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2011年2月20日、移転して来ました。
リンク切れ多数あり。修正は一生終わらないかも・・・

鏡は横にひび割れて (アガサ・クリスティー/橋本福夫訳) [ カ行 (書籍)]

The Mirror Crack'd from Side to Side:クリスティー文庫:早川書房:
2004年7月10日印刷・2004年7月15日発行:(¥800)

 TVを先に観て、気になっていたもの。
 犯人は、可哀想と言えば可哀想。TVドラマの方は、その原因から同情ばかりしていたけど、原作読むとそう同情ばかりしてもいられない感じ。
周りに迷惑をかけていると言うか。ああいう世界の人間だから仕方無いのかも。

 それはともかく、付き添いのミス・ナイトには困ったもんです。思い込みの激しい人って感じ。そして最後あっさりしてるのも、そういう気性だからか。
アマゾンにリンクされています鏡は横にひび割れて (クリスティ文庫)

鏡は横にひび割れて (クリスティ文庫)

  • 作者: アガサ・クリスティー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2004/07/15
  • メディア: 文庫
<ネタバレ登場人物メモ>
ドリー・バントリー:ミス・マープルの親友。未亡人となり、「書斎の死体」の舞台となった館をマリーナに売り渡し、敷地内の小さな館に引っ越した。
ミス・ナイト:ミス・マープルの付き添いの婦人。ミス・マープルを「年相応」の老人と思って扱っているが。
チェリー・ベーカー:ミス・マープルの通いのメイド。オーブレイ・クローズ16号に夫と住む。黒髪。隣人のハートウェルさんが苦情が多いので嫌っていて、段々新居も嫌になって来た。
ジム・ベーカー:チェリーの夫。金髪の大男。
グラディス・ディクスン:チェリーの知人。ブレンハイム・クローズ16号に住む。ヘリングフォース撮影所の食堂勤務。

マリーナ・グレッグ:映画女優。カルモーを常用していた。ギルクリスト医師曰く「あれで生きているようなもの」。12、3年前、バミューダであった大園遊会で、開会の言葉を述べる役をし、殺されたヘザーとその時会っているらしいが、記憶には無かった。
熱烈に子供を慾しがったが出来なかった。ある医学上の見解によると、子供を慾しがり過ぎるとかえって出来ないとあり、非常に有名なとある医者が、彼女の欲望を緩和する為に養子を貰えと勧めた。マリーナは三人の養子を貰い、その後、念願の懐妊を果たした。彼女は有頂天になったが、生まれた男の子は精神遅滞児で、悲惨な結果を迎え、彼女自身も打ちのめされ、何年も療養所生活をした。子供の父親は前夫イジドール・ライト。子供はそのままアメリカの療養所に居る。ジェースンと結婚したのはその後。
ノイローゼや精神病院、子供に関する事にヒステリーになり、周りの者も口に出せない事項になっている。最初の夫は不動産業者。次は外国の伯爵だか王子だか。三人目は映画スターで既婚者だったロバート・トラスコットと情熱的恋愛結婚をし、彼は離婚を嫌がる前妻ローラ・ブルースターに莫大な扶養料(慰謝料の事?)を払った。しかしロバートには棄てられ、一、二年後、イジドール・ライトと結婚した。

ジェースン・ラッド:マリーナの夫。ダーモットは「容易に推測のつきそうにない人物」と初見で思う。

エラ・ジーリンスキー:ジェースンの有能な秘書。35歳。黒に近い髪。大きな鼈甲縁の眼鏡をしている。仕事は、グレッグの社交関係、公私の色々な約束を処理、グレッグ邸の家事の監督。給料が凄く良い。
ジェースンが好きらしく、その為マリーナに好意を持っていない。マリーナをミス・グレッグと呼ぶ。
毎年、今の時期に枯草熱にやられる。吸入器にシアン化物が仕込まれていて死亡。
ヘイリー・プレストン:ジェースンの助手。
モーリス・ギルクリスト:マリーナの主治医。
ジュゼッペ:グレッグ邸の執事。イタリア人。ピストルで撃たれて死亡。

マリーナの養子1:イギリス人で子沢山で貧乏な母親がマリーナに手紙を書き、一人養育して貰えないかと言ってきた。後のマーゴット・ペンス。
マリーナの養子2と3::一人は避難民の子供で、もう一人はアメリカ人の子供。
長じて、ロッド(生まれつきのんきで、中西部で農場をしている)と、アンガス(マーゴットより年上)。

イジドール・ライト:劇作家。マーゴットからはイッジイと呼ばれる。マリーナの前夫で、たった一人授かった彼女の実子の父親でもある。現在は、再婚してフロリダに住んでいるとの事。

ヘザー・バドコック:野戦病院協会幹事。死んだ。12、3年前、バミューダで野戦病院の基金集めの為の大園遊会で、マリーナと会った事がある(何百人も集まるサインを欲しがる人達の一人として)。
アーサー・バドコック:ヘザーの夫。実は、マリーナの最初の夫。離婚後、名前を変えた。

マーゴット・ベンス:パーティで写真を撮っていた。ロンドンの女性写真家。トットナム・コーロ・ロードから横に入った袋小路にスタジオはある。
肘と角度だけで出来ている(どういう事?)みたいな痩せた、それでいて魅力ある姿態の女性。豊かな黒髪。顔は浅黒く、薄汚れていて、つり上がり気味に眉を描いている。
レーンガーデン・スタジオで、アンドルー・キルプ先生に写真を教わった。実は、マリーナの養子の一人。五歳の時引き取られ、四年間暮らした。
ジョニイ・ジョスロー:豊かな髪にひょろ高い体つきの青年。マーゴットのマネージャーのような仕事もしている。

ローラ・ブルースター:パーティの出席者。アメリカの映画女優。15年前、ロバート・トラスコットの妻だったが、マリーナのせいで離婚させられた。その後すぐに、エディ・グローブス他と二度結婚している。
大きな茶色の瞳で、「今」流行の赤錆色に髪を染めている(フィジー島モードと言うらしい)。
サボイ・ホテル1800号に滞在。
アードウィック・フェン:パーティの出席者。アメリカ人俳優。以前、マリーナと大変親しかったが、最近は何年も会っていなかったのに、突然現れた。ドーチェスター・ホテル二階190号室に滞在。
浅黒い皮膚、がっしりした体つき、分厚い眼鏡の奥の賢そうな瞳、たくましい顎。
ドナルド・マックニール:パーティの出席者。マッチ・ベナムの「ヘラルド・アンド・アーガス」紙の記者。赤毛。
リネット・ブラウン:アリーナが今映画でやっている役の代役。
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