン・ローズ：歯科医。ハンナのボーイフレンド。冒頭で、母キャリーを空港へ送っていったついでにミネアポリスに三泊し、旧交を温める予定で、カドルズをハンナに預ける。しかし帰宅後はハンナによそよそしくなった挙げ句、巻末で彼のクリニックの新しいパートナーとして女性を連れてくる。
カドルズ：ノーマンの猫。
マイク・キングストン：ウィネトカ郡保安官事務所刑事長。ハンナのボーイフレンド。唐突にハンナはノーマンと結婚するべきだと言い出す。

アンドリア・トッド：ハンナの上の妹。美人。不動産会社に勤務。夫がフロリダに転勤するかもとやきもきする。
ビル・トッド：アンドリアの夫。ウィネトカ郡保安官。マイクの上司。警備会社タキオンから超強力な引き抜きの話が来る。
トレイシー：アンドリアとビルの長女。お手伝いがしたい年頃。
ベサニー：アンドリアとビルの次女。

ミシェル：スウェンセン：ハンナの下の妹。大学生。シェリーと呼ばれるのは大嫌いだが（学校の亀と同じになってしまうと）、ロニーに呼ばれるのはOK。大学に戻るまで一ヶ月、キャリーが居ないグラニーズ・アティックを手伝う事になり、その間ハンナの家に住む。レイク・エデンに戻ってきてから、ブラッドフォード・ラムジーと深い仲になってしまっていた。
ロニー・マーフィー：ミシェルのボーイフレンド。保安官助手。

ドロレス・スウェンセン：ハンナ達三姉妹の母。アンティークショップ「グラニーズ・アティック」のオーナー。高校時代はたくさんの異性と交遊していたらしい。現在も独身者とやもめにモテモテ。
キャリー・ローズ：ノーマンの母。グラニーズ・アティックの共同経営者。アール・フレンズバーグと結婚し新婚旅行でイタリア周遊に出発。
ルアーン：グラニーズ・アティックのアシスタント。

リサ・ビースマン：「クッキー・ジャー」の共同経営者。身長152cmくらい。精力的にハンナの手伝いをしてくれる。未だに目上の人を正式な呼び方で呼ぶ律儀者。閉所恐怖症。
ハーブ・ビースマン：リサの夫。レイク・エデンのただ一人の交通取締官。直属の上司は町長。ラブラドールとジャックラッセルテリアのハーフの子犬ディロンを警察犬にしようと訓練中。手品が得意のアメイジング・ハーブ。
マージ・ビースマン：ハーブの母。息子が結婚した時、家を彼らに譲り、自分はジャックの家で彼の世話をする事にした気の良い人。
パッツィ：おばさん。
ジャック・ハーマン：リサの父。アルツハイマー病患者。

バド・ハウジー：溶接業者。ドロレスと一緒に学校に通った仲。グラニーズ・アティックの為に金属製品を溶接している。今回は足踏みミシンの踏み板と金属の墓地装飾。

アール・フレンズバーグ：除雪車・牽引車の運転手。ドロレスの幼なじみ。父親は双子で、その片割れは母親の姉妹と結婚しているらしい。キャリー・ローズと結婚して新婚旅行へ。

ダグ・クリアストン：ファースト・マーカンタイル銀行頭取。
バスコム：町長。彼のベビーシッターをした事があるドロレスは「リッキー・ティッキー」と呼ぶ。
ステファニー・バスコム：バスコム夫人。今年のレイク・エデン・チャリティー活動の責任者。
ナンシー・シュミット：レイク・エデン・コミュニティカレッジの教授。ドクター・ラブとしてラジオ相談に出演中。

ブラッドフォード・ラムジー：マカレスター大学の教授。詩を教えている。最悪の女たらし。派遣教員としてレイク・エデンに現れたが、ハンナと再会した時にはハンナの事を覚えていなかった。しかし今回ハンナに会った時は思い出していて、ミシェルにも手を出そうとした。チャリティーイベントの一つ、隠し芸大会の司会で殺された。女にだらしないのが原因。

ペリー・コナーズ：ダンサー。ウィネトカ郡チルドレンズホーム育ちの孤児。シェリーは双子の妹。去年ジョーダン高校を卒業してホームを出た。今は奨学金を貰ってコミュニティカレッジに入学し、キャンパス内の高級アパートに住む。家賃は奨学金から出ているが一番狭いユニットで、アパート内の雑事をする事になっている。金曜半日と土曜は、町の補修整備員をして生活費を稼ぐ。
シェリー・コナーズ：ペリーの双子の妹。ダンサー。週末は学生秘書として英文科で働く。実はカイル・ウィリアムソンと付き合っていたが、ブラッドフォード・ラムジーにメロメロになり彼と別れ、ブラッドフォードの子供を妊娠中。

カイル・ウィリアムソン：ブラッドフォード・ラムジーが詩学入門の単位を与えなかったたった一人の学生。二年生。一緒に詩学入門を取っていたガールフレンドがブラッドフォードに夢中になり振られた為、詩学入門を受講する気にならなかった。ジュリアード音楽院で音楽の学位を取っている。妊娠中のシェリーと結婚する事にした。

フローレンス・エヴァンズ：レッド・アウル食料雑貨店主。霊廟の手入れに賛成。

ウィニー・ヘンダースン：三人目か四人目の夫が狩りと釣り好きで、彼の為に、ウォールアイ・パイクの霊廟装飾を購入。

パット・ヴォータ：昔は、ハンナがエデン湖に泳ぎに行く度にボート乗り場から突き落としていた悪ガキ。今はグルメコーヒー会社を経営する実業家。シルバー・ジョーと言う銘柄がハンナのお気に入り。

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