新パズルゲーム☆はいすくーる 5巻 （野間美由紀）

ボニータコミックスα：平成19年7月15日初版発行：￥514

case21「暖かい帽子」、case22「さまようジャック・オ・ランタン」、case23「バースデー・トレジャー」、case24「ひな人形が見ていた」、case25「虹と鯉のぼり～He Don't Know Me」の5編収録。

　case21は、家庭科部主催のバザーの話。ミステリ研は、いつも美味しい（文字通りの意味で）思いをさせて貰ってるので、売り子をしている。売り物の三つ編み付きの帽子に目を付けた香月だが、残念ながら売れてしまった。買っていったのは清花先輩。
この話で気になったのは、長髪に三つ編み付き帽子はおかしいって事。駄目なの？長髪の左右に垂らすもんじゃ無いの？
謎の方は、清花先輩の考えた事はすぐ想像付いたけど、面白かった。
　case22は、さすが高校の部活だなぁ。依頼された訳でも無く、もちろん無報酬で、謎を解く団体。私立探偵や社会人探偵、警察等だと、そこらへんに「生活臭」が見えて苦しくなるけど、ここは楽しい学園で、そういう所がクリアされているのが良いね。
　case23、そして楽しいクラブ活動。謎ちょっと盛り込み過ぎか、後半慌ただしい感じがしたけど面白かった。通用門の謎が未だ不明(苦笑)。生徒会室の南ってのは今更描かなくても良いって事？忘れてたよ。
新キャラ・有田恒彦は、濃厚に作ってあると思ったらcase25に再登場。香月と大地が古いキャラだから、今風の有田は競演には違和感あり。いっそキャラ絵を刷新するか、有田方面のシリーズを新築するべきでは・・私的には、前者をお薦めかも。
　case24は、殺人事件を解決する、本格風。面白かった。雛人形の件は、穂波ちゃんが倒したのかと思って、母が元通りにしたと言う考えは無かっただろうか。元通りじゃ無くっても、それっぽく並べる事は出来るだろうし。
それはともかく四歳の穂波ちゃん可愛いー♪そして克彦さんステキー♪「眼鏡くん」だし性格も良いし、克彦さんを何度も出して欲しいわっ！(笑)
　case25、とうとうブログの登場っすよ(笑)。このシリーズの最初の方を考えてみると、なんだか香月＆大地は、何十年も高校生やってる気がするなぁ(笑)。
　最後に、この巻で強く思ったのは、人物の顔ばっかりだと言う事。それも右利きに描きやすい左向きばかり。その点がなぜか気になった。瞳が黒くなくてアミだから、顔が気になるのかなぁ。

新パズルゲーム☆はいすくーる ５

posted with 簡単リンクくん at 2007. 6.25

野間 美由紀
秋田書店 (2007.6)

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