SSブログ
※御注意※
2011年2月20日、移転して来ました。
リンク切れ多数あり。修正は一生終わらないかも・・・

ポケットにライ麦を (アガサ・クリスティー/宇野利泰訳) [ カ行 (書籍)]

クリスティー文庫:早川書房:2003年11月10日印刷・2003年11月15日発行:(¥720)

レックス・フォテスキューが毒殺される。犯人は、浮気している後妻のアディールかと思われたが。

 かの有名な「ポケットにライ麦を」だが初見。有名な物ほど読んでなかったりする。
 これを借りて来た日に、テレビで「ポケットにライ麦を」をやっていて、観てしまった。
しかし読み出すと、途中までは違う犯人になるのかと思った。複雑で面白かった。
 レックスの子供達は、レックスの年上の先妻が、テニスンの「アーサー王物語詩」から取った名前で、パーシヴァル、ランスロット、エレイヌと言う。
これが物凄く目について、気になった(笑)。
だがもっと気になったのがフォテスキューと言う苗字。43頁で警察が話題にするまで、ずっとフォンテスキューだと思っていたよ!
だからその後もずっと、「これはフォンテスキューじゃ無いんだ!」と見る度に思ってしまった(苦笑)。
アマゾンにリンクしていますポケットにライ麦を (クリスティー文庫)

ポケットにライ麦を (クリスティー文庫)

  • 作者: アガサ・クリスティー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2003/11/11
  • メディア: 文庫
<登場人物メモ>
 レックス・フォテスキュー:株とか買ってて大金持ちに見えるがそうでもない。
 パーシヴァル・フォテスキュー:レックスの長男。同じ会社に勤める。
 ジェニファ・フォテスキュー:パーシヴァルの妻。元看護師。パーシヴァルの看護をしていて知り合い、結婚した。
 ランスロット・フォテスキュー:レックスの次男。アフリカに住んでいて、父の後妻にも会った事が無い。美男で名高い。小切手偽造で問題になり会社を放逐された。
 パトリシア・フォテスキュー:ランスロットの妻。貴族。今までに二度、夫と不幸な別れ方をした。
 エレイヌ・フォテスキュー:レックスの長女、末っ子。いつまでも学生気分だと言われる。恋人が居て、遺産相続したら二人で学校を開きたいと思っている。
 アディール・フォテスキュー:レックスの後妻。三十歳も年下。
 ヴィヴィアン・デュボア:アディールのゴルフ友達。と言いつつ、どこのゴルフ場にも居ない。ラブレター奪回作戦。
 ミス・ラムズボトム:レックスの前妻の姉。結構な年で、頑固。人を見る目は確かで、ミス・マープルを家に泊めた。しかし、どうしていつまでも一緒に住めるのか。

 グラディス・マーティン:小間使い。階下の部屋の係。頭が足りない。アデノイドあり。
セント・フェイス孤児院で育ち、17歳でミス・マープルが礼儀作法を仕込んで、世間に送り出した。お屋敷奉公に我慢ならず、カフェに転職。
 エレン・カーティス:ハウスメイド。ひねくれて意地が悪い。
 メアリー・ダブ:有能な家政婦。真っ黒な髪にダークローズの口紅。30歳にはならない。
 クランプ:執事。またも料理人とセット。
 クランプ夫人:料理人。

 ヘレン・マッケンジー:パインウッド・サナトリウムに入所中。53歳。浅葱色の瞳。自費の患者。
20~25年前、レックスと彼女の夫マッケンジーは、アフリカ西海岸の黒つぐみ鉱山の採掘権を手に入れ、試掘に行った。しかしマッケンジーは熱病死し、鉱山は廃鉱に近い物だった為、レックスは帰国した。
彼女は、子供を連れてレックスに文句を言いに来た。その当時、息子ドナルドは九歳、娘ルビーは七歳だった。そしてこのルビーが後のジェニファー。

 ニール警部:優れた刑事。
 アルバート・エヴァンズ:鉱山技師。グラディスが結婚を申し込まれた相手。写真をこっそり撮って、ミス・マープルに送って居たが、残念な事にすぐに届かなかった。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0