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きみが見つける物語 こわ~い話編 (角川文庫編集部 編) [ ヤ~他 (書籍)]

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きみが見つける物語 十代のための新名作 こわ~い話編 (角川文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2009/08/25
  • メディア: 文庫
角川文庫:平成21年8月25日初版発行:(¥476)

六編収録。
「リストカット事件」by乙一
 春先に起きた連続手首殺人事件のお話。
「GOTH」で読んだ事ある筈だけど、既に忘却の彼方。面白かったがドキドキした。どうも他人の家に忍び込むと言うのが耐えきれない。ものすごいとばし読みしてしまう。森野は確か夜子と言う名前じゃなかったか。とりあえず検索はしない。
「眠らない少女」by高橋克彦
 夜遅くなっても眠らない五歳の娘マキ。あまのじゃくの話をする母・小夜子。そしてなぜか怒り出す父。
えぐい話だったがご都合主義な感じを受けた。
「ぞんび団地」by雀野日名子
 小学二年生のあっちゃんは、両親から虐待を受けていて、くちなし台の人達のようにゾンビになれば、昔の仲良し家族になれると、ゾンビになる方法を模索する。
後半で判る悲しい秘密が切なさをいっそう加速する。面白かった。
「ババ抜き」by山田悠介
 どんな事もババ抜きで決めると言う平山家は、20歳の健太、父・荘太、母・智子、荘太の妹の息子で健太の一つ下の洋平の四人家族。今回決められるのは、82歳の荘太の母の運命・・・。
良い子なのかどうなのか。最悪な一家である。
「愛しい友へ・・・」by赤川次郎
大企業の工場で成り立っていた田舎町で、突然その工場が閉鎖と決まった。働く場を奪われた人々はちりぢりになっていく。女子高生・三屋典子もクラスメートがどんどん減っていき、辛い思いをしていた。いち早く都会へ引っ越した神田家のあゆみは、自分の学校で親友・典子の姿を見かける。
可哀相なお話だが、爽やかでもある。
「目羅博士の不思議な犯罪」by江戸川乱歩
御大のお話はやはり漢字がたくさんでおどろおどろしく面白かった。最初に出て来るのが江戸川氏と言う所からもう面白い。彼が動物園で会った男は、猿は人まねをするから始まるおぞましい話を聞かせてくれる。ビルとビルの間に出来る恐怖の渓谷について。
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